金山を全開で走っていると油温がすぐに上がる。
以前のハチロクは、油温が上がるなんてことはなかった。
当たり前だ、油温計が付いていなかったのだから。
「ハチロクはすぐに油温が上がって危なっかしくて見ていられない。」というのをAE86バイブル本で読んだことがある。
なので、「ハチロクには油温計装着はただ心配事を増やす長物だ。」ということになるのだそうだ。
旧ハチロクの時は100%で走っていても気にならなかったことだが、最近、助手席の足元右下、MTの左下辺りを何となく触ってみたら凄く熱くなっていた‥。
大丈夫なんだろうか、と心配になる‥。
走り終わって駐車場で降りてみると‥臭い。
何か焦げているのだ。
・・・
週末はコバデンにいた。というか毎週コバデンだ。
コバデン社長 「先生!車が燃えっちゃ~ど~。」
坂本 「あぁ‥‥、どうしたらいいんですかね。」
コバデン社長 「先生のハチロクはターボで優秀だからなっ!でも、ウエストゲートが大気解放されてるパイプがな~、ボディに向かって開いてるから本当に車両火災になっちゃうど~。加工してあげるから、車を車庫に入れてくれな。」
坂本 「あ、お願いします。」
僕のハチロクターボはジャッキアップされて、手際良くウエストゲートパイプが外されて、ボディに向いた太くて短いパイプをカッターで切断、途中から細くて長いパイプが少し段を作ってボディの外側に向かって配管され溶接されていく。
仕上げにシルバーのスプレーで塗られ出来上がり。
凄く安くしてもらい、しかも、車両火災の心配は無いそうだ。
ありがたいなぁ。
・・・
その夜は当たり前のことだが金山にいた。
これからインプレッションだ。
どんな風になるか楽しみマクリマクリスティ♪
もう、完全に戦闘体制!
上り、行くぞ!
ヴォーーー!!
あっ‥‥。
感じる‥‥。
トルクの出方が変わっている‥。
完全に低回転でパワーが炸裂している。
以前は中回転からグワッと来ていた。
マジですか!?
以前よりコーナーでの加速態勢が作りやすくなり、金山を攻略しやすくなったと思う。
車両火災を防ぐ目的だけだったが、嬉しいご褒美付きだった。
コバデン社長、ありがたい存在である。