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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

最近のお家ワイン定番は

2012年02月10日 | Wine
最近の家飲み定番、お気に入り。これ、ホント美味しいです♪

☆Bourgogne Grand Ordinaire Branc "Lettre d'Eloise"
 Bertrand Ambroise

「グラン・オルディネール」は「偉大なる日常のワイン」という意味。
近頃ブルゴーニュはとみに人気者、
普段(私が)家で飲めるような価格帯は少ないのですが、
でもこのランクなら比較的気軽にいただけるのです(^^)
こちらはネットで1400円くらい。
まろやかで樽のニュアンスも豊かなシャルドネ。
我が家普段の和食中心の夕食でもばっちりです(笑)

ちなみに私が「グラン・オルディネール」というクラスを知るきっかけになったのは
こちらでした。

☆Leroy Bourgogne Grand Ordinaire

名門ルロワでも、これなら2000円代で手に入れることが出来ます。
ガメイ種100%、フレッシュながらさすがルロワの味わい深さ、
これも美味しくて大好きです。

1月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年01月28日 | Wine
東京演奏会前日なのに、これだけは外せないと強行参加。
ばたばた落ち着かずに皆様、申し訳ありませんでした。

テーマは「Grand Vin de Bourgogne ~Chambertinの名手たち~」
ワインリストはこちら。

(a) Gevrey-Chambertin Premier Cru 2006
Domaine Claud Dugat


(b) Latricieres-Chambertin 2006
Negociant Dominique Laurent


(c ) Mazis-Chambertin 2006
Domaine Philippe Charlopin


(d) Chambertin 1988
Domaine Camus

今回はボトルも公開。(4)のカミュはマグナムです(^^)

私たちの目の前にはいつものように、ブラインドでグラスが4つ、左から(1)(2)(3)(4)です。


個人的な印象。
(1) これぞ赤ワイン!な良い香り。
フレッシュベリーのフルーティさとまろやかなタンニンが良いバランス。
時間とともに開いて柔らかな丸みを帯びてきます。
(2) 外観は綺麗なワインカラー。香りは(1)より控えめながら獣系の香りが特徴的。
味わいは序盤少し角を感じ、ミネラル分も豊富。葡萄がたっぷり凝縮されたイメージ。
(3) 控えめながらフルーツ系の香り。落ち着きのあるタンニン、樽の印象も少し感じます。
(4) 外観は茶系のニュアンスが顕著。湿ったおがくずのような香り。
口に含むと甘茶のよう、尖ったところがまるでありません。

(4)は一目(一口?)瞭然というところですが(笑)、
ほかの3つは私には全く判断基準が分かりません。
先生をはじめ先輩方に、ヒントをください、とお願いすると
「ジュヴレは樽」「ラトリシエールは濃厚な味わい」とのことでしたが・・

正解は、(a)(b)(c )(d)=(3)(1)(2)(4)

私は画像一番下。2問正解でした。。
フィリップ・シャルロパンの情報が殆どなかったのですが、後からネットで調べたら、
「土に向き直り自然な農法、そして土地の個性を生かしたワイン造り」をする生産者とのこと。
今回は間違えてしまったけれど、グラス(2)のワインが私にはいちばん美味しく感じました。

新年はじめてのこのクラス、ということで、先生は奮発してマツバガニを準備してくれました(^^)

大皿からはみ出るほどのカニをひとり一杯、贅沢~!

このあとローストビーフやらお鍋やらも用意していただいたのですが、
私は残念ながらタイムリミット。
皆様に「(明日の演奏会)がんばってね~」と見送っていただきました。
来月からは(もうひとつのお教室同様)復帰して、
ラスト後片付けまでしっかりつとめさせていただきますので、お許しください。
皆様、お疲れさまでした!

1月のワイン講座@シェ クドウ

2012年01月19日 | Wine
「今年もよろしくお願いします!」
皆さんとご挨拶。いつもの、でも今年はじめてのお教室です。
テーマは「Bordeaux Rouge 地区別 ~年の初め カベルネ&メルロ~」。

ワインリストはこちら。
(今回はボトルもブラインド。種明かし後に見せていただきました)

(a) Chateau Marquis D'Alesme Becker 2001
AOC Margaux 格付第3級
CS65% M30% Petit-Verdot5%


(b) Chateau Langoa Barton 1997
AOC Saint-Julien 格付第3級
CS70% M20% CF10%


(c ) Domaine D' La 2007
AOC Cotes de Castillon ビオディナミ
M60% CF40%


(d) Chateau Nenin 2003
AOC Pomerol レオヴィル ラスカズ ファミリー所有
M80% CF20%


カベルネ系とメルロー系の比較。
個人的にはカベルネ(CS)はまだしも、
メルローの経年変化は掴みどころなく、少々苦手なのです。

グラスの個人的な印象は・・


(1) 黒系の赤。最初から最後まで獣の香り。他に茎っぽい、ピーマンのような青い香り。
アタックは清涼感もありながらタンニンもしっかりめ、これはCS間違いないかと。
(2) これも黒系の赤。ブドウそのものと言った感じのフルーツ香。濃厚でタンニンもしっかり。
カカオ、コーヒーのような香ばしい余韻あり。全体的に落ち着いた味わい。
(3) 黒系の赤、(1)(2)より透明度があり艶やか、でもディスクは濁った感じ。
まずプラムのような、酸味を伴うフルーツ香、タンニンは少なめですが全体に若い印象。
(4) このグラスだけ、赤紫色が顕著。しかし意外に若々しさは控えめ。少々獣香、余韻に樽も。

私は(1)(2)がカベルネ、(3)(4)はメルローと思い込み、
さらに(3)のプラムの香りの印象が強くて、かなり確信を持っていたのですが。

正解は、(a)(b)(c )(d)=(3)(1)(4)(2)

私は下から3段め。

がーん。。。
デキャンタから自分のグラスに注ぐときに間違えたかしら、と思いたいくらい悲しい。
(3)に相当自信(涙)を持っていた私は大変ショックでした。
後からよく思い返せば、色合いや落ち着き具合がカベルネに結びついたかもしれませんが、
あの時はメルロと思い込んでいたのですよねぇ。残念。


さてこの日私は演奏会直前のため、お食事タイムは端折って失礼する旨、
先生&皆さんにおことわりしてあったのですが、
メンバーのひとりのパリ&ベルギー出張土産が並ぶと、
(デニッシュ、マカロン、ソーテルヌ漬け(!!)のレーズンチョコ、生ハムなど♪)
先生が「ボルドーとブルゴーニュ、どちらがいいかしらねぇ」と迷いつつ
特別ワインを持ち出してくださったため、予定より少々長居してしまいました(笑)。

☆Chateau Beau-Sejour Becot 1986
 AOC Saint-Emilion Grand Cru Classe

大きなグラスで頂くと香りもたち、豊かで贅沢な味わいがしました。
本当はもっとじっくり時間をかけて頂きたいワインですね。

あいかわらずオチコボレな私ですが、
ワインの道をほんの少しずつでもよちよち前へ進めるように、
今年も先生&お教室にまたまた沢山のお世話になりたいと思います。
この日はこのあとしゃぶしゃぶ鍋の予定で、
後ろ髪を引かれつつ、お鍋の準備を始めた皆さんにご挨拶してお教室を後にしました。
来月は演奏会も終わっているのでちゃんと最後までご一緒しますので、よろしくお願いします。
みなさま、お疲れさまでした。

12月のワイン講座@シェ クドウ

2011年12月26日 | Wine
今回のテーマは「年の瀬 しみじみボルドー」。
このタイトル好きです(^^)

早速ワインリスト。
(a) Château Haut-Bages Averous 2005

AOC Pauillac Lynche Bages のセカンド
Cepages : Cabernet-Sauvignon73% Merlot15% Cabernet-Franc10% Petit-Verdot2%

(b) Chateau Potansac 1995

AOC Medoc Bourjois Exeptionels
Cepages : CS60% M25% CF15%

( c) Château Beau-Sejour Becot 1994

AOC Saint-Emilion Premier Grand Cru Classes B
Cepages : M70% CF20% CS10%

(d) Chateau La Croix de Casse 1995

AOC Pomerol
Cepages : M70% CF30%

いつものように目の前にはグラスが4つ。
それぞれの印象は・・

(1) 外観は黒いニュアンスが強めの濃赤。味わいは凝縮感のある豊かな果実味。
少し粉っぽい、というのが私のCFの印象なのですが・・
(2) 表面のディスクが白くもっとも厚い。
周囲はしきりに「獣臭」を口にしますが私にはよく分からず、
コーヒーのような焙煎香や切り立ての材木のような香りを感じます。
酸味はまろやかで柔かく穏やかなワイン。
(3) 紫のニュアンスが強い。最初ツーンと尖った臭み。
しっかりしたタンニンはまだ尖っていて比較的若めな印象。
(4) 白いディスクが2番目に厚い。
茎っぽい、粉っぽい香り、清涼感のある爽やかな口当たり。

この中では(3)が一番若いのは明白だったのでこれが2005年の(a)と予想。
その他は本当に大混乱。
一生懸命考えるうちにも酩酊が進み冷静でなくなる、というのはいつものパターンです(涙)
最初、粉っぽい印象が強い(1)がカベルネフランの割合の一番高い(d)では?と思ったのですが、
そのうち(c )とも迷い出し、(4)の茎っぽさも気になって来て、
もう本当に全然分からなくなりました。。

正解は、
(a)(b)(c )(d)=(3)(4)(2)(1)

私はいちばん下。嗚呼(いつも通り)玉砕。。

毎回種明かしの後で、反省しながら思うのですが、
自分の印象はあながち的外れではないのに、回答する段になると混乱するのは、
核になる知識がないからだと思うのです。
ワインは大好きなのに、どうして知識は身に付かないのかなあ。
まだまだ量が足りないのでしょうか。。(←絶対そんなことはない 涙)


さて種明かしのあとは、
「広島風お好み焼き」を皆でわいわい作り(結構美味しく出来ました♪)、
師走の夜は更けて行くのでした。


今年のワイン教室もこの日が最後。
先生やクラスの皆様には今年も大変お世話になりました。
また来年、オチコボレつつも頑張ってついて行きたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします!

11月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2011年11月19日 | Wine
私が時間ちょうどに到着したら、
すでに皆さん、解禁したばかりのボジョレーヌーボーを楽しむ真っ最中。
待って待って、私も仲間に入れて~。

Beaujolais Village Nouveau 2011


ルロワのヌーボーです。
綺麗なワインカラーが華やかで、新ヴィンテージ解禁のお祝いにぴったりですね。
味わいもヌーボーにしては驚くほどの凝縮感、落ち着きがあり、味わい深さを堪能できます。
さすがルロワ、他のボジョレーヌーボーとは格段の差があるようです。

とウォーミングアップしたところで、いよいよ本番。
この日のテーマは・・

☆Grand Vin de Bourgogne CLOS DE VOUGEOT

クロ・ド・ヴージョはブルゴーニュ地方コートドニュイ地区の特級畑。
シトー派の修道士たちによるワイン造りがルーツだそうで、
ン十年前、西洋中世史を専攻する学生だった私の、遠い記憶の扉が開きかけました。
(でもすぐ閉じちゃいました 笑)

現在では80名を超える生産者などに分割所有されているため、
実のところ品質にはばらつきもあるのだとか。
しかしこのお教室のワインに間違いがあるわけもなく、
そもそも私にはドメーヌの知識もないので、頼りになるのはヴィンテージくらいかも(涙)

というわけで、いつも通り4種類のブラインドテイスティング。
ワインリストはこちらです。

(a) Clos Vougeot 2004 Lucien Le Moine


(b) Clos Vougeot 1992 Domaine Georges Mugneret


(c ) Clos De Vougeot 1990 Domaine Bertagna


(d) Clos-Vougeot 1987 Domaine Servelle-Tachot


というわけで各グラス、個人的な印象は・・

(1) 外観は茶褐色のニュアンスがつよめ。
 酸味とタンニンの印象がバランスよく、薄いけれど品があります。
(2) 外観だけで行けば2番目に若い印象。口当たりが優しく、親しみやすいのにエレガント。
 この日のいちばん、というのは一同一致した感想。
(3) 外観はもっとも枯れています。酸味の中に柔らかな苦み。
(4) 外観だけで行けばもっとも若い印象。百合の花や黒系ベリーの香りを感じました。
 まだ少し味わいに角があるものの、十分まろやかで落ち着いた味わいです。

なんとなく答えが見えそうだったところへ、
先生がヒントとして教えてくれた「価格の順番」を聞いて、一同逆に混乱。
リストを価格順(高→低)で並べると(d)(b)(a)(c )なんだそうです。
それで、私はメモしてあった回答を変更したのですが・・

正解は、
(a)(b)(c )(d)=(4)(1)(2)(3)

私は一番下。
変更しなきゃよかった(号泣)
(2)(3)のグラスの印象に大きな差があり、
すべてにおいて(2)は綺麗なワインだったのですが、なんと(3)がもっとも高価なのですって。

これだからワインは面白いのですよね。
それに、このところの私は結果ボロボロ続きだったけれど、
3日前の別クラスでは全問正解だったし、
この日は2つも当たったので、とりあえず気を取り直すことにしました。

それでも・・ やっぱり(2)は当てたかったなあ(涙)

悔しがる数名とほくほくな数名、先生特製のチーズフォンデュをつつきながら、
ワインや美味しいもの談義に花が咲き、夜は更けるのでした。