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My Favorite Things II

福岡生活、満喫中。

東京でマンドリン。

2013年01月26日 | Mandolin
と言う訳(?)で楽器を背負って上京しています。
東京も寒いけど、抜けるような青空に救われます。

今日は終日、明日も朝から夕方まで練習参加して、
夜の飛行機で帰福予定。
家族に託してきた小太郎のことは心配ですが、
有意義な週末を過ごすことができて、
皆様に感謝です。

白鳥とか柳琴とか

2012年12月24日 | Mandolin
というわけで「東京の休日1泊2日」弾丸ツアーでした。
滞在約20時間のうち、合奏6時間半、宴会2時間半、
移動時間や睡眠時間をのぞけば殆ど無駄がありません。

2月の演奏会まで日がないのに、ようやく合奏練習2度目の私。
それでも前回と合わせて一通り曲を経験できたので、少しホッとしています。
「白鳥」も全曲通せたし、
個人的に特に不安だった協奏曲も、
ちょうどソリスト(「柳琴」奏者の方)が練習に参加してくださったので、
合わせることができました。
ただ、課題の山は予想以上に高く、途方に暮れ気味ですが(涙)

「柳琴」とこのオケの共演は(国内では)2回めなのですが、
その時の演奏会、私は不参加だったため、
個人的には生で見るのも聴くのも今回が初めてです。

↓2年前の演奏です。
☆柳琴協奏曲「江月琴聲」(陳雅慧(柳琴)・マンドリン合奏)


澄みきった美しい音色、かき鳴らすように弾くと華やかで迫力もあります。
形は琵琶に似ていますがずっと小さく、楽器自体もとても綺麗。
今回の協奏曲はオケ側の譜面も難しく大変ですが、
でも壮大で素敵な曲なので、本番がとても楽しみです。
れ、練習しなくちゃー。


フル回転で体力勝負な滞在を終えて、福岡へ帰って来たら、雪がちらついていました。
さむいさむいクリスマスイブですが、
充実の時間の後なので、気持ちはほっこり、温かいです。

ようやく初練習。

2012年12月09日 | Mandolin
というわけで、ひさしぶりの東京オケ合奏練習参加です。
じつに11ヶ月ぶり。
みなさま大変ご無沙汰いたしまして、申し訳ありません(涙)

去年と比べたら難しくないから! という甘言にだまされて?みたけれど、
弾くこと自体にブランクがある私にはやっぱり今年も大変ですぅー。
個人練習、全然追いついてない感じ。もう少しペースを上げないといけません。

そんなわけで、今日は合奏について行くだけで精一杯でしたが、
でもこのオケの音の中にいられること、皆に会えることの喜びは格別です。
私、何やってんだろ?と自問自答しつつも出かけて行って、良かったです(笑)

最後は飛行機の時間のため、曲途中で泣く泣く早退でした。
あれからの部分を弾きたかったのに~。次回に持越しですね。

(でも、羽田空港は大変な混雑で、楽器を預けるのに30分も並ぶはめに。
 もう10分遅かったら危なかったかも。あのとき早退して正解でした。)

今シーズン、練習参加できる日はごく僅かしかなくて悔しいのですが、
でもあの合奏の空気を味わえるだけでも幸せなので、がんばります。
皆様どうぞよろしくお願いします!


ご盛会おめでとうございます。

2012年11月23日 | Mandolin
福岡シンフォニックマンドリンアンサンブル
第44回定期演奏会

2012年11月23日(祝)16時開演
スプリングホール(春日市ふれあい文化センター)

マネンテ:交響的間奏曲
マスネ:組曲「絵のような風景」(飯塚幹夫編曲)
マーラー:交響曲第5番第4楽章「アダージェット」(飯塚幹夫編曲)
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」(小穴雄一編曲)

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昨年は賛助としてお世話になった福シンさん。
メンバーにしていただいた今年は、夏頃まで合奏に通っていましたが、
諸事情で定演には参加できず、今日は客席から聴かせていただきました。

難曲揃いのプログラム、本当に頑張って弾いている様子がよくわかりました。
私が練習に参加していた頃と比べても格段の仕上がりで、
努力や苦心のうかがえる立派な演奏だったと思います。
皆さまの勇姿をひさしぶりに拝見出来て嬉しかったです。

東京から駆けつけてこられた編曲者Oさんにもご挨拶。
4ヶ月前に仙台駅前でお別れして以来の再会でしたが、次は来月の東京でしょうか。

ともあれ皆さま本当にお疲れさまでした。
今夜は美酒に酔ってくださいね。

二日め、女川と石巻

2012年07月23日 | Mandolin
仙台の朝、ここから合流のメンバーとも再会してバスに乗り込みます。
一路、女川へ。1時間45分の道のりです。
道中、津波の被害のあとがいまだ色濃い場所をずっと通って行きます。
一階部分がぽっかり抜けた建物、
かろうじて建ってはいても壁はぼろぼろで今にも崩れそうな家などが、
そのままになっているところもあります。
バスの運転手さんが、ところどころ説明してくださるのですが、
今目前に広がる「何も建っていない」広い土地は、
震災前は建物が建ち並ぶ街だったことを知り愕然とします。
「何もない」土地には、ときどき、
未だ横倒しになった建物が放置されたままになっていることもあり、
猛烈な津波の力を思い知らされます。

建物の基礎部分から根こそぎえぐられるように倒壊した姿を実際に目にし、
改めて恐ろしさ、痛ましさに呆然としました。

途中、中央分離帯に花を植えているのが見えました。
ここは、某缶詰工場の巨大なタンクが津波で流されてきて転がっていた場所です。
その様子はテレビなどでも見たし、
この工場から出荷前だった在庫の缶詰が、
震災後、復興支援プロジェクトとして売られていたのを、
偶然私も購入していたので、感慨深いものがありました。

さて、ひとつめの演奏会場の女川第二小学校は、海から少し奥まった高台にあります。
立派な体育館で演奏させていただきました。

高い天井と、木の板が張られた床や壁のおかげか、
体育館とは思えないほど響きの良い会場です。
集まってくださったお客様は決して多くはありませんでしたが、
かえって笑顔のたくさん見える、和やかで温かい雰囲気の会になったようです。
休憩時間には私も少しだけ、お客様とお話したのですが、
私が福岡から来たことを知ると、先日来の大雨被害を心配してくださる方もいて、
まだまだ大変な状況の中での気配りに、胸が熱くなりました。

終演後は、地元のお店のお弁当(豪華!)で昼食。美味しかったです。

そのあと、再びバスに乗り込んで、今度は石巻を目指します。

石巻には「石巻マンドリーノ」という団体があります。
今回、Oさんからの突然の連絡に、ずいぶん驚かれたようですが、
女川と石巻、両方の会場でご一緒できました。
メンバーそれぞれ被災され困難が続く中、
なんとか弾き続けたいという強い思いで活動を再開し、
今年9月9日には東松島市コミュニティセンターで、
2年ぶりの演奏会を開く予定が立ったそうです。
代表してマンドリンパートの女性の方が、
涙ぐみながらも何度も感謝と喜びを言葉にされ、
私達もすっかりもらい泣きでした。

石巻の会場はコンサートホール(修理中)もある大きく立派な建物のロビー。
なんとパイプオルガンも設置されています。

天窓から夕刻の柔らかな光が差し込み、何とも気持ちのよい空間でした。
お客様にもたくさん集まっていただき、
こちらも和やかで楽しいひとときになりました。


「音楽を聴いている、その間だけは現実を忘れられる。だから音楽が好き」
と話してくださった、女川のお客様の言葉は重みがあります。
ようやく活動を再開し、いま前に進もうとしている石巻マンドリーノの方々が、
一緒に弾けることを本当に喜んでくださっているのに心打たれます。
演奏自体が誰かに役に立ったのか、
更にそれに私が貢献できたのかどうかは正直分からないけれど、
それらを通じて感じたこと、今回見聞きしたことを決して忘れず、折にふれ伝えていくことは、
自分1人では何もできず今回も企画に乗っかるだけだった私が、
いま最低限果たせる責任かもしれません。


一夜明け、帰福日の仙台はよいお天気でした。

飛行機の離陸直後に見えるのは、仙台南部の海岸線と美しく穏やかな海。
あの津波が嘘のように綺麗に凪いだ海と、吸い込まれそうな青空とを眺めつつ、
今回お会いした皆様のもとへ1日もはやく、
何の憂いもなく音楽を楽しめる日が来ますようにと祈らずにはいられませんでした。