廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

蒼天よ...

2007-11-18 23:29:41 | Weblog
 今日は広島ビッグアーチ(正式には広島広域公園陸上競技場だが)へJ1残留争いの只中に居るサンフィレッチェの応援に行って来た。 月曜日にチケットを買った時は気持ちが盛り上がっていたのだが”ハンニバル”が脳梗塞で倒れた衝撃で正直気持ちの切り替えが出来ていないのではありますけど。 浦和の闘莉王選手が今はサッカーをやりたくない気分だと語っていたらしいが、私も正直試合に集中出来るかどうか... 個人的には今週のJリーグ全試合を休止して欲しかった気持ちもありますが急な事で無理でしょうけどね。 とにかく今はやるしか無いと思いながらスクーターに乗って佐伯区から安佐南区に入る。 それにしても寒いな... 朝から風が強かったが、風の影響で気温より寒く感じる。 スクーターではダウンジャケットを着込んでいても寒さを感じた程だった。

初雪や木枯らし1号 この秋一番の寒さ、19日も寒風(共同通信) - goo ニュース

 スタジアムに着くとスタジアム周辺の駐車場は一杯、遠い臨時駐車場へ回ってくれと警備員が指示を出している。 車で来られるところは一見便利だが、駐車場が一杯になっていても入場者は10000人弱だったりする。 ショッピングセンターとかと違ってスタジアムの場合は客が回転、要するに用事が済んだ客と今から来る客が入れ替わると言う訳には行かないのだから2~3万人もの客を車で集めようとすればアメリカみたいにスタジアム周辺一帯を全部駐車場にしないといけなくなる。 いくら山奥にスタジアムを造っても、車で来させられる人数には限界があるのだからやはり日本では電車などで集めやすい街中に野球場やサッカー場は造りたいものです。 そんな訳で私は駐輪場にスクーターを停め、そこから歩いてスタジアムに向かう...

                     

 寒くて我慢出来ず、私はスタジアム前の露店でフランクフルトソーセージなどを買ってから入り口でチケットを出して今回特別に配布された紫の応援ボードとマッチデープログラムを受け取り、サポーター席に入って席を探す。 今回も私の低位置と言えるゴール左斜め後ろの位置を確保出来た。 この位置は守備中心の視点でじっくり見られるので私は好んで座っている。 それにしても寒い... このスタジアムは広島市郊外の丘陵地帯の小山の上にある上に、屋根や側壁がほとんど無いので風が吹き込んで来てすごく寒い。 私も着る服の選択を誤ったと来てすぐに感じた。 今の時期でこれでは真冬は... Jリーグはいつか本場ヨーロッパと同じ夏~春シーズンをやりたいと思うが、このスタジアムを使っている間はサンフィレッチェは反対するだろうな。 いつの日か現在の市民球場跡地にサンフィレッチェの為のサッカー専用競技場を造りたい。 野球は終了時間が不定期なので近くにあるバスセンターを生かすことが出来なかったが、時間が決まっているサッカーやバスケットならあの便利なはずの場所を上手く行かせると思います。

                     

 試合を待っている一時間程の間、未だ生死の境を彷徨っているのかも知れない”ハンニバル”の事がどうしても頭を過ぎる。 助かって欲しいのは当然として、叶う事ならもう一度監督に復帰して欲しい。 私は彼の指導者としての実績もさながら、自らが育て上げた千葉でこれから味わうはずの勝利と言う果実を放り出し、ワールドカップで惨敗して世界の評価を一気に下げた日本代表の監督になるとは、私も当時何て馬鹿な事をするのかと思ったものですが、私もそう言う”馬鹿な人”を見ると応援したくなる性分で、この人の力を借りて必ずヨーロッパを見返してやると思ったのですが、その彼が今は...

 私は天神様を信仰していますが、”ハンニバル”はヨーロッパの人なので宗教が違いますし、どちらとも関係無い空に祈る事にします。 空は雲はあるけど晴れていて弱い日差しが当たったり当たらなかったりしている。 蒼天よ...”ハンニバル”の命を助けて下さい。 願わくばもう一度日本代表の精鋭達を率いて世界と戦う機会を与えて欲しい。 あえて”火中の栗”を拾いに行く人にこそ栄光を与えて欲しい... 簡単だけど無宗教形式で祈ってみました。

オシム監督が快方の兆し 日本サッカー協会が報告(共同通信) - goo ニュース

 試合開始前、応援に駆けつけたカープの選手達40人が登場、観客席も大いに盛り上がった。 カープ若手選手とコーチなどからなる一団で、入場するサンフィレッチェ選手をハイタッチで迎えた後、スタンドの招待席に陣取ってサポーターと一緒に応援してくれました。 ここでは紹介されなかったが、後で聞いた話ではFA宣言している黒田投手も同僚の広池投手と一緒に来ていて、他の選手達とは別に報道席から応援してくれていたらしい。 黒田投手はサッカーを見るのは初めてだったとか。 違う競技を見るのは大いに刺激になったそうだが、もしアメリカに行ったら向こうではサッカーは盛んとは言えないけど、それなら本場のバスケやアメフトなどを是非見て来て欲しいものです。

                     

 試合は始まった。 最初、神戸の選手達がこちらに向かって来るので違和感を覚えたが、どうやらいつもと違い前半に神戸の守備陣が広島側サポーター席の前になる形だ。 今まで広島で何試合か見て来たが、多分この形は初めてだったと思う。 何だ、てっきり最初から決まっているのかと思ってしまった。 その辺が私のサッカーの知識が浅いところだろう。 前半は両チーム共にチャンスを潰し合う様な展開に。 結局0-0のまま前半終了、寒いハーフタイムを震えながら過ごした後で後半戦突入、後半が始まって間も無く、サンフィレッチェの佐藤(寿)選手が神戸の隙を突いてゴールを決めた。 エースの得点にスタンドも沸き上がる。 前に来た千葉戦も寿人選手がゴールを決めてくれたのだったな。 しかしその後神戸のレアンドロ選手にゴールを決められて結局1-1の引き分けに終わってしまった。 後で聞いたが降格争いの対象である大宮と甲府の試合も0-0-の引き分けで順位は動かなかった。 残り2試合は強豪相手だが勝ってJ1残留を決めて欲しい。

                     

 帰り道、広島・神戸双方のサポーターがどっちに向かうのかさりげなく見ていたが、広島市中心部に向かう新交通システム・アストラムラインに乗る人が多かった気がする。 そう言えば今日から広島三大祭りの『えびす講』が始まるのだったな。 昼はサッカーを見て夜はお祭りを楽しむのかも知れないな。 私は今日は行かないが、明日ちょっとお祭りをのぞいて来ようと思っています。


 本日は以上です。 治りかけた風邪をぶり返してしまった...
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