ホームページの記載や記憶を中心に書いてみて
不明な部分もあったので原作(新潮文庫)を読んでみました
(まだななめ読みですが…)
映画は作品の世界をわかりやすいように単純化しているようです
原作は善と悪の境目もあいまいで
登場人物は どちらかというと欲望に忠実で痛快でキラキラ(ギラギラ?)した雰囲気があります。
主人公
古き良き時代を思わせるオックスフォードのジョーダン学寮に住む
12歳(11歳?)の主人公
ライラ・ベラクア
両親を事故でなくし唯一の家族で
叔父のアスリエル卿も研究と調査で留守がちである。
とはいえ、ライラは闊達すぎるといっていいほど元気に
ジプシャン族の親友ロジャーらとともに毎日遊んでいる。
ライラたちの世界では
人の魂は分身としてさまざまな
動物の形をしている。
その人自身と切っても切れない大切なもので大人になるとその種類が決まる
これを
ダイモンとよぶ。
ライラのダイモンは
パンタライモンといってヤマネコやオコジョや蛾の姿などに形を変えながら常に傍にいて
よき慰めとアドバイスをくれる兄弟のような感じだ。
背景
オーソリティ(唯一神)を信仰するマジステリアム-
教権が政治文化思想に大きな支配力を持っている。
その有力者が美貌の貴婦人
コールター夫人(二コール・キッドマン)。
対抗するのが実験的神学論の中心地オックスフォードの
アスリエル卿。
支配力を今以上に強めパラレルワールドの存在も否定しようとしている教権から
真理を追求し自由を守ろうとするアスリエル卿やライラたちの戦いが始まっていく。
…と思ったけれど…それほど単純ではないです
発端
この世界にジプシャン族の
子供たちの誘拐という事件が続発している。
またアスリエル卿が北方で
ダストと呼ばれる現象を発見し研究の続行とサポートを受けるためオックスフォードに戻ってきた。
これらには深い関係があり
その解明が第1部の黄金の羅針盤や以下2部3部の謎と解決につながる。
コールター夫人登場
ダスクの研究のため北方に旅立ったアスリエルに居残りを命じられたライラは学寮を訪問した
コールター夫人と晩餐の席で会う。
夫人の高慢だが明快な態度と北方への誘いに心を動かされ学寮を出ることを決めてしまう。
出発の前に寮長が訪ねてくるがその時
黄金の羅針盤-真理計アレシオメーターを渡される。
ライラは世界にたった一つ残っている真理計のたった一人の使い手である。
なぜライラなのかは謎
このことを夫人には秘密にするように言い含められる。
ロジャーのゆくえ
しばしの別れを告げようとロジャーを探すが見つからない。
実は前夜
ゴールデンモンキー(コールター夫人のダイモン)にロジャーとビリー(この子もジプシャン族)は襲われていた。
コールター夫人の館での生活と脱出
社交界や都会のにぎやかさを最初のうちは楽しんでいたライラだが
同じことの繰り返しの毎日に飽きてくる。
また次第に夫人の
高圧的な態度や秘密主義に疑問を持つようになり、夜密かに夫人の秘密の仕事部屋を探索する。
そこで誘拐事件の実行部隊
ゴブラー族を統括していたのはコールター夫人だったことを知る。
このことに感づいた夫人やゴールデンモンキーと真理計の奪い合いになるがパンタライモンと協力して間一髪脱出する。
ジプシャン族の王ジョン=ファーの庇護
夜にまぎれて逃げ出したライラはいったん追っ手につかまりそうになるが
ジプシャン族に保護される。
彼らはもともとアスリエル卿にライラのことを頼まれていてオックスフォードからついてきてくれていた。
彼らと一緒に北方の
スバールバルをめざして船出する。
一方コールター夫人は
スパイフライ(凶暴な探索用機械化スズメバチ…といった感じ)を使ってライラを追跡する。
スパイフライの一匹を特殊な
缶の中に捕獲することができるがもう一匹を逃してしまう。
魔女族の女王セラフィナ・ペカーラ
夜間航海中の船上に姿をあらわした女性。
真理計で彼女のかつての恋人の名前を当てるライラ。(答えは若き日のジョン・ファーです)
会えてよかったといいつつ再び忽然と消えてしまう。
ライラの周りには意味深な行動をとる大人がイッパイ。
北方の港に到着…飛行家リー・スコーズビーとの出会い
船は北極圏に着きそこで野うさぎのダイモンを持つ
スコーズビーと出会う
彼は目的を果たすためなら自分と
よろい熊イオレク・バーニソンを雇うように要求する。
ライラは疑いもせず(?)言うとおりにする
よろい熊イオレクの悲しい過去
イオレクはもともと
白熊族の王位継承者だったが
前王を謀殺した
イオファー・ラクニソンとの戦いに敗れたため
故郷を追われ港町で人間に使役されていた
よろい熊の力の源である
“よろい”を奪われていたために
惨めな境遇に甘んじていたのである
ライラは真理計をつかってその在り処を見つけ
イオレクは
力と勇気を取り戻しライラの力になることを約束した
氷の平原の幽霊屋敷
誘拐された子供たちを捜していよいよ北極圏の
敵地スバールバルへと踏み込むライラ一行
野営地のテントの中で真理計に恐ろしい光景が映った
それは幽霊屋敷のような荒れ果てた小屋で
ライラはイオレクの背中に乗って
周囲には秘密にして雪と氷の世界へ走り出す
なぜ?…真理計が教えたから??
いかにも恐ろしい雰囲気の小屋を見つけた二人(?)だが
ライラは「私が一人で行かなければならない…」と決意する
その勇気を驚嘆の思いで見守るイオレク…
なぜ?
小屋の中には
ダイモンを切り離され無残な姿の
ビリーがいた
力なくうずくまるビリーを救出し野営地へ戻る
歓喜に沸くジプシャン…
しかしビリーはどうなるのか
さらわれるライラ
喜びもつかの間サモエド族の急襲でライラは攫われてしまう
その行く先は白熊族の
現王イオファーのもと
スコーズビーは飛行船で追う。
しかし追放された白熊族のイオレクは命がけでなければ戻ることはできない。
スコーズビーは後ろから来るように薦めるが
イオレクは戦うことが望みと走り続ける
ライラの機転とイオレクの勝利
ライラはイオファーが白熊なのに
人間同様ダイモンを欲しがっていることに目をつけ
一対一の勝負をするよう説得する
イオファーは
ある理由でライラを信じじることにきめて
やってきたイオレクと一対一で戦い始める
スコーズビーさん どこ行った?
ライラの勇気のおかげで
イオレクは闘いぬく!!
白熊族に戻ることができたイオレクとともに
最後の決戦地へ!
さて この後攫われた子供たちへのおぞましい実験施設や
ライラの出生の秘密
大活劇
第2部へと続く船出
などがありますが あまりに長くなったので
(…次回へつづく…)
読んでくださった方ありがとうございます!!

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