廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

五輪霧中

2009-02-11 22:22:22 | Weblog
 先週末にいつものレンタル屋で借りた映画のDVD、二本目は『ミスト』だった。 物語は湖畔の一軒家で妻と息子の3人暮らしをしている主人公の身に起こった奇怪な出来事で、ある夜に猛烈な嵐が来て家の脇の木が倒れて家にも被害が出る。 そこで主人公は息子と町のスーパーに修理道具や(冷蔵庫が停電で使えないので)非常食や電池などを買出しに行った。 スーパーで買い物をしている内に店の周囲が真っ白な霧で1メートル先も見えない様な状況になった。 そして店を出た客の悲鳴が聞こえ、店を覆う霧の中には得体の知れない怪物が隠れていて人間を襲う事を知り、閉じ込められた客と店員の中でパニック状態が発生して”神の声が聞こえる”と言い出して人々を扇動する人も現れるなど異常な状況に陥る。 家に残した妻の身も気掛かりだし、主人公は息子、そして自分に賛同した数人と共に反対を押し切って天外に出て怪物を振り切り、車で自宅に向かうのだが...

 映画好きの同僚が面白いとお勧めしてくれた映画だったが、私的にはかなり微妙な作品だった。 昔からよくあるモンスター系パニック映画だったのだが、最後の結末だけは従来のそう言う作品とは一線を画する悲劇的なものだった。(ネタバレになるので詳細は言えませんが...) この結末は賛否両論ではないでしょうかね。 私はちょっとダメですね。 この手の映画は最後は安心した場面で終わるのが”不文律”だと個人的に思っていますので。 でもこう言う思い切った挑戦や実験は面白いと思いますし、やってみる価値はあったのではと。 それと映像表現はなかなか見事だったし霧を使った演出は素晴らしくて私も見ていて怖かったですね...

                      

日産赤字 俊輔獲りには関係なし!(スポーツニッポン) - goo ニュース

 日産自動車は車販売の不振と円高による海外利益の目減りによって大打撃を受けたそうですね。 その日産がメインスポンサーになっているJリーグ一部・横浜FMによる中村俊輔選手(スコットランド一部・セルティック所属)の獲得については以前から話が出ていましたし、中村選手自身がJリーグに復帰して自らの経験を日本に還元したいと言う意向があったのですが、セルティック側が彼を戦力と判断して手放す気が無かった事と、契約が残っている選手を獲得するのに必要な移籍金が高額になる事から中村選手の契約切れまで待っていたのですが、そうしている内に日本、いや世界経済が大変な事になってしまった訳ですが... とりあえず移籍金無しの本人の年棒だけで済む訳ですから経済的にはどうにかなるのでは。 イタリアやスコットランドで鳴らし、ヨーロッパのチャンピオンズリーグでも活躍した中村選手のネームバリューを持ってすれば日産スタジアムにもサポーターが集まるでしょうし、一気にJリーグ最高年棒になる彼の給料でも何とか賄えると思います。 Jリーグでは海外リーグから復帰した選手の活躍が今一つな印象ですけど、中村選手がそれを覆してJリーグ全体のレベルアップにも繋がってくれればと思っています...

                

日産野球部も休部!社会人野球の危機だ(日刊スポーツ) - goo ニュース

 日産の野球部と言えばカープにも梵選手や青木(高)投手らここで育った選手が在籍していますし、プロ野球界に多数の人材を輩出して来た名門なのですが本社の存続に係わる程の今回の危機には逆らえなかったのか... かつてバブル崩壊後の危機にカルロス・ゴーン社長が巨大リストラ計画の一環として企業内運動部の廃止を考えていたものの、野球部が出場していた都市対抗野球大会での熱気を見て今だからむしろ社内に必要だとあえて残したと言うエピソードが残っていましたが、今回それでも廃部(休部と呼び換えていますが過去そう言われて後に完全復活したケースは無い)にするのだから余程の危機なのだと思います。

 個人的には自動車会社には恨み言の一つも言いたいところです。 今回の危機の大きな原因が国内販売の不振です。 私が20歳の頃は社会に出て稼げる様になって最初に欲しい物は車だったのだし、今の若者も基本的にそれは変わっていないと思うのですけど。 確かに中国など人件費の安い国との対抗上、誰かが安い給料で働かなければ日本で生産を続ける事は出来なかったのでしょうが、本来なら車を欲しいはずの若者を”使い捨て”にして車を欲しくても買えなくした事も今の国内販売激減の原因になっていると思いますし、金が無くて結婚も出来ないし子供も持てない事で将来的にも車を買う人が減り続ける、こんな状況を作ったのは自動車会社など大企業が自ら招いた事だと思いますけど...

 今回のニュースを聞いて思ったのは、何でいきなり”廃部”なのかと言う事です。 大勢居る部員達は野球部のある他の企業への移籍か、会社に残る場合は野球を辞める事になるみたいです。 野球部を維持出来ないのならクラブ丸ごと他企業に売る事は出来なかったのか。 プロのチームだったらそれも出来たが、現役の社員によるチームではそれも出来なかったと言う事か。 既に色々なところで言われ始めていますが、企業がトップレベルのスポーツクラブを丸抱え出来る時代は終わったと思います。 企業から独立したクラブチームにスポンサー企業が社員を選手として送り込むとか、時代に合った新しいアマチュアスポーツクラブの形を作らないと行けませんし、各地で動いている(身分上はプロ)独立リーグを関東にも作る時なのではないかとも思っています...

                  

五輪招致の都予算、累計100億円 「バラマキ」批判も(朝日新聞) - goo ニュース

 民主党が”税金の無駄遣い”だと反発してオリンピック招致への議員決議とやらも上手く行かなかったと聞きますが、今の運動のやり方では土建屋に仕事を与える為のオリンピックだと言われても仕方が無いでしょう。 何度も書いている通り、オリンピックなのにスポーツが前面に出て来ていないからです。 東京都やJOCは相変わらず有名アスリートを招いて「オリンピック誘致を支持してくださーーーい!」と言わせたりしているそうですが、あの人達は名が通っているのでコマーシャルに出演したり、所属契約など活動資金も得やすい”恵まれた人達”で、あの人達が何を言っても悲壮感も説得力もありません。 むしろスポンサー企業が相手にしないマイナー競技の選手たちを一緒に登場させて「競技を続ける為に国の支援が必要です、その為のオリンピック誘致に力を貸して下さい!」と言わせた方が都民の心を動かせると思います。 便利な東京でインフラ整備の為に100億円使うと言ってもバラマキに聞こえるでしょう。 しかし不況で危機に陥っているスポーツの為に200億円使うと言うのなら都民も納得するのでは? 昨日読んだ新聞記事にFC東京の社長さんが出て、サッカー界は総合型スポーツクラブを提唱しているけどサッカーですらギリギリの経営なのに企業が維持出来なくなったスポーツクラブを採算割れを分かっていて引き受けるのは無理だと語っていました。 だったら”ホスト国”としてオリンピックで勝つ為に国と都、そして日本サッカー協会が組んで税金も使ってスポーツの振興に乗り出すべきだと思っています。 私は十万人収容メインスタジアム建設は無意味だとして反対していましたが、サッカー協会としては2018年のワールドカップ誘致に絶対必要な施設だとしているそうで、国と東京都、サッカー協会の利害は一致しました。 こうなっては私ももう何も言いません。 今まで学校と企業に”丸投げ”されていた日本のスポーツは少子高齢化と世界不況で存亡の危機にあります。 今こそ日本に”2度目のオリンピック”が必要な時です。 オリンピックの東京招致への支援を私からもお願いします...

クチコミblogランキング TREview

 ...以上です。
コメント
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