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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

イタリア料理とワインのマリアージュ会

2013年03月31日 | Wine
夫婦して楽しみにしている「マリアージュ」の会。
その日深夜から仕事が入ってしまった夫も、
「(酔って出勤はできないので)ワインNGでも、Kさんのお料理はどうしても食べたい!」
と主張、犬も実家へ預けて、今回も2人して参加することができました。
彼のぶんのワインは私が飲めばいいや(*^_^*)

これまでは毎回、イタリアのひとつの地方に焦点をあて、
その郷土料理とワインを合わせていただいてきましたが、
今回は特に地理的なテーマをしぼらない「季節のお料理」&ワインの会。
旬の身近な食材が洒落た美味しいイタリア料理へ変身します。
桜の季節に目にも嬉しいロゼスプマンテで開会☆

(Antipasti)
○新玉ねぎと富山のホタルイカの黒米サラダ【ピエモンテ】

アルデンテのお米(ピエモンテ産の黒米)と柔らかなイカに、
春のたまねぎがほどよい差し味のさっぱりサラダ。
私はとっても気に入って、何度もおかわりしてしまいました。

○山口のイイダコのトマト煮込み【ヴェネト】

タコさんが良いお仕事をしてこんな色に染まっています。
よく沁みたまろやかな味わい。

○糸島いちごとトマトのマリネ【エミリア・ロマーニャ】

これはちょっぴり私もお手伝い(^^) って材料切っただけですけど(笑)
味付けはエミリア・ロマーニャのバルサミコとお塩。新鮮素材にはシンプルがいちばん。

白ワインは爽やかなソーヴィニヨン・ブラン。(銘柄失念しました。。)
香りがよく、お料理を引立ててくれます。

(Primo piatto)
○あおさと甲イカのフェデリーニ【シチリア】

潮の風味が嬉しいパスタ。あおさはこんなふうにも使えるんですね。目からウロコ。
これまでみそ汁に入れるくらいしか思いつかなかったけど、今後はいろいろ試してみよう。

○菜の花とドライトマトのファルファッレ【プーリア】

ちょっぴりピリ辛のシンプルパスタ。
ちなみに本来、プーリア州の郷土料理だと小さな耳型パスタなんだとか。
でも福岡では手に入りにくく、今回は蝶の形のファルファッレ。
さらに、ブロッコリを使うところを旬の菜の花。
さすがKさん! 華やかで春らしい、素敵な一品です。

○スパゲティ プッタネスカ(福岡産オリーブ使用)

「娼婦風パスタ」というネーミングの由来は、
身近で安価な材料で作れるとか、刺激的な味わいとか、諸説あるようですが、
そんなことより今回、いちばん注目!だったのは「福岡産」オリーブ(^^)。
那珂川町のオリーブだそうですが、その瑞々しさと優しい味わいは特筆。
もちろんパスタも美味しゅうございました☆

赤ワイン、1本持ち込ませていただきました。

実家母がいつも送ってくれるピエモンテの赤ワイン、コッレ・マノーラ「ロッソ バルケッタ」。
ワイン名は「赤い車」の意、名車フェラーリに由来しています。
葡萄はバルベッラ&カベルネソーヴィニヨン&メルロで、芯のある豊かなボディ。
今回は2003年、落ち着いた味わいでした。

このほか、ワイン何本かいただきましたが、
中でも大きなグラスでいただいたバローロ(2008)、
芳醇な香りと味わいで印象的でした。


(Secondo piatto)
○阿蘇自然豚のロースト サボイキングと自家製サルシッチャソース【マルケ】

サボイキングって初耳でしたが、フランスのサボイ地方のちりめんキャベツだそうです。
歯ごたえあるこのキャベツとハーブを効かせたソーセージの付け合わせソース、
そして香ばしい豚ちゃん、食べごたえ十分のお料理。

(Dolce)
○あまおうとモスカートのジュレ アニスとミントの香り【ピエモンテ】

ジュレをかき混ぜるの手伝いました!(←私こんなのばっかり。。)
重厚な赤ワインのあと、清涼感のあるジュレが口に優しく幸せでした。


今回もとても楽しい夜でした。
Kさんお料理本当に美味しかったです。もう、夫婦共々大ファン。ご馳走さまでした。
皆様にもお世話になりました。後片付けお任せですみません。
(でもあのタイミングで帰って来てよかったです。
 犬を迎えに行ったら、義父母はもう寝る準備万端でした。。)
今度は皆様、いっぷう変わった我が家と庭を、ぜひ見にいらしてくださいませ。
お待ちしています☆

3月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2013年03月16日 | Wine
先月は家の事情でドタキャンし、皆様に迷惑をかけてしまったこの会。
今回は、いま犬も比較的落ち着いているし、
夫と義両親が世話を引き受けてくれたので、参加できました☆
元気を分けてもらえそうな、スペインのパワフルなラインナップです。

(a) La Cueva del Contador 2002
DOC Rioja
Cepages Tempranillo
Benjamin Romeo


(b) Tinto Pesquera Reserva "Millenium" 2002
DO Ribera del Duero
Tempranillo
Alejandro Fernandez


(c ) Aquilon 2010
Do Campo de Borja
Garnacha
Alt Moncayo


(d) Jean Leon Cabernet Sauvignon Gran Reserva 2001
DO Penedes
Cabernet Sauvignon
Jean Leon


この日昼間は、福岡スタンダードの白っぽい青空に日差しも眩しく、
花粉症もどきの私は、薬も効かずぐしゅぐしゅの1日。
嗅覚も味覚も判断力も通常(でも低いのに)より数段下がり、
こんな状態でテイスティングなんて、
このパワフルなワイン達にも、私以外の立派なメンバーの皆様にも失礼です(涙)
それでも精一杯がんばってみたのですが・・

グラスはいつものように、左から(1)(2)(3)(4)です。


(1) グラスは一番透明感があります。
  口に含むと、柑橘系にも通じるようなさっぱりした果実味、酸味。
  でも外観の印象よりパワフルで、ボディもしっかりしています。

(2) 外観は紫系、アルコールの印象がストレートで粘度も高い。
 序盤アタックに甘味が強く、豊かな果実味も感じますが、
 ひらいていくと余韻にも甘みが出て、華やかな印象です。
 個人的にはあまり馴染みのない品種なのかも。

(3) 外観は茶系、飴色の輝き。タンニンの中にコゲた樽の印象。
  貫禄のあるしっかりボディが外観と釣り合っていて安心感があります。

(4) 一番透明度が低い。茶系のニュアンス。
 アタックに清涼感があり、口に含むと比較的柔らかく、タンニンも落ち着いた印象。
 

やっぱり、香りは殆ど分からず。えーん(涙)せっかくの楽しみも半減ですよぉ
(2)は外観と甘みが決め手になってたぶん唯一のガルナッチャと目星をつけ、
残り3つのうち、似た印象のあるふたつがテンプラ(ニーニョ)のはず。
でも外観が似ているのは(3)(4)ですが、味わいはそんなに似ていないし、
さらに(1)はぜったいカベルネではない。
うーん、香りがとれればなあ。

正解は・・
(a)(b)(c )(d)=(1)(4)(2)(3)


私は画像の一番下。かろうじて2問正解です。
でも、カベルネを外してます(涙)テンプラ2つの共通項も当てられませんでした。。

例えばボルドーの(カベルネの)特徴なら比較的分かるのですが、
別の国になると、同じ品種でも印象ががらっと変わるのが不思議です。
さらにスペイン固有のテンプラニーニョ種は普段馴染みがないだけに、
いきなり目の前に来るとうろたえてしまいました。。
しかも、同じヴィンテージなのに透明度が全然違うなんて。
でも! パワフルなこの種、
例えばスパイシーな肉料理なんかにすごく合うだろうな~。
たまにはがっつり肉食系なこういう食事、いまちょっと憧れです☆

というわけで、今月も難しかったけれど楽しいワイン会でした。

先生のご配慮で(「わんちゃん待ってるから早く帰りなさい!」)
後片付けもせずに帰らせていただいてしまいました。スミマセン。。
皆様今回もお世話になりました。また次回、よろしくお願いします!

12月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年12月25日 | Wine
今年さいごのプレジール会はボルドー。
それも良年と評の高い2005年づくしです。

(a) Château Smith Haut Lafitte 2005
AOC Pessac Leognin Grand Cru Classe
Cabernet Sauvignon60% Merlot26% Cabernet Franc14%


(b) Chateau Lascombes 2005
AOC Margaoux 2級
CS55% M40% CF5%


(c ) Château Croix de Labrie 2005
AOC Saint-Emilion Grand Cru
M100%


(d) Château le Gay 2005
AOC Pomerol
M50% CS+CF50%


グラスはいつものように、左から(1)(2)(3)(4)。


ボルドーに関しては、全体的な特徴は知っていても、
個別シャトーの経験値などほぼ無に等しいワタクシ。
心細いにもほどがあります(涙)
とにかく耳をダンボにして周囲の経験豊富な皆様の感想を参考に、
あとはセパージュの違いを頼りに・・と思ったのですが。

皆さん「ぜんぜん分からんなあ」えー、ホントですかぁ。。

とにかく、ゆっくりと熟成していくタイプのワインですから、
2005年はまだまだ若いのですよね。
みんなパワフルで、グラスごとの際立つ特徴も感じにくく、苦戦です。
色合いも重厚な赤紫、粘性も高く、
デカンタからグラスに注いでも、香りも控えめでまだ寝てる感じ。
大きなグラスで空気に触れさせて、ゆっくり起き出してもらおう。。(^^)

序盤のうちから比較的香りが立ったのは(1)。
樽香がいい感じで、4つの中では柔らかい印象。
(2)も最初は固かったけれど、徐々に開いて行きました。
しかし(3)は焦げたような苦みを強く感じ、なかなかの頑固者。
エスプレッソコーヒーのような濃厚さ、パワフルでまだとんがっている感じ。
(4)は(3)と印象が似ているものの、多少落ち着きがありました。

メルロ系とCS系くらいは分かりたかったのですが・・



正解は、(a)(b)(c )(d)=(3)(1)(2)(4)
一番下段の私はかろうじて(4)のグラスだけ正解でした。
(2)(3)で迷ったので、逆にしておけばもうひとつ当たったのだけど残念。
って毎回そんなこと言ってますが(笑)

なお、(b) シャトーラスコンブは後から調べたら、
「つねに新樽の香ばしい香りがする」と言われているのだそうです。
それならやっぱり(1)でしたね。なるほど納得です。

いずれにしても、あと数年熟成させたらいっそう素晴らしいだろうなと、
ドキドキするようなワイン達でした。
もちろんそんなヴィンテージはとても手が出ませんが(涙)

このあとは、先生お手製のチーズフォンデュをご馳走になりながら、
いつものごとく、ワインと美味しいもの談義になりました。
最後は「良いお年を」と言い合ってお開きに。
今年も残りわずか、来年も皆様またよろしくお願いします!

11月の「プレジール・デュ・ヴァン」

2012年11月18日 | Wine
秋も深まるこの季節に恋しくなるのはまさにこんなワイン、とばかりに
今回のテーマは「Pinot Noirの魅力」。
それも格別魅力的なワインばかりのラインナップです。

(a) Pommard Les Vignots 2007
AOC 同上
Domaine Leroy


(b) Echezeau Gran Cru 2010
AOC 同上
Domaine Jean-Marc Millot


(c ) Charmes-Chambertin Grand Cru 2010
AOC 同上
La Gibryotte


(d) Gevrey-Chamnertin 2008
AOC 同上
Claud Dugat


ルロワ好きの先生&メンバーの皆様、
ぜったいルロワは当てたい!と意気込んでいらっしゃいます。

グラスは左から(1)(2)(3)(4)、外観も美しく滑らかで綺麗なワインばかり。
私は、素敵な香りにまずうっとり。。
・・してないでグラスの印象を。

(1) 赤紫の外観、(4)にも似ています。
案外フレッシュなフルーツの香りと、時間がたつにつれ緑茶のような清涼感ある香り。
熟成したフルーツ(プラム?イチゴ??)の酸とタンニンのしっかりした味わい。
(2) 外観は紫のニュアンスも。
味わいは酸味とタンニンもしっかりしているけれど全体的には品の良いまろやかさが。
(3) 外観これだけ茶のニュアンス強し。甘草や枯草の上品な良い香り。
香りや味わいにも熟成感があり、時間がたっても芯が失われないのは本物かも。
(4) 外観赤紫系のニュアンス。香り、味わいともプラムなど赤系果実のやさしい印象。
口に含むとさらさらしていて、味わいを掴みにくいほど繊細な感じ。

でも、作り手の特徴についての知識に乏しい私、途方に暮れましたが、
先輩の皆様「どれも美味しいから分からん!」と仰りヒントも少なく、
結局ヤマカンなのでした(いつものことですが)。
最後まで(2)と(4)を迷ったのでしたが。

正解は(a)(b)(c )(d)=(3)(4)(2)(1)

私は一番下。ルロワ(だけ)は何とか当てることができました。。
うーん、(2)(4)逆にしておけばもうひとつ当たったのに。。

とか悪あがきとか言い訳とかしつつ、
種明かし後は先生お手製のお料理に舌鼓を打ちながら、
上質なワインをゆっくりじっくり楽しんだのでした。

この日は本当に勉強になるとともに、ワイン自体を(いつも以上に)堪能しました。
私も皆様の影響ですっかりブルゴーニュ好きになってしまったようです。
今回もお世話になりました。また次回、よろしくお願いします!

ヌーボー2012

2012年11月15日 | Wine
今日は11月第3木曜日、
ボジョレー地方でその年に収穫された葡萄(ガメイ種)で作られる新酒が解禁になる日です。
かの地から遠く離れた(笑)ここ福岡でも、この日ばかりはワインショップ大賑わい、
ご多分にもれず私も寄り道です。
さまざまな造り手のヌーボーワインが並びますが、
新ヴィンテージ誕生祝いのうきうきした気持ちを表すかのような、
楽しいラベル(エチケット)も魅力なのです。

☆マルセル・ラピエール ボジョレーヌーボー

この絵に惹かれて、毎年つい買ってしまうんですよね(^^)
フランス自然派ワインの父と呼ばれるマルセル氏は2010年に亡くなりましたが、
遺志を継いだ息子マチュ・ラピエール氏がワイン造りを切り盛りしているのだそうです。
ラベルも継承。毎年楽しませていただいています。
よく見ると、男性が乗っているボトルにも同じ絵が描かれていて、
その絵の中のボトルにも・・(^^)

ちなみに2010年の絵はこちら。
マルセル氏の遺作だったのですね。


フレッシュでやさしい味わい、今年も楽しませていただきました。