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金山のまぼろし

全力で生きる!!

429 下り

2023-03-19 20:15:21 | 幻の走り屋奮闘記エピソード5

 


下りは上りとは別コースと考える。

 

確かに、同じ道を走るのだから路面状態は同じだが、当然対向車や反射光の確認ポイントは違う。

しかし、対向車の気持ちはわかる。

だから、上って来る対向車の気持ちをよんで攻める。

 

一般道では自分の常識で周りの車を当てはめがちだが、自分よりはるかにレベルの低いドライバーはいるものだ。

だから、速すぎるドライバーと何も考えてない危ないドライバーのパターンを一般車の他に考えるのだ。

 

 

2003年9月 1人もしくは先頭で走った場合のもっとも安全でもっとも速いラインを記す。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

※ここを昼間飛ばす車は、走り屋ではない。

 

 

下りゴールの後は、T字路でUターンして上りのスタート地点で待機だ。

 

 

右C1コーナーは存在するが攻めずに徐行。

 

 

あとは全開で立ち上がり、ゴール。

すぐにブレーキをかけ減速。

 

 

ラインはミドルで立ち上がり最後の左C2ヘアピン。

クリッピングは中でも後でもいい。

 

 

緩いC3右コーナー。道幅も広いがブラインドなので、対向車を確認したつもりになってしまうので注意。

 

 

立ち上がり後、右に曲がりながらふりっ返し気味に左C4コーナーへ。

ここは、ゴールが近いので気が緩みがちだが、先の対向車の臭いを感じて。

 

 

右C5.5コーナーはミラーを確認しながら、アウトインアウト。

 

 

左C6ジメジメコーナーはレイトブレーキングするとフロントがロックしたりアクセルでアンダーが出やすいので、フロントタイヤを滑らさないように注意してできるだけ奥にクリップをとる。

 

 

右C7コーナーは右にしなる直線だと思って、上って来る車を確認しながら加速。

 

 

右C8ヘアピンを爽快に全開で立ち上がる。

 

 

浮いたような感じのまま少し右に寄せた後、緩やかなC9左コーナー。この先は右C8ヘアピンで見通しがいいから思い切っていけるが、アンダーやオーバーが出やすいので右C8ヘアピンのクリッピングに照準を合わせながら調整するコーナリングで。

 

 


右C11コーナーはミドルインミドルのラインだ。

立ち上がりは膨らむがミドルで立ち上がり、直線はアウトギリギリを浮いたような感じで狙っていく。瞬間的な操舵が効かなくなるので危ない。

 

 

左C12コーナーはよく“魔のコーナー”と呼ばれることがあるが、魔ではないと思う。確かに左に直角に曲がっていて、コーナーに入る前の景色はガードレールが切れていて、その先には大木がある。たぶん、アンダーを出したら大木に激突するぞ、ということで命名されたのだろう。しかし、ミラーがあるし確認しやすいコーナーだ。余計に恐がることはない。

 

 

右C13コーナーに入る時はめちゃめちゃ危ない。

大きな半円ブラインド左C14コーナーで対向車確認の意識が弛んでいるかもしれない。大きな半円ブラインド左C14コーナーを曲がりつつコーナーアウト側を視野の隅で感じ林の先をよむ。それでもよみ切れなくて対向車が来た場合は、フルブレーキングで一般車レンジまで落としてすれ違うしかない。

 

 

大きな半円のブラインド左C14コーナー。

ずっとインをキープして左に回り込んでいく走り方はヤバイ。ある程度対向車を予測して、ブレーキの素早くて強いきっかけをとっさに作れる、あえて角を作るライン取りがベストだ。なのでクリッピングポイントは入口と出口の2つ。

 

 

右C15コーナーは大きな半円ブラインド左C14コーナー前の右に入っていく小さなコーナー。見通しはいいが意外と危険。内側はアスファルトが剥がれているので右フロントタイヤを落として通過したい。

しかし、スピードが乗っているタイヤを落とした瞬間のデリケートな挙動の時に、大きな半円ブラインド左C14コーナーを上って来る車がインを締めて対向で来た場合は超危険なので細心の注意。

 

 

一番スピードが乗るド根性の右C16コーナーは先が確認しづらいので注意が必要だが、スタート地点で上って来る車を事前に確認しておけば、ここで唐突に対向車を発見することが減る。

 

 

加速勝負のストレートの後、ド根性の右C16コーナーが少し左に入ってからあるので、帳尻が合うようにミドルから入る。

 

 

下り最初の左ブラインドを越えるとすぐに右C17コーナー。タイトだ。下りスタート地点で確認しておけば速い走り屋が対向で来る心配はないが、何が起こるか分からないので用心。

 

 

直線から右にうねってすぐ左のブラインド。

このうねった右は直線ラインでいく。クリッピングポイントのガードレールとアスファルトの間がえぐれていて土が剥き出しになっている。そこのタイヤ1本分の隙間に右フロントタイヤを入れていく。

コース初っぱなだがスピードが出ているので安全なのを確認し続ける。

後ろに走り屋がついてきている場合、ショートカットによって舞い上げられた土埃は後続車のヘッドライトによって薄茶色くライトアップされる。

エンジン全開時に土埃を吸うわけだから、後続車は迷惑だろうな。

しかし、これが“全開で走る”ということだ。

 

 

この直線が下りスタート地点。左側で停車。

停車中に、駐車場から走り屋がついて来ないか。一般車が下りてこないか。

下の大きな半円ブラインド左C14コーナーあたりから上って来る車がいないか。もっと下のコースからも上って来る気配がないか。

全て確認するのに少し時間が経っているので、最低限、大きな半円ブラインド左C14コーナーから下りスタート地点までに確認できずに隠れて上ってきている車がはけているはずだ。

遅すぎる一般車が途中に隠れて上ってきている可能性も含みながら、前からスピードを出した車が来ないか。

いないようなら後ろを確認してアクセル全開。

 

 

駐車場からゆっくり降りる。