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うなずき日記

自分にとって癒されることや、日々の雑感など。福岡市中央区天神の歯医者デス。

鳴る神の少し響みてさし曇り雨も降らぬか君を留めむ 万葉集11-2513

2014-05-23 15:13:40 | 

『秒速5センチメートル』

不思議な響きだったのでなんとなく記憶の片隅にあって

最近、アニメーション映画のタイトルと知りました

凄く美しいと評判の…

近所のツタヤさんで借りて、即、新海誠監督のファンになりました

これはあるものの速度なのですが、その美しさはDVDで確認してみてくださいね!

 

さて

鳴る神の少し響みてさし曇り雨も降らぬか君を留めむ 万葉集11-2513

なるかみの すこしとよみてさしくもり あめもふらぬか きみをとどめむ

 

新海誠監督最新作(2013年公開)『言の葉の庭』

つづけて見てみました。

この万葉集の歌がキーワード

 

昨年、青蓮院で驟雨に留められたのを思い出しました

水煙と細やかな水の帳に囲まれる感じ

 

そろそろ梅雨ですね

 

 

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難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花

2013-02-21 20:51:12 | 

難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花  -王仁 古今和歌集-

 

互いに皇位を譲り合ったのちに即位をした仁徳天皇にささげられたといわれ

現在、競技かるたの開始の際に詠まれる和歌の父母と称される有名な歌だそうです

しかも、大阪の浪速区、此花区はこの歌が由来とか…

いいですね…

母校のある早良区の“早良”も由緒があるらしい…

懐かしい名前が無くなっていくのを淋しいと思っていましたが

探してみれば、きちんと歴史を伝えてくれる地名が残っているようです

ちなみに九州のかるた競技の開始には

『東風吹かば…』と詠まれることもあるということで

久しぶりに太宰府天満宮に、お参りに行きたくなりました

 

さて

まだ蕾の多い梅の花も日一日過ぎてゆけば

満開の春を迎えるでしょう…

その日まで

みなさま、風邪に気をつけてくださいね!

 

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青の青さに… 白い影… ATARU…

2012-06-24 15:57:34 | 

もうすぐ近鉄京都線大和西大寺駅

 

 一昨日のブログで…

引用しようとしていたのは

Swallowtail Butterfly~あいのうた~です

映画 『スワロウテイル』 も

観てみましょう… 

 

今日は中居正広主演のドラマATARUの最終回

毎回楽しみにしていましたが

中居さん、チョコザイくんにしかみえません…すごい!

そういえば

同じ時間帯のドラマ『白い影』で余命を知る青年医師を演じていましたね

土手に寝転んで青い空をみていたシーンを忘れられません

セリフはなかったけれど

架空であるはずの人の心が、ものすごく伝わってきました…

 

青い空が見たいけれど

今、窓の外は大雨です

みなさまも、お気をつけて!

 

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雪のうちに春は来にけり鶯のこほれる涙いまやとくらむ   -藤原高子-

2012-06-08 08:52:20 | 

 

最近、藤原高子の直筆をみました

 

清和天皇のお后さまになられた方ですが

私にとっては

在原業平ゆかりの女性…かけおち?略奪愛?の美女という印象

 

陽明文庫に残るその直筆は

恋文でも歌でもなく

父母と夫のための経典でした

その人が触れて心を尽くした一文字一文字を直接目にすると

感慨深いものでした

 

さて、今の季節とは異なりますが

この二条の后高子の歌が古今和歌集に残っています

華やかで、なおさら波乱の人生を送った人だけに

歌の意が十重二十重に感じられるのです

 

ほどけない気持ちをかかえたまま、ひとり季節に取り残されるさみしさと

それでも、どこか、やわらかなあきらめと

 

雪のうちに 春は来にけり 鶯の こほれる涙 いまやとくらむ

 

まだ雪も残っているうちに世は春に…

あの谷間で啼いていた鶯の凍った涙も、もう溶けてしまったのだろうか

 

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春風の 花を散らすと見る夢は 覚めても胸の さわぐなりけり  -西行-

2012-04-08 09:22:41 | 

 

春風の 花を散らすと見る夢は 覚めても胸の さわぐなりけり  -西行-

 

 

舞鶴城の桜

前夜のにぎわいが幻のよう

春風というにはすさまじい風の中で

薄明かりに浮かぶこの桜も

この一瞬の季節も

幻のように

 

 

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草の戸も住替る代ぞひなの家 旧暦3月3日です!

2012-03-24 20:00:09 | 

奥の細道の序文

月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也

有名ですね~学生時代を思い出します

この文章の末尾に冒頭の句が続きます

別に

草の戸も住み替る世や雛の家

 

雛飾りで祝う、

それだけで草庵が華やかな彩りにつつまれているようです

旅立つ芭蕉の一行と幼い女の子たちの笑い声

季節感があふれていますね

 

桜の蕾も色づいてきました

来週あたり開花宣言!でしょうか…

 

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さくら花ちりぬる風のなごりには水なき空に波ぞたちける ― さよならさくら ―

2011-06-17 22:33:08 | 

 

さくら花ちりぬる風のなごりには水なき空に波ぞたちける  ―古今89 紀貫之―

桜花が散ってしまった風のなごりに、水のないはずの空に波がたっている…

  

散ってしまった桜をしのぶ歌。 

 

“なごり”には“余波”という意味もあるそうです。

余波と詠み、さらに水があるわけのない空を“水なき空”と続け

さらに今眼前にはない散りゆく花びらを“水面に立つ波”と表現する… 

 

もはや目に見えない虚像の桜花だからこそ

ことばの矛盾によって、どこまでも追いかけようとする歌

―新版 古今和歌集 高田祐彦― 

 

桜を惜しむには、すこし季節外れですが

この十数年春の訪れを告げていた桜の木が無くなってしまったのです。

4月に書いたブログの冒頭の写真にとりあげていました。

http://blog.goo.ne.jp/dan-km/e/bed404a9a65bf5d157a0c3ba7bc320cb

 

今年初めて撮影していたのでした 。

さよならさくら…ありがとう…

 

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かずかずに思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨は降りぞまされる

2010-07-05 08:24:01 | 


毎日、すっきりしないお天気が続きます
降るべき時に降ってくれないと困ることも多いので…
梅雨時が過ぎるのを待つしかないのかもしれません…ね

さて、冒頭の歌

かずかずに思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨は降りぞまされる
                        -古今705 在原業平-

「雨が降ってきたから会いに行けるかどうか…」という手紙をもらった女性の代わりに
業平が返した歌と言われています
「私のことを思ってくださっているのか、そうでないのか…」問うこともできず
我が身を占うような雨はますます降りつのっています…

「言い訳でしょ!!!」というツッコミ…ですか…
趣がありますね…現代とは大違いかも…と思いながら
問ひがたみ…聞くに聞けない…聞くのがこわい…のは、今にも通じる心かもしれません…


このお話(伊勢物語)の結末は…?
歌をもらった彼は、ずぶ濡れになりながらも会いに来たようです


それにしても…
出不精になるのもわかる雨の毎日ですね…


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花は散りてその色となくながむればむなしき空に春雨ぞふる

2010-04-12 08:00:00 | 
小田原造幣局の桜

花は散りてその色となくながむればむなしき空に春雨ぞふる
                   -新古149 式子内親王-

低く垂れこめた曇り空と花の境は見紛うようです…

斎宮として内親王として生きた式子内親王の歌
実際、その視線の先には色もない虚な空が広がっているのでしょうが
春雨の空は容易に花を思い出させるように思います
幾度も花を待ち、愛で、散り際を惜しんだ人にとっては

目の前に咲いていても、そうでなくても
刻まれた花影は(心は)消えることはないと

たぶん、願いもこめて



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なれなれて見しはなごりの春ぞとも などしら河の花の下かげ

2009-12-22 19:43:44 | 

なれなれて見しはなこりの春そとも 
       なとしら河の花の下かけ
               -飛鳥井雅経 新古今1456-

いつもその場所にあったのに
あの時見た春が最後の別れになると
どうして気づかなかったのだろう…


蹴鞠の名手でもあった飛鳥井雅経
毎年のように訪れていた最勝寺の蹴鞠の庭の四方にあった桜の古木が倒れ
異なる木に植え替えられたときに詠んだ句。

『桜の木』の歌ではありますが
季節は春ともいえるし、冬枯れの今頃とも…
もう心の中にしか咲かない桜…名残の花…

この歌を知ったのは
12月3日放送の日曜美術館『根津美術館の至宝~救われた日本美術~』の中。

今秋、新装された東京青山の根津美術館http://www.nezu-muse.or.jp/index.html
名品のひとつ『花白河蒔絵硯箱』
この歌意が意匠として取り入れられているということ…

来年の9月まで続く新創記念特別展の最終期間において
応挙の『藤花図屏風』と共に出展されるそう
訪ねてみたいです…ね

なこり…名残…
そのときには気づけなかったことは多いのかも…
でも、名残のない心は、もっと寒々しいものかもしれません

年の暮れのあわただしいさなか、ふと一年を思い返して…

みなさまは、いかがですか?

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