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済州のサンチュン(叔父さん)

2015-01-30 08:00:00 | ルーツ





2005年に親族内の色んな事が有り、祖父母の生まれ故郷である韓国・済州島へと行き、そこで初めて会った遠い親戚がいっぱいいた。




その中でも親父達と従兄弟となる叔父さんは、日本から来る人達の窓口的な役割もしてくれて、本当に助けて貰った。



その叔父さんとは、済州の司法書士とか済州の地方裁判所とか、色んな所に一緒に行き、日本から来た不慣れな私達をサポートしてくれた。




そんな叔父さんが先日亡くなったと、1月29日の昨日に連絡が来た。




驚いたし、ショックやった。




初めて会ったは10年前。




その後、一人で済州に行き、空港からタクシー乗って「○○附属高校まで行って下さい」と言って、叔父さんの家に顔出しに行った事、




叔父さんの家で食事させて貰った事、




叔父さんの家から近くに有る店で済州の名物「モムクッ」を一緒に食べた事等を思い出す。




親族内の色んな事が有ったけれど、それが徐々に収束するにつれて、それと同時に叔父さんとも会う機会も少なくなった。




そんな中、2011年…ご先祖様のお墓が有る共同墓地の伐草(草刈り)で済州に行った時に叔父さんと久々に会う。




毎年ご先祖様のお墓参りをしている私達で有るが、叔父さんの所に行くと、叔父さん、叔母さん達に色々と迷惑掛けるし、




こっちも、そんなつもりも無いので、あえて叔父さんの家に行って挨拶はしてない。
(これが向こうの人からしたら水くさいと言うかも知れないが…)




でも、今回の伐草は公のイベントなので、叔父さんの所に行ってまず挨拶しに行った。




その年の2011年……、叔父さんは胃の殆どを摘出した大手術をしたとの事。




久々に見た叔父さんは以前とは見違えるくらいに老けていた。




黒髪けっこう有ったのが、白髪になり、そして、やせ細り、一気に10歳年取ったみたいな感じだった。




伐草の為にはるばる日本から来た私と次兄に、済州の特産、イカ(ハンチ)を出してくれて腹一杯食べさせてくれた叔母さん。




そのイカを食べている姿を見ながら、もっと食べろ!俺は手術してからはイカとかは食べられないと言って、私達を見ていた叔父さん。




そして、遠くを見ているあの叔父さんの姿が、私にとって最後の姿になった。










今年の秋、毎年の済州お墓参りをするのなら、




叔父さんのお墓が一つ増えているんだろうな…。




今すぐ済州島に行きたい気持ちもあるけれど、




秋頃に共同墓地で挨拶しようと思う。








叔父さんと済州の市庁からタクシー乗って海側へ向かう時、「○○ヘ、カージュプソ、ヤン(○○へ行って下さいの済州方言」の「カージュプソ、ヤン」はあの時から活用させて貰ってます。




結構な頻度で済州でタクシー乗ったら「○○ヘ、カージュプソ、ヤン」と使う私。




「ムサ(何故?)」とかの古典的な済州方言を話し、それを自分なりに盗んで自分の済州方言の一つにさせて貰った。






今後、済州でタクシー乗って「○○ヘ、カージュプソ、ヤン」と使ったら、叔父さんの事を思い出す事だろう…。












済州に関わりを持ち始めて今年で10年。




その窓口となってくれた、チュビョン サンチュン…。




本当に有難う御座いました。








주병삼춘!




허영 고맙쑤다게!



허영 고맙쑤다양!!!












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