My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

四国〜岡山 美術館巡りの旅 ②倉敷編

2018年08月15日 | Leisure
倉敷での宿泊は美観地区真横の老舗ホテル。ロビーには棟方志功の版画大作が飾られています。



直前なのに予約ができたのは、おそらく先日の豪雨の影響でキャンセルが出たせいではないかと。伺ったところでは、倉敷の美観地区に関しては大きな被害もなく、
施設もお店も通常通りの営業ができているとのことですが、
やはり普段の夏休みにくらべると人出は少なめのようでした。

時間も遅くなったので夜はホテル近くの居酒屋さんにて簡単に。
地元のお酒は外せません(^^)




翌朝はホテルレストランでビュッフェ(地元の食材中心に品数も多くて美味しい!)の朝食、
のんびり楽しんでゆっくり出発。
倉敷川沿いをぽとぽと歩いてこちらへ。



我が家では、ふたりで一緒に美術館へ行っても、ずっと一緒に見て回ることは殆どありません。
大原美術館は2度めなので、
4棟の展示館をじっくり見学するにはそれなりの時間が要るとお互いよくわかっており、
待ち合わせの場所と時間を決めてさくさく解散(笑)



私は本館と分館をメインに。
特に本館は、ギリシャ建築のような外観、吹き抜けの階段、
天井高く、壁面がぐるりと大きな絵画に埋まった豪奢な最初の展示室、
エル・グレコ「受胎告知」が浮かび上がる薄暗い特別展示室、
建物の横幅はこの7枚の連作の幅から決まったと言われる、フレデリックの大作のある展示室、
もうどこをとっても大好きで、ぐるぐると2周してしまいました。
学芸員お薦めの1点をフィーチャーするコーナーが、ちょうどユトリロだったのも嬉しかった。



分館では彫刻作品や現代の作品たちを。
前庭のイサム・ノグチの作品を見たときは、昨日の今日だったのでより身近に感じられました。



大原美術館を出て、美観地区をすこし散策。
強い日差しに、白壁と木々の緑が鮮やかです。が、とにかく暑い!
「アイビースクエア」のレストランで遅めのランチをとることにしました。



クラシカルな雰囲気の素敵なレストラン。
地元のお魚を使ったちらし寿司は目にも舌にも麗しく。暑いので地ビール付。





お腹も満ち、すっかりリフレッシュできたこのあとは、
引き続き美観地区にある商店街をひやかしたり、
市立美術館に涼みに入って地元ゆかりの絵画や写真作品を鑑賞したりしつつ、駅へ向かったのでした。



2日間でしたが、
美術館をまわる、という明確な(?)目的もあり、充実して楽しい旅でした。
今回時間切れで行かれなかった美術館もあり、
ちょっと遠いけれど行ってみたいちいさな美術館もあり、
いつかまた機会を見つけて、改めて足をのばしたいと思います。
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四国〜岡山 美術館巡りの旅 ①四国編

2018年08月14日 | Leisure

真夏の週末、ちょっと足をのばして来ました。
まずは博多から新幹線に乗り、福山で乗り換えて新倉敷まで。



・・ふつうの新幹線に乗るつもりだったのですが、いきなりピンクのこだまが現れて仰天。
JR西日本の企画列車に、ちょうど乗り合わせてしまったんです。
1号車は客席がなく、壁じゅうキティちゃんだらけの撮影スペースとキティグッズ売店、
他の車両もあちこちにキティのイラスト満載で、正直ちょっと落ち着かない私(涙)
福山〜新倉敷間の短い時間で個人的にはよかったかも(JRさんごめんなさい)

と、気を取り直して。
新幹線を降りたあとはレンタカーを借りて、四国を目指します。
瀬戸大橋を渡り、香川うどん県に入ったところでまずは腹ごしらえ。



予想よりコシは控えめでしたが、甘辛の出汁が美味しかったです。


ここからほどなくして丸亀市に入り、JR丸亀駅前にあるこちらが本日最初の目的地。

◯丸亀市猪熊弦一郎現代美術館MIMOCA


丸亀市ゆかりの画家・猪熊弦一郎氏の作品をあつめた美術館。
JR駅前ロータリー横にこんな大きな(しかも個人名を冠した)美術館があるのは全国的にも珍しいそうです。
美術館パンフレットによれば、「立地から理念、建築、調度品に至るまで丸亀市と猪熊とで協議を重ねてMIMOCAが形作られていきました」
インパクトのある、でも心を引き寄せられるようなエントランスのモダンな建物です。

フラッシュを使用しなければ撮影可、とのことで、展示室の風景を。
高い天井、吹き抜けなど開放感のあるほっとするような空間です。





猪熊氏の作品をこんなにまとめて鑑賞するのは初めてでしたが、
いわゆる「現代美術」にありがちな強すぎる自己顕示よりも、
やわらかく優しい視線、さりげないユーモア、その影から滲み出る情熱が温かく魅力的でした。
そして、作品の持つ力はもちろん、
それらをあつめ、管理し、運営する方々が作品と美術館を大切に思う気持ちの結集が、
この美術館の活気と明るさにつながっているような気がします。
こんな場所が近くにあったら素晴らしいですよね。
今年(2018年)12月から2020年3月までは休館予定とのこと、
その前に訪れることができて本当によかったと思いました。


丸亀をあとにして、次は高松市牟礼へ向かいます。

◯イサム・ノグチ庭園美術館


以前、評伝を読んだときから、いちど来てみたかった場所。
見学には事前の予約が必要なのですが、我々の予定が決まったのはほんの直前だったので、
ほぼあきらめていました。
が、幸運にもこの日は「大変多くの予約希望をいただいたため、通常の倍受け付けて、
2グループに分かれて見学していただくことに」してくださったそうで、
私たちも滑り込むことができたようです。


(撮影許可はこの場所のみでした)

「この地が未来の芸術家や研究者、そして広く芸術愛好家のためのインスピレーションの源泉になることを強く望んでいたノグチの遺志を実現したもの」との解説。
大きなサークル状の庭の中にノグチ自身が置いた彫刻作品の数々、展示蔵、イサム家。
作品鑑賞の場としてももちろん素晴らしいのですが、
大空のもと山々を臨み、風が渡り、簡素で静かな環境、
実際にこの地に身を置くことで、作家の魂にすこし寄り添えた気がしました。


帰りはふたたび瀬戸大橋を渡り、本州へ。
夕刻のおだやかな瀬戸内海です。

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九州交響楽団 第367回定期演奏会

2018年05月26日 | Music
2018年5月25日(金)午後7時開演
アクロス福岡シンフォニーホール

カーチュン・ウォン(指揮)
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)*

モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調*
ストラヴィンスキー:葬送の歌
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
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(九響facebookより)

今回、ステージの下手(しもて)から、
第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、チェロの後ろにコントラバス、
ヴィオラの後ろにハープとピアノ、という九響では比較的珍しい配置にて。

前半は何と言ってもクラリネット。
幾度となく耳にしてきたこのモーツァルトの名曲ですが
これほど美しく、しなやかな演奏を聴くのは私は初めてだったかも。
ダニエル氏(ご兄弟も奏者なのであえてお名前で)の演奏は軽やかで自由な風のように、
そこにあるものを自然に取り出して見せてくれた、とでもいうような、
爽やかで心地のよい時間でした。
オケも緻密ながら柔らかく安定した演奏で寄り添い、この演奏を客席で聴けたこと、幸せです。


アンコールに即興でソロを。
この日の客席には、制服姿の若者の姿もたくさん見かけましたが
彼の演奏を目の当たりにして、人生変わっちゃった学生さんもいるかもしれません。

さて後半、火の鳥。
前半から引き続き、細部までよくまとまり、
終盤まで緊張感が途切れることなくメリハリのある熱演になりました。
弦のソロもそれぞれ素晴らしかった(チェロ美音でした!)けれど、
管パートの皆さんの活躍には特に目を(耳を)奪われました。
白眉は子守唄でのファゴット。
神秘的な妖しいメロディが静かに優しく奏でられるのですが、
この方の音はどこかいつも温かくて、心にじんわり沁みるのです。
演奏後のカーテンコールでも最初に讃えられ、客席だけでなくステージ上からも万雷の拍手喝采でした。
終演後はこのほかにもステージ上あちこちでお互いに讃え合う様子が見られ、
客席だけでなく奏者も充実感ある良い演奏会だったんだなと、こちらも感激を新たにしました。

カーチュン・ウォン氏は私は初めて接する指揮者でしたが、
的確でわかりやすい指揮をされる方です。
九響フェイスブックによれば、細かく確認しながらの丁寧なリハーサルだったそうで、
その効果か、本番は一体感があってバランスの良い、安定した演奏でした。
指揮者の表現したい曲想、抑揚をオケが細部まで落とし込んでいるようで、
こういう演奏、私はとても好きです。
九響ととても相性が良さそうだったので、ぜひまた振りにきてほしいです。

終演はいつもより少し早めの20時40分くらいでしたが、
おさまらない熱気に夜風が気持ちよく、天神中央公園を横切って帰りました。
来月の定期は、バーンスタイン生誕100年、ドビュッシー没後100年を意識したプログラム。
これもまた楽しみです!
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広島〜出雲の旅 広島編

2018年05月06日 | Leisure
今回広島は、出雲への中継地としての位置付けだったし、
昨年もこの時期に来ているので観光や見学の目的はなかったのですが、
私は行きたい場所がひとつだけありました。

ひろしま美術館


コレクションが私の趣味ど真ん中なんですよね。
以前シャガール展で好きになった絵に再会できたのも嬉しかったし、
黒猫が塗りつぶされた名高いゴッホ「ドービニーの庭」は初鑑賞。印象的でした。

そして、今回初訪問して感じたのは、
平家の造りや中庭の配置にホノルル美術館を思い出すところがあって、初めて来たような気がしないのです。
コレクションだけでなく建物にも愛着を感じる美術館。
広島に、大好きな場所が見つかりました。

ところで、この前に夫のリクエストにより現代美術館へ行ったのですが、市電に乗りました!
(乗車料金はICカードで支払えるのですが、福岡市営地下鉄の「はやかけん」が使えました^^)



広島市現代美術館では企画展のほか、
女性アーティストの作品を集めたコレクション展をやっていて、
遠くから見てもそうとわかる草間彌生氏や、これまたインパクト抜群のオノヨーコ氏も。
若手の大きな作品の展示もあり、個人的には写真作品が印象的でした。


建物かっこいいね、と話していたら建築設計黒川紀章氏だそうです。なるほどー。


さて、広島では美術館以外に訪問したのは食べ物屋さんくらいだった私たち。
でもどこも印象的だったので、こちらでご紹介しておきます。

初日の夜、レンタカーを受け取ったのはもう9時ごろだったのですが、
「これからでも食べに行かれるところ」と探して行ったこちら。



ちょっとアジアな雰囲気でした(^^)
お好み焼きは多少大味だったけど、お腹空いてたので嬉しくいただきました。
鉄板目の前で食べるのも雰囲気あって良いですね。

二日目の夜は、牡蠣料理で有名な「かなわ」の駅ビル店へ。







旅先でもあるし、時期的にも生牡蠣は諦めましたが、
カキフライ、鯛釜飯、そして広島のお酒で私は満足☆

そして最後の日、新幹線に乗る前に、
やっぱり並んでも食べたいよね、ということで。



凝縮されたキャベツと麺、ジューシーなのに香ばしくて、美味しかったです。


福岡から出雲へは直接だと行きにくいのですが、
広島経由したら楽しいこと美味しいものもたくさん増えて、とても有意義な旅になりました。
東京在住時代にはあまりご縁のなかったこちら方面ですが、
美術館などアートスペースが多いのもこの方面の楽しいところ。
次はどこへ行こうか? と興味津々です。
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広島〜出雲の旅 出雲編

2018年05月05日 | Leisure
島根県の出雲大社へ行ってきました。

連休中とあって混雑が予想されたのですが、
福岡から直行する場合、時間的にその混雑を避けた移動がしにくいです。
で結局、休前日の夜に新幹線でいったん広島まで行き一泊、そこでレンタカーして、
翌朝出雲へ向かうことにしました。


この日のお供。◯ズキの車は初めてです。

広島を朝6時に出発。あいにく小雨ぱらつく曇空でしたが、途中渋滞もなくドライブは快適。
海側を少し走りたい、ということで早めに高速を降りて、日本海沿いの道を通ります。



曇天・強風・荒海、イメージ通りの日本海!(←2時間ドラマとかの見過ぎ ^^;;)
でも、なかなか絵になる。。車を停めて、強風に飛ばされそうになりながらの撮影タイム。

ここからほどなく出雲大社。遠回りしたけど9時半には到着です。
至近の駐車場から満車になるので、少し離れた道の駅横に停めて歩きました。



国宝の御本殿は見学不可ですが、
迫力の大注連縄の拝殿を始め、点在する社や門などをひとつひとつ見学。
人も多いけれど、境内が広いのであまり気になりません。


大国主命の像や、


神様のお遣いであるウサギの石像もたくさん。うーん、ウサギ可愛すぎる。

さて、参拝を終えるともうお昼前。朝も早かったのでお腹が空きました。。
出雲へ来たらやっぱり出雲そば。
お店たくさんあって迷いますが、知人に教えてもらった店の中からこちらへ。
大社からは少し歩きますが、この頃には空も晴れていたので余裕です。
ちょっと並んだけれど、30分くらいで入れました。

☆かねや


三色割子、三段。



もっちり食感のおそばに甘めの出汁が美味しくて、蕎麦湯まで堪能。
あっという間に完食してしまったので、もう一、二段増やせばよかったかも(^^)

お腹が落ち着いたところで、こんどは私のリクエストでこちらへ寄りました。

☆島根ワイナリー


ワイナリーといっても、道の駅のような位置付けでもあるようで、
大型観光バス対応の数百台分の駐車場のある大きな施設です。
私は運転しない(できない)ので、夫には申し訳ないと思いつつ試飲コーナーへ。
無料試飲だけではものたりず、ワインバーの有料試飲(@500円)で
瓶内二次発酵の泡まで頂いちゃいました。



これがフルーティな香りと柔らかな味わいで、余韻もすっきり、美味しかったです。
出雲大社の近く、という場所柄、こんなネーミング(^^)
結婚披露宴での乾杯とかに良いですね。

このあと、宍道湖畔を回り込んで松江の「島根県立美術館」へ。
我が家は旅先で、こうした地元の美術館に行くのが好きです(地味だけど)。
美しいと評判の日没時間まではいられませんでしたが、
ガラス張りのロビーからキラキラ光る湖面を眺めつつ、
地元ゆかりのアーティスト作品も多いコレクション展をのんびり鑑賞して、気持ちゆったり。



美術館前、宍道湖畔には一列に並んだウサギたちが。
前から2番目のウサギをなでるとご利益があるんだそうです。

さて、この日の予定はこれでほぼ終了。
車を返しに、また広島へ戻ります。
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