天は二物以上与えます

先日ハリーコニックＪｒのコンサートを聴きに長女と二人で行きました。
引っ越し準備中だったので、出かける直前まで用事をしていて、
着替えもせず、取りもとりあえず、と言う感じでしたが、
もうずっと前からチケットは買っていたので、どんなことがあっても行くのです。笑

前回バンクーバーに来たときは、確かポリスのコンサートの直後かなにかがチケット発売で、
また、ポリスのコンサートは二公演のどちらも行ったので、
さすがにハリーコニックＪｒのチケットはあきらめました。

テレビやＤＶＤでライブ見たことがあるのだけど、あのビッグバンドの音にしびれる～。
本人もかっこいいし、エンターテイメント！！って感じで楽しみでした。

時間ぎりぎりに会場に着いてみると、
まあ、皆さん着飾ってオシャレなさってました。
ある年齢以上のカップルが多かったですね。
お年の方も多かったので驚きました。
去年カートエリングのコンサートに行ったときは、
同じジャズボーカリストでも違ってて、渋いジャズ通という感じの客層が中心だったけど、
さすがはハリーコニックＪｒ、一般受けするのでしょう。

前座がないですよ～と会場にアナウンスが流れると、皆さんあたふたと席に着きました。
７時半から前座があると、本来のコンサートが始まるのが９時ごろになってしまい、
そうなると家にたどり着いたら夜中の１２時前とかになってしまうので大変です。
ハリーコニックＪｒの前座は誰でも困るだろうなと思うし、時間的にもないのはうれしいです。

緞帳が上がると、ビッグバンドを背にスーツ姿のハリーが立っていました。
あれ？
脚に怪我をしているようでした。黒い装具で固定していました。
でもやっぱりかっこいいのですねえ。
歌う姿もよく、歌声もよく、
作曲も編曲もオーケストラのアレンジもでき、ピアノは上手でダンスもうまい。
（脚の怪我のせいでダンスは最後の方に少しあっただけでしたが）
俳優もこなし、ＭＣを聞いているとよき家庭人でもあるみたいだったし。
天は二物どころか、めちゃくちゃたくさんの才能をハリーにあげてますなぁ。
４３歳だそうですが、いつまでもセーネンの風貌を残し、カラダも鍛え上げています。

初めの方のクラシックでロマンティックなバラードもよかったけど、
終わりの方のお決まりのニューオーリンズ流の楽しくにぎやかなセッションがうれしかった。
汗びっしょりになって、脚の怪我をかばいながらできるだけのことをやってくれました。
ホントに誰でもリラックスして楽しめるエンターテインメントですね。

ただ、カナダではあんまり人種ジョークは公に言わないので、
ハリーのスルドイ人種関連発言には会場の皆さん引いてました。
ＭＣよくしゃべる人でした。イメージと違ってて意外でした。
大人のジョークが多かったんですが、会場にいた子どもさんたち大丈夫だったかな。
親御さんもひやひやしたかも。笑
こういうライブでは、おしゃべりで笑わせるのも大事な要素なんでしょうね。
ダイアナクラールも、ＭＣになるとよくしゃべる普通のカナダの女性だったので。

バンクーバーは大物がたくさん来てコンサートしてくれるのでうれしいです。



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