船と音楽の時間
船と音楽を愛する男の日記
1年ぶりの伊藤志宏 トリオシンクレティア tour2023に参加しました。
このトリオは日本の希少種とも言われるラテンジャズコネクションバンドです。
ファーストセットは曲の紹介もなく、始まりました。
これまでのアルバムからチョイスして1,2曲目は
審判と女帝(タレットカードシリーズ)2.A.キルジャー散歩道(錬金術シリーズ)から始まりました。
やはりラテンジャズの音色がみなぎる演奏は
三人の個性あふれる音色と共に吸い込まれていきます。
演奏は白熱を帯びて行き、3人のお年を感じることなく、ヒートアップします。
そして3曲目は前回も演奏している伊藤さんのお気に入り曲「H from C(映画シリーズ)」
は前回よりも変拍子で綴られており、進化しています。
ファーストセット最後は「朧月に欲す」で締めくくりました。
セカンドセットは伊藤さんがかねてより作曲していた、
水と風と土と火の4部作が完成したので、このツアーでお披露目されました。
1.ウンディーネ/ノックターン(水の精の夜想曲)
2.シルクラプソディー(風の正の狂詩曲)
3.グトムエレージ(土の精の哀歌)
4.サラマンドルダンス(火の精の踊り)
4曲共に演奏からはそれぞれの風景を醸し出している音世界は
伊藤さんの素晴らしい才能から生まれてくるものであり、
それに応えることのできる、ベースの坂井さん、
パーカションの大儀見さんならではの演奏でした。
3人の奏でる演奏は演奏後も体にしみ込んできます。
アンコールは爽やかの風による心和む曲でした。
そして前回のライブで購入した、
アルバム"風の旅立ち"の文字にミスがあり、
訂正版を頂きました。貴重な1枚となるか…