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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

10月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年11月02日 | Wine
ちょっぴり過去記事です。
月にいちどの貴重な機会、引越直後でもお休みしません(笑)が、
備忘録代わりのこの記事を書くのが、すっかり遅くなってしまいました。

今回は、この会では珍しくイタリア。
イタリアワインの帝王「GAJA」のワインが並びました。

(a) Barolo Dagromis 2007
DOCG Barolo Piemonte
Cepage : Nebbiolo100%


(b) Ca'marcanda Camarcanda 2008
DOC Bolgheri Toscana
Merlot50% Cabernet-Sauvignon40% Cabernet-Franc10%


(c ) Ca'marcanda Magari 2009
IGT Toscana
M50% CS25% CF25%


(d) Ca'marcanda Promis 2009
IGT Toscana
M55% Syrah35% Sangiovese10%


グラスはいつものように左から(1)(2)(3)(4)。

外観からしてみんな若々しくパワフルな感じ。
ネッビオーロ100%以外はMやCSと普段の身近な品種ですが、
中にシラーが混ざっているのは当てたいなあ。。

それぞれのグラスの個人的な印象は、

(1) パワフルなタンニンの中にフルーツの酸味が心地よいかんじ。
 徐々に開いてくるとやわらかく、粉っぽくも感じ、
 今回の中では比較的おおらかな印象かも。
(2) コゲたニュアンス、凝縮感があり、酸と収れん味をもっとも感じます。
 外観がいちばん黒っぽい。
(3) アタックに甘味、でもしっかりタンニン。若いですからね。
 最初のインパクトがおさまってくるとフルーツの酸味がたちのぼり、
 もっともバランス良く感じました。
(4) 外観これだけ茶のニュアンス。透明感があります。
 スモークの印象、飲みやすいけれどタンニンも強め。
 4つのうちこのグラスだけ印象が異なるような。

さて、正解は。。

(a)(b)(c )(d)=(4)(2)(3)(1)

6人中一番下の私は写真から切れてしまいましたが(←撮影時酔っていたらしい 汗)、
私は(4)と(3)だけ正解。
(4)だけ明らかに色も味わいも異なったので、
ネッビオーロの特徴は分からないけれどたぶんそうだろうと。
あとの3つは若さもあって大きな差を感じられず、
シラー&サンジョベーゼを道標にしたかったけど結局分からず(涙)。
粉っぽくざらついて感じたのは、
ワイルドなシラーと土っぽいサンジョベーゼゆえんだったのでしょうか。

以前(特に東京時代)は飲み慣れていたイタリア、
最近はイタリア料理をいただくときくらいしか飲まないので、
勘が鈍っているのだなあとちょっぴり寂しく思ったりして。
この秋はイタリアワインをもう少し飲みたい!
誰かつきあってください(^^)

いつものようにこのあとは、先生お手製のお料理を囲んで
ワイン&美味しいもの談義に花が咲きました。


お魚系のお料理もあったので、こんなワインも出していただきました♪

ルイジャドさん家のお顔のついたRully、
やっぱりこの面々はブルゴーニュ、らしいです(^^)

引っ越してほんの数百メートルくらい(笑)遠くなりましたが、
今後も楽しみに通いますので、みなさまどうぞよろしくお願いします。

イタリア料理とワインのマリアージュ「ラツィオ」

2012年10月04日 | Wine
ひさびさに参加しました。
夫も一緒です♪

イタリア料理人Kaさんのお料理に、
Ku先生セレクトのイタリアワインをあわせて楽しむ会。
今回はローマのある「ラツィオ州」のお料理です。

メニューはこちら。
○ローマ風トリッパの煮込み

○カラスミのパスタ

○ポルティーニ茸のパスタ

○プガティーニのアマトリチャーナ

○子羊とチンギャーレのロースト

○季節の果物のマチェドニア


不覚にもワインの写真を撮り忘れましたが、
泡1、白1、赤2、(差し入れの赤1、)デザートワイン1と
充実したラインナップかつ、お料理とのバランスも良く、
美味しく幸せなひとときでした。

ご馳走さまでした♪
また皆様とご一緒できる機会がありますように。

9月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年09月23日 | Wine
先月は夏休みだったので、2ヶ月ぶりの会です。
朝晩急に涼しくなってきたところへ、まさに秋のワインが登場。
シャンボールミュジニー、2008年&9年と比較的若いながら、
さすがに実力を感じさせるワインばかりです。

(a) Chambolle-Musigny Premier Cru Les Haut-Doix 2008
AOC同上
Robert Groffier


(b) Chambolle-Musigny Premier Cru Les Plantes 2009
AOC同上
Amiot-Servelle


(c ) Chambolle-Musigny Premier Cru Aux Beaux Bruns 2009
AOC同上
Denis Mortet


(d) Chambolle-Musigny Premier Cru Les Cras 2009
AOC同上
Meo Camuzet



ワインと向き合うようになってもう3年目というのに、
いつまでたっても初心者マークな私の印象は・・

(左からグラスNo.(1)(2)(3)(4)です)

(1) 赤紫色、ディスク厚め。
 最初、力強くいやみのないタンニンをがつんと感じましたが、
 時間とともに開いて丸みをおびて、骨太でやさしいイメージに。
(2) 外観はこちらも赤紫の若い色、(1)より濁りを感じます。
 チョコレートのような上品な甘み、4つの中でもっとも優しいイメージ。
(3) 外観に茶のニュアンス、透明感があります。
 香りは最も樹皮や枯草の印象が顕著、滑らかで柔らかな甘茶のような味わい。
 品良く端正で、経年浅いはずですが良い具合で飲み頃な印象。
(4) 濃紫、コゲたような味わい。
 フルーツの濃い酸味と強いタンニンからは、この日一番の若いパワーを感じました。
 なかなか開かない、という印象だったのもこちら。
 
同一AOCでヴィンテージもほぼ同じ、違うのは造り手だけ、となれば、
あとは経験と知識(←他の皆様。)か山勘(←私。)に頼るしかありません。
先生の解説と、周囲の皆さんの感想やコメントに耳をすませれば・・

曰く、
(c )のドニモルテは2006年1月に亡くなっているので2009年のこのワインは息子の代。
 その息子氏は「ぶどうのポテンシャルを最大限に引き出しつつ、テロワールを大切に」
 したワイン造りを目指しているそう。
(d) は新樽100%でノンフィルター。

と、このあたりをヒントにしたつもりだったのですが。

正解は、(a)(b)(c )(d)=(3)(1)(2)(4)

私は一番下、珍しく2問正解。
今回は理論より「山勘」だったようで(笑)

この日の本編では比較的若いChambolle-Musignyづくしでしたが、
最後にワインボス氏がマイセラーから出してくださったのは1998年、
皆でご相伴にあずかりました(^^)


色だけなら先ほどのRobert Groffier2008にも似ていますが、
さすがに、落ち着きには格段の差がありました。
大人の女性の風格とでも言いましょうか。
深まる秋の夜に、幸福度の高いワインでした。

それにしてもこんな素晴らしいワインをいただいてしまうと、
普通のワインが飲めなくなってしまうー(涙)

今回も楽しゅうございました。みなさま、また来月よろしくお願いします!

この夏のお気に入り

2012年08月14日 | Wine
この夏は、このフリッツァンテにはまってます(^^)

Romandiola PIGNOLETTO FRIZZANTE Terre Cevico

エミリアロマーニャのピニョレット100%の泡。
きっちり冷やしてグラスに注げば、しゅわしゅわ気持ちよくきりっとした飲み口。
穏やかで素朴な果実味と生き生きとした酸味に、イタリアらしさを感じます。
しかも1000円以下。安ーい(^^)

残暑厳しい毎日、また買い足してしまいそうです。



7月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年07月30日 | Wine
ちょっぴり過去記事になってしまいました。
梅雨明け前(今年の九州地方の梅雨明けは関東より遅かったんですよね)の蒸し暑い夜。
こんな日は泡が欲しくなりますね。
と思っていたら、この日のプレジールはなんとシャンパーニュ、
さすがのK先生セレクト4種類です。

(a) Cuvee Reminiscence Brut NV(1994+1999)
Cepages : Pinot Noir, Pinot Meunier, Chardonnay(1/3ずつ)
J. Lassalle


(b) Cuvee Speciale Club Collection 2002
Chardonnay100%
Pierre Gimonnt & Fils


(c ) Bland Noir Cuvee Les Maslaines 2006
Tours Sur Marne
Pinot Noir 100%
Lamiable


(d) Cuvee Angeline Brut 2005
Chigny Les Roses
Pinot Noir 60%, Chardonnay 40%
J. Lassalle


泡物はデキャンタすると泡も弱くなり変化してしまうため、
アルミホイルでボトルごと覆うことでラベルを隠しています。
でも、シャンパーニュは形に特徴のあるボトルも多いので、
見る人が見ればこれで分かってしまうのでしょうね。
(言うまでもなく、私にはさっぱり分かりませんが 笑)

シャンパーニュ用のグラスはさすがに揃わず、全員ひとつずつ。
他はテイスティンググラスです。
本当は、試飲して比較検討するには全部同じグラスのほうが良いけれど、
ひとつでもそれ用のグラスがあれば雰囲気出ます、よね(^^)

泡のワインは数あれど、「シャンパーニュ」は、
フランス北東部シャンパーニュ地方の限定された地域で、
法律で細かく決められた製法に基づいてつくったものだけが名乗れる特別なもの。
大変希少価値のある、貴重なワインなのです。
個人的には、シャンパーニュだけのブラインドは初めてです。
さて、どうなることやら。

(1) グラスのせいか、綺麗な泡。でも意外に短時間で泡切れしてしまいました。
上品で繊細な印象。
(2) シェリーのような香り。豊かなミネラル、蜂蜜のような味わいです。
滑らかでボリューミー、どっしりした風格があります。
(3) 私にはもっとも特徴が掴みにくかった。どちらかと言えばボリュームのあるタイプ。
最初からフルーツの酸味の印象があり、
温度が上がるとともに余韻にぽったりした苦みを感じます。
(4) 爽やかなアタック、余韻にミルクっぽいニュアンス。
温度が上がるにつれ豊かで風格のある味わいが感じられます。

参考までに先生に、売価を訊くと、
(a)が20000円位で、以下(b)(d)(c )の順番だそう。
私はシャンパーニュどころか泡系のワインを飲み比べた経験に乏しく、
笑ってしまうくらい「どれも美味しい~☆」的な(汗)印象がまず来てしまい、
なかなか判断がつきません。
そのうち酔いが回って来て・・あとはいつもの通りなし崩し(涙)

正解は、(a)(b)(c )(d)=(2)(4)(3)(1)

私はいちばん下。
(a)=(2)は別格で外しようがないので、あとは全滅ということで情けない。。
(4)はマロラクティックのニュアンスが強かったのに、
シャルドネ100%ではないワインを選んでいて、
判断力が(いつも以上に)鈍っていたとしか思えません。嗚呼。

種明かしのあとは、泡にあわせたカルパッチョやお野菜料理など、
ヘルシーなお料理(美味しい!)をいただき、
また、様々な理由で先生が次々と出してくださったサービスワインもいただいて、
暑さも忘れご機嫌の一同でした。


来月はもう少し、マシな成績になりたいものですが、さてさて。