図解 気象学入門 5章 低気圧·高気圧と前線のしくみ 2

2019-05-13 12:56:57 | 読んだ本について
温帯低気圧の発生から消滅まで

○発達について
上空の気圧の谷が原因で地上の低気圧が発達する
地上の前線の発生が原因で気圧の谷を発達させる。

→気象現象は「複雑系」とよばれる現象であるため、原因と結果を単純に分けることができない。
互いに関係し合いながら起こっている現象。

○閉塞から衰退まで
寒冷前線が、温暖前線に追いつき、閉塞前線となる。
寒冷前線と温暖前線の間にあった暖気が、前線に挟まれるようにして閉じ込められた末、上空に持ち上げられてしまう。
→新たな暖気の上昇がないので、しだいに雲は衰えていく。

その後、上空の気圧の谷が深まった結果、一部が低圧の渦として切り離される。【切離型低気圧】
低気圧を発達させる偏西風の発散域はないので、上昇した空気が、上空の低気圧の中心を埋めていき、低気圧は消滅に向かう。




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