蜜蜂と遠雷 恩田陸

2017-04-26 12:53:24 | 読んだ本について


演奏の素晴らしさを読者に飽きさせないように表現する力が、この本が評価されているポイント。

物語の展開に意外性はない。

登場時の風間塵は、コンクールの常識をぶち壊してしまう不気味さを持っていて、惹きつけられるが、終盤、2位の人らと親しくなるにつれ、コンクールに融和してしまうのは、収まりがいいようであり、期待はずれでもある。

タイトルが、なぜ蜜蜂と遠雷なのかはわからなかった。
クラシックの曲名にかけていたりするのだろうか。

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