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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

今年も、夏のお気に入り

2012年06月23日 | Wine
フリッツァンテ、というのはイタリアの微発砲ワイン。
通常のスプマンテよりもガス圧が低めで、
柔らかでフルーティなワインの味わいと軽やかな泡が両方楽しめる、
夏にぴったりのワインなのです。
夏限定でリリースされるものもあり、私も毎年楽しみにしています。
例年、2種類くらいをネットで予約購入するのですが、今年はこちらを狙い撃ち。

"Le VACANZE" Chardonnay Frizzante


第一弾が今日届きました♪

「微発砲」ですが、こちらは結構しっかりした泡を感じます。
イタリアのシャルドネらしいシャープな飲み口、
蒸し暑いこの季節、きりっと冷やしてすっきり頂くのは最高♪
早速、今夜も楽しんでいます。

6月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年06月18日 | Wine
梅雨入りして初めての大雨になったこの夜も、
別府(べふ)のワインショップではいつもと変わらぬワイン会。
蒸し暑い季節に涼しげなセレクトです。

(a) Chablis Grand Cru Vaudesir 2009

AOC Chablis Grand Cru
Cepage : Chardonnay
Olivie Leflaive

(b) Corton-Charlemagne Grand Cru 1989

AOC Corton-Charlemagne Grand Cru
Cepage : Chardonnay
Domaine Cauvard

(c ) Meursault 2009

AOC Meursault
Cepage : Chardonnay
Olivie Leflaive

(d) Rheingau 甲州 QBA 2009

Rheingau Mittelheimer Edelmann
Cepage : 甲州
Schonleber-Blumlein

ん? シャルドネの中に甲州種、しかもラインガウ(ドイツ)??
と意外な取り合わせに、不安半分、好奇心半分の試飲タイム。

いつものようにグラスは左から(1)(2)(3)(4)。
光沢のある外観、(1)~(3)は薄いレモンイエロー、(4)だけ艶のある黄金色です。

(1) 温度が低かった当初はミネラルや渋みのニュアンスも少々。
 温度が上がってくると少々べたつく甘み、収れん味のある余韻。
 これだけ香りが違うような気がします。ということは・・
(2) ずばりシャルドネの香りです。凝縮感のあるミネラル、落ち着いた酸味を感じます。
(3) (2)と香りが似ています。微発砲なのか、舌に微かなピリピリ感。
 時間の経過とともに(2)よりも柔らかく、豊かな印象に。
(4) これだけ明らかな黄金色です。コゲた樽のニュアンス、粘度高くまろやか。

ときどき意外な結果もあるのがワインの面白いところですが、
今回は比較的分かりやすかったので、皆さん正面からシンプルな回答。
回答が出そろうのも早かったです(^^)

正解は、(a)(b)(c )(d)=(2)(4)(3)(1)


私はいちばん下。やったー(^_^)/
とは言っても、(2)(3)で迷った時に、最近シャブリよりムルソーが好きなので、
美味しいと思ったほうをムルソーにした(だけな)のでした(汗)
他の皆さんは論理的根拠あっての選択で、さすがの正解率です。

白ワインに合わせて、この日のメインディッシュはご近所のお店のお寿司。

ひさしぶりに江戸前の美味しいお寿司をいただきましたー。
懐かしくて涙が出そう(←大袈裟)。
他にも先生お手製のお料理が並び、話もはずみました。

さてさて、白ワインとお魚づくしだったこの日、
さいごに、ワインボス氏から素敵な差し入れが♪

Clos de Vougeot Grand Cru 2001
MONGEARD MUGNERET


豊かな果実味と上品でおおらかな余韻、「良家の育ちよいお嬢さん」のような印象。
(ブルゴーニュは「ワインの王」だそうですが、個人的にはどうも女性のイメージが 笑)
まだ若いけれどさすがにバランスの良い、上質なワインでした。

またまた幸福な夜でした。
来月もみなさまよろしくお願いします♪


「スパニッシュ ホワイトゲリラ」

2012年06月12日 | Wine
スペインはリオハ出身のゲリラ達。

(上の写真はネットから。)

って、これワインの話です(^^)

どれも単一葡萄の白ワインシリーズ。
リオハの白、ってあまり聞いたことないのですが、
ラベルにインパクトあり過ぎで、珍しくジャケ買いです。。

本日到着。


市場ではいろいろあっても(爆)
さすがスペイン、この灼熱のセンスが好きです。

5月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年05月20日 | Wine
今月のテーマは「Grand Vin de Bordeaux」、
ドルドーニュ川右岸のメルロ中心のボルドーワインをいただきます。

(a) Chateau de Valandraud 1992
 AOC Saint-Emilion Grand Cru
 Merlot70% Cabernet Franc30%

(b) Virginie de Valandraud 2003
 AOC Saint-Emilion Grand Cru(Second)
 Me, CF

(c ) Chateau Cos d'Estournel 1999
 AOC Saint-Estephe
 Cabernet Sauvignon60% Me40%

(d) Château Mont-Pera 2008
 AOC Premier Cotes de Bordeaux
 Me80%, CS10%, CF10%


グラスは左から(1)(2)(3)(4)です。個人的な印象は・・

(1) 外観は、赤紫のニュアンスがこれだけ顕著。
でも外観の「若い」印象より実際に口に含めば落ち着きがあり、嫌みがありません。
(2) 今回2番目に茶色のニュアンス。ディスク厚い。
獣系の香り、タンニンが後半までしっかり。
(3) 外観は落ち着いた赤紫系。香りは華やかで上品。なぜかミネラルの印象。
全体的におとなしめ。
(4) 外観はもっとも茶色、ディスクも厚いです。獣系の香り。
品よく甘茶のような舌触り。ふくよかな余韻。

(1)はモンペラでしょう。私でも分かる顕著な若さ(でもすごく美味しいです)。
(4)は外観の枯れ方からヴァランドローかな。
(2)と(3)で迷いましたが、最終的には(a)(b)(c )(d)=(4)(3)(2)(1)と回答しました。

今回はこぢんまりの会だったこともあり、ホワイトボードはありません。
私と同じ回答が他にお二方いらしたのですが・・
なんと全問正解してしまいました(^^)/
モンペラがあまりに分かりやすかったとは言え、快挙ですね~☆♪

気分よくご飯タイム。
焼肉とかサラダとか、どれも美味しかったのですが、
某店からお鍋ごと差し入れがあったという「クスクス&マトン煮込み」、

柔らかくてとろけそうな味わい、大変気に入りました!
大好きが高じて、余った煮込みを少し、クスクス付きでいただいてしまい(^^)
翌日の我が家の食卓では、今度は夫が「美味しい美味しい」と夢中になっておりました。

余談になりますが、今回、(a)の1992年Chateau de Valandraudは、
ラベル不良ということで、輸入元さんから安く仕入れることが出来たんだそうです。
91年がファーストヴィンテージで、93年はあのパーカー氏が100点つけたとか?
短期間で成功をおさめたシンデレラワインと呼ばれているそうな。
でも、この日の舌の肥えたメンバー一同、
「確かに美味しいし、上質のワインだけど、これが数万円なら、
 3000円の(d)モンペラのほうがコスパが良いね!」という意見で一致しておりました(^^)
「神の雫」でブレイクして以来、いまだ品薄というモンペラ、さすがの実力です(?)

そうそう、最初の乾杯は、
メンバーのワインボス氏提供のこちら。
(画像暗くてすみません。。)

ニュージーランドのスパークリング、
この日はちょっぴり蒸し暑かったし、私はキッチンでバタバタした後だったので、
きりっと冷えたしゅわしゅわが爽やかで気持ちよかったです。

ご馳走さまでした! 
みなさままた来月、よろしくお願いします☆

4月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年04月21日 | Wine

今回のテーマは「スペイン」。
スペインへの旅帰りの方がお土産&お土産話と共に初参加されて、
賑やかな会になりました。

ワインリストはこちら。

(a) Palacio de OTAZU Vitral 2003
 DO Navara
 Cabernet Suvignon 95% Tempranillo 5%


(b) La Cueva del CONTADOR 2002
 DOC Rioja
 Tempranillo 100%


(c ) NVMANTHAIA 2004
 DO Toro
 Tempranillo 100%


(d) Flor de PINGUS 2004
 Tempranillo 100%
 DO Ribera del Duero


目の前のグラス4つは、ぜんぶ大変濃い赤紫色。
外観からして若々しくパワフルなワイン、対峙するのはちょっぴり覚悟要。


個人的なグラスの印象は・・
(1) お肉系の香り。アタックに苦みを感じ、チョコレート、焦げた樽の印象。酸味は少なめ。
(2) タンニンはしっかり、後味にフルーティな印象、酸味もあります。
(3) ディスクが一番厚い。酸味も一番強い。ハーブや材木の香ばしい香りがします。
(4) 粉っぽく清涼感のある印象。

今回はスペイン赤とあって、4種類のうち3種類までがテンプラニーリョ100%。
唯一カベルネ95%だけは明確な違いがあるはずで、これは外したくないです。
あとはヴィンテージにも殆ど違いがなく、予備知識も少ない私にはもう判読不可能。
先生からヒントとして、パーカーポイントを聞きますが、
(b)94点、(c )99点、(d)97点、だそう。
つまり、どれもパーカーさんの好きな濃くて果実味豊かなワインということで、
あまり回答のヒントにはならなかったかも。。

というわけで、なかなか苦労しましたが、皆の回答が出そろったところで正解の発表です。
じゃーん。

(a)(b)(c )(d)=(4)(3)(2)(1)

全問正解者がひとりおられましたが、あとは皆似たりよったり。
私(画像一番下)も結果は散々でしたが、
間違いたくなかったカベルネ(a)=(4)だけはOKだったので、
今回は自分で決めた最低ラインはクリア、ということで。。

答え合わせのあとは、この日初参加の北九州からのお客様が、
スペイン土産に持ち帰ってくださったこちらのワインを。

☆VEGA-SICILIA "UNICO" 1999
 Ribera del Duero

ネットで確認したら、
良年にしか生産されず、しかも醸造責任者が「飲み頃」と判断して初めて出荷されるので、
1999年はいまだ「最新ヴィンテージ」なんだとか。。
たしかに10年以上たってもなお、まだまだ若々しい印象でした。
とは言え、深みや味わい深さ、豊かさは目を見張るものがあり、
生意気を言わせていただければ、あともう数年たってからもういちど飲みたい!


お客様からの差し入れのチーズやハム、先生お手製のスペイン風料理の数々なども並び、
おしゃべりも弾んで楽しい夜でした。
みなさまお疲れさまでした♪ 
また来月よろしくお願いします!