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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

11月のワイン講座@シェ・クドウ

2011年11月17日 | Wine
テーマは「PINOT-NOIRを知ろう」。
一旦「極めよう」と書きかけた先生、
いや、何十年飲んでも極めるなんて出来ない、と思い直し「知ろう」と書き直したとか。
今回も4つのグラスを飲み比べます。

ワインリストはこちら。

(a) Bourgogne Hautes-Cotes-de Nuits Cuvee Maelie 2008
 

(b) Nuits-Saint-Georges Au-Bas De Combe VV 1999
 

(c ) Chambolle-Musigny Les Athets 2004
 

(d) Vosne-Romanee Vigneux 2006
 

造り手はすべてJean Tardi。
自然な凝縮感がある上質なワインを生み出すと評されるトップドメーヌで、
近年は息子であるギヨームにワイン造りが受け継がれているのだそうです。

まず最初に、皆でコート・ド・ニュイ地区の位置関係を復習しました。
今回のリストの中では、ニュイサンジョルジュ(b)がいちばん南だと確認。
その北側が(d)ヴォーヌロマネ、もひとつ北が(c )シャンボールミュジニーです。
こうした位置のヒントと、もちろんヴィンテージ、そして
先生がWEBから読んでくれた情報が(私の唯一の)拠り所になります。曰く、

(b) 「黒スグリ、香ばしいオークのグリエを感じ、またミネラル分が豊富え石灰、鉄、そして肉などのニュアンス」
(d)「イチゴ、フランボワーズ、切り花ではなく野性味のある薔薇、樽から来る上品なグリエ、上質なタンニンを感じる」
のだそうです。うーん。

一方、4つのグラス、私の個人的な印象は・・。


(1) 透明度のある赤、フルーツのストレートな酸味、生き生きとフレッシュな印象。
(2) 外観はだいぶ落ち着いた色合い。
 序盤は焦げたような苦みが強く、温度が上がるにつれ徐々に弱まり最後は丸く柔らかい。
 余韻に嫌みがなく、上品。
(3) 色合い、序盤の味わいとも(c )と似た印象。序盤少し塩っぽい印象もあったが徐々に消え、
 最後までタンニンの存在感が強く、どっしりした骨格をいちばん感じます。
(4) 透き通る綺麗な赤色は(a)よりわずかに濃い感じ。酸味と苦みのバランスが良く、
 色の割に力強さを感じました。

ヴィンテージのヒントもあっておそらく(1)=(a)、(4)=(d)、
そこまではすんなり予想したものの、どうしても(2)(3)の区別がつきません。
ミネラルの印象は最初(3)のグラスが強かったのですが、
温度が上がるにつれ消えてしまったような。
また、当初あっさりした印象だった(3)がどんどん重く苦くなっていき、
逆に開いて来た(2)はまろやかに柔らかくなっていくのです。
酔いも回って来てますます混迷状態に陥るオミソな私でしたが、
迷うのは優秀なクラスメイトの皆様も同じだったようで。。

回答はまっぷたつに割れ、結局正解は、
(1)(2)(3)(4)=(a)(b)(c )(d)


私は画像いちばん下。
最後まで迷ったけれど、最終的にはなんと珍しく正解できました(^^)
ものすごーく久しぶり。
素直に嬉しかったです。

答え合わせのあとは、先生特製の「もつ鍋」を皆で囲み、
わいわい賑やかに夜は更けて行くのでした。


また来月、皆様よろしくお願いします!

10月のプレジール会

2011年10月22日 | Wine
別府(べふ)のワインショップ、シェ クドウにてプレジール会。
直前で日程が変更になったおかげで(逆に)参加できることになりました♪

テーマは「Grand Vin de Bourgogne, Chambolle-Musigny 」
ワインリストはこちらです。

(a) Chambolle-Musigny Premier Cru Les Charmes 1996 Domaine Ponsot


(b) Chambolle-Musigny 1997 Louis Jadot


(c ) Chambolle-Musigny Premier Cru 1998 Courtier Selection


(d) Chambolle-Musigny Premier Cru Le Combe D' Orveau 2009 Domaine Anne Gros



グラスは左から(1)(2)(3)(4)、


個人的な印象は・・

(1) 外観は濃いめの赤、土色のニュアンス。
序盤はアタックに強い酸味、口に含めば柔らかいフルーツの甘みも感じられます。
芯は強いけれどたおやかで優しいワイン。
(2) 外観は褐色がかった赤色、ディスクは厚めで比較的淡い色。
酸味は薄く、草っぽいニュアンス。
味わいは淡白でフラットなイメージです。
(3) 外観は(2)と似て褐色系の淡い赤色、ディスクは厚め。
けものっぽい香りが印象的。タンニンや酸味は控えめです。いちばん美味しく感じました。
(4) 濃い赤紫のニュアンス、透明度は低め。
歯裏に膜を感じるような若いタンニンの印象と粉っぽさもあり若さを感じますが、
丸みある酸味と落ち着いたタンニンのバランスもよく、これはこれでなかなか美味しいです。

(4)がダントツで若い2009年の(d)、ほぼ確定として、他の3つを考えます。
それぞれ一般的な特徴として
(1)ポンゾはしっかり骨格を感じる印象、(2)のルイジャドは柔らかい印象、と聞き、
自分が感じたグラスの印象に当てはめて考えてみます。
が、いわゆる一般的な特徴と、自分の感じたその瞬間の印象はまた異なる物でして。。

正解は、
(a)(b)(c )(d)=(2)(1)(3)(4)

なのでした。またひとつ(d)=(4)しか当たらなかった私です(涙)

種あかしのあとは、気を取り直してお食事タイム。
この日は先生特製のすきやき鍋を皆で囲みました♪


我が家はすき焼き鍋がないので、すき焼きホントーに久しぶり。
嬉しくなって、遠慮も何もナシにお肉をたーくさん頂きました♪

最後に、いつもお世話になっているワインボス氏が、マイセラーから、
とっておきを1本を出してくれました。


これが柔らかくてまたまた極上だったのです。
もっと良い状態で飲んだことがあるから、とイマイチ感を強調するボス氏でしたが、
私は十分美味しく頂きました。(それどころか、充分贅沢です!!)
贅沢な極上ワインを頂いて幸福な夜でした。

最近はいろいろあって、どのクラスもちょっとお休みしがちで恐縮しているのですが、
貴重なワインをいつも頂き幸福な時間を過ごさせていただいております。
あんまり私が不義理ばかりなので、
「悪いけどもうメンバーに入ってないわよ」と厳しい先生ですが(涙)
隙間にするっと入れていただきたく、これからもよろしくお願いします!

イタリア料理とワインのマリアージュ「アブルッツォ」

2011年09月29日 | Wine
隔月でのお楽しみ、イタリア料理とワインのマリアージュ。
今回のテーマは「アブルッツォ州」、
脚の形のイタリア半島の、ふくらはぎと足首の中間くらい(?)の位置にあたります。

この日のメニューはこちら。
Anti Pasto :

(取り置いて頂きました。右上から反時計回りに)
豚足のサラダ
魚介のレモンマリネ
茄子と野菜の重ねオーブン焼き

Primo Piatto:

キタッラのカチョエ・ウラヴァ


ひし形パスタのインゲン豆のペストソース

Secondo Piatto :

玉名産牧草豚のサルテインボッカ

Dolce :
巨峰のジュレ マスカルポーネのセミフ添え
(なんと撮影を忘れました。一生の不覚 涙)


普段はお料理の段階からお手伝い(いや、見守っているだけという噂も)するのですが、
残念なことにこの日は前半はずせない用事がありまして。。
駆けつけたときにはすでに前菜が終わっておりました。
でも、ワインもお料理も取り分けておいてくださった皆様、ありがとうございます(涙)

ひし形パスタは、シェフ氏の前夜手打ちだそうです。
香ばしく歯ごたえのある食感が新鮮で、私のお気に入りになりました。

一連の美味しいお料理に合わせたワインたち。

この日は総勢11人(だったかな・・)、ほぼひとり1本ペースで空きました。。
・・せ、先生、大きなお世話かもしれませんが、予算大丈夫ですか?

この日は練習帰りだったので楽器を持参しておりました。
一般には割と珍しい楽器なので、ちょっぴり披露したりもしましたが、
私の腕ではいかんともし難く(涙)お耳汚しで失礼しました。

そんなこんなでまた大騒ぎ、楽しい夜になりました。
次回はお料理から参加したいなあ。

9月のワイン講座@シェ クドウ

2011年09月23日 | Wine
前回お休みしてしまったので、私にはひさしぶりのお教室。
メンバーの中に、数日後に迫ったワインエキスパート二次試験の受験生がいたため、
直前になって急遽「完全ブラインド」に変更されてしまいました。きゃー。

白ワイン4種類をブラインドテイスティング、共通する品種とそれぞれの産地を当てます。
先生からのヒントとして、
「その品種は、それぞれ100%、70%、70%、50%の比率」とのこと。

例によってグラスの印象です。
(1) 外観が黄金色。4つの中でいちばん濃い色です。濃厚な甘い香り、南国フルーツのような酸味。樽の印象もあり。
(2) アタックに草のような爽やかな香りが一瞬たちました。全体にフレッシュな香り。甘みもあり、柔らかくボリューミー。個人的にいちばん好き。
(3) 香りはいちばん薄い気がします。最初樽の印象が強く、後半は酸味が広がってきました。余韻にミルキーなイメージ。でもストレートなインパクト。
(4) 爽やかな白桃のような香り、ハーブや桃の皮の裏のようなかすかな苦み。

100%でもブレンドでもワインになる品種、ということで当然しぼられるわけですが、
いざテイスティングをしていくと、いろんな邪念?が入って来て、予想外に難しい~。
ソーヴィニヨンブランの印象を感じるグラスが多いものの、全部そうかは自身ナシ。
全体的に印象がまるくてぼんやりしているのは、地域が南のほう、ということでしょうか。

悩んだ挙げ句、私は「ソーヴィニヨンブランでフランス、地域は不明」と回答。

正解は・・
「ソーヴィニヨンブラン、ボルドー」でした。半分だけ正解。はぁ。

次は、配られたワインリストを見てグラスを当てます。

(a) Le G de Chateau Guiraud 2009
AOC Bordeaux
ソーヴィニヨンブラン70% セミヨン30%


(b) Chateau Carbonnieux Blanc 2009
AOC Pessac-Leognan
ソーヴィニヨンブラン70% セミヨン38% ムスカデル12%


( c) Château Mont Pera Blanc 2009
AOC Bordeaux
ソーヴィニヨンブラン50% ムスカデル50%


(d) Chateau Talbot Caillou Blanc 2008
AOC Bordeaux
ソーヴィニヨンブラン100%


(1)のグラスがSB100%の(d)だろうと、これは珍しく自信アリ。
( c)のモンペラ白は何度も飲んだことがあって、柔らかで爽やかな印象を覚えており、
(2)か(4)のどちらか、どうしても特定できません。なんとなく(4)かなあ。。
印象の似ている(2)がムスカデル共通の(b)かと見当をつけたのですが。

正解は、(1)(2)(3)(4)=(d)( c)(b)(a) 。1問だけ正解、モンペラは(2)でした(涙)

それにしても同じボルドーSB、2008~9でも結構印象が違うものです。
難しかったけれど、とっても面白かった!

さて、レッスン終了と思いきや、引き続き(?)なんと「赤編」に続くのでした。
赤は2種類、これも完全ブラインドで品種をあてます。

赤(1) : 赤紫色ですが透明度あり、ディスク薄め、獣っぽい香り、プラムのような印象。
よく知っているんだけど何だっけ・・
赤(2) : これも赤紫色、(1)より少し濃くて透明度低め。これも獣っぽくスパイシー。

正解は、
(1)=ガメイ
Beaujolais Village - Cuvee Valerie


(2)=シラー
Le Temps des Gitans Syrah


なんと全員予想大ハズレ。
あとから冷静に思い返せば、(2)はともかく(1)なんて、
毎年11月には散々飲んでいるボジョレーの印象そのままなのですが、
心の準備がないと「知ってるけれど思い出せない」窮地に陥ります。
「いつでも中身を取り出せる引き出し」を増やさないと、
こうした実技に対応はできないのだなあと改めて思い知った気分でした。
やっぱり私がエキスパート試験を受ける日は、永久に来ないような気がします(涙)

最後にメンバーのお一方が(確か)91年の「CLOS- VOUGEOT」を差し入れてくださいました。


大きなグラスで楽しみつつ、幸福な夜は更けて行きます。
美味しく貴重なワインに皆のおしゃべり、かけがえのない時間。
また週末には、ほぼ同じメンバーでイタリア料理&ワインの会もあるので、楽しみ楽しみ。


夏の終わりに微発砲

2011年09月15日 | Wine
夏バテなのか、しばらく不調だった私、
大好きなワインも「少量でも頭が痛くなる」ためしばらく控えておりました。
かつて東京時代の(悪)友が、
「一生のうちに飲める量は決まってるんだって」と
ニヤニヤしながら言っていたのを思い出して、本気で不安になっていたのでしたが、
ようやく少し持ち直して来たようです。

というわけで今夜は早速(笑)こんなワインを。

☆イル・カンパノーネ・ビアンコ・ヴィノ・フリッツァンテNV


イタリアはエミリアロマーナの微発砲ワイン。
ボトルの背が高くて、私のワインセラーには入りませんでした。
細身でスタイリッシュなボトルがとっても素敵。

(↑この写真はネットから頂きました)

柑橘系のすっきり爽やかな酸味に、ほどよいシュワシュワ感が心地よく、
和食や中華にも合いますね~。
今夜のおかずは私の特製麻婆豆腐(←トマト入り激辛)だったのですが、
こんな泡を合わせても結構いけました(^^)

普段使いの微発砲では例年イチオシだった「ヴィオラ」が
今年はなぜかイマイチで、
周囲にも強力お薦めしてきた私はちょっと残念だったのですが、
夏も終わりかけてようやくこれを見つけました。
もうちょっと早めに知りたかったけど、ま、終わりよければすべて・・ということで(笑)