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ドイツ潜水艦史 世界の艦船 6月増刊号

2020年06月14日 | 読書
世界の艦船6月増刊号はドイツ潜水艦史です。




ドイツ潜水艦といえば一般的にはUボートとして名前が全世界に知られています、
これまでも沢山の本が出ています、今回は第1次大戦終結まで、第2次大戦終結まで、
大戦後のUボートと3部に分けて一世紀を越える歴史を有するUボートの全容を、ハード、ソフト両面から特集しています。
ドイツ潜水艦は各国と比べて特に先行して製造されていなかったのですが、
国の方向性が決まるとドイツ工業力の品質の高さと優秀は際立っていたことが伺えます、
第2次大戦終結近くになっても新たなる最新潜水艦への新技術導入と建造方法へのチャレンジは現在のドイツ潜水艦が世界をリードしている事が伺えます。
ただし、在来型のみです、原子力潜水艦は除きます。
しかし、現在の潜水艦は「212A」型が6隻のみと少ないのですが、輸出について209型は16か国、72隻も建造されています。
やはり100年以上にわたり建造を続けてきた歴史は他国には及びません、潜水艦建造は簡単でないことはこのことが示しています。
未発表写真ではU505がアメリカ軍に拿捕されて曳航される様子が載っているのです、
これは映画にもなった『U-571』のエンドロールの一部記載されていますが、実際とは違っています。
また、ドイツ潜水艦乗組員についてはあまり書かれていないのですが、カール・デーニッツが大変寄与していると思います、
潜水艦艦長しての経験と運用方法は戦いにおいて優れていたと思います。
特にシーマンシップについては賞賛されることが多く、
大戦後の各国の元潜水艦乗組員のシンポジウムで元アメリカ潜水艦艦長の日本軍への対応について
元ドイツ潜水艦艦長は激怒して詰め寄ったとの逸話があります。
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