今日は、ロンドンオリンピックの開幕。
ですが、我が家の一大イベントの日でもありました。
「上棟式」は本来、棟上げまで工事が終了したことをよろこび、
神様に感謝し祈祷する儀式です。
ただ、現在では、
施主が棟梁や職人さんたちをもてなす意味合いが強くなっているそうです。
地方地域で風習やしきたりもあり、一概には言えないものの、
必ずしなくてはならないわけでもなく、最近では省略する家も多いとか。
当然私達にもその選択肢もあったのですが、
自分たちの家を建ててくれる人たちに実際に会い、きちんとお礼を言いたい、
という気持ちもあり、
工務店さんのアドバイスに従って「略式」で行うことにしました。
朝、作業が始まる前に、
家の四隅に棟梁がお酒、施主が塩と米を撒いてお清めし、上棟の安全を祈願します。

施主挨拶のあと、お神酒で乾杯(作業前なので口つけるだけです)。
そのあと、大工さんたちに赤いタオルを配っているあたりからクレーンが動き始め、
いよいよ作業が始まりました。
お昼は仕出し弁当を準備しました。

このほか、10時と3時に冷たいお茶とおやつを差し入れ。
中で飛ぶようになくなったのは「梅干し」でした。
今日も容赦ない炎天下、皆様本当にありがとうございます。
見に行くたび、どんどん組み上がって行く様子は壮観です。
(朝)
(10時頃)
(3時頃)
夕方、工事終了後にいよいよ「上棟式」。
今後の工事の無事を祈願します。

今回は餅撒きや直会(なおらい)は省略、ご祝儀をお渡しして一日終了です。
大工さん達はベテラン揃いで、手際よくしっかりと作業が進んだようです。
猛暑の中、本当にご苦労様です。ありがとうございます。
これまでも勿論、工務店さんの営業や設計の方々とは
数えきれないほど打ち合わせを繰り返してきましたが、
こうして実際に工事に携わってくださる人たちにお会いし、
目の前でみるみる建ち上がっていくのを見ていたら、
なんだか涙が出そうになりました。
略式とは言え、やはり上棟式をして良かったです。
様々な人たちのおかげで、今の、そしてこれからの自分たちがあるのですね。
自分たちの家に住める幸せが、どんなにかけがえのないものであるか、
先週、東北の町で深く思い知ったことを、今日改めて噛みしめる思いでした。
感謝の気持ちをけっして忘れずに、これからも家造りを進めていきます。