お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

野生のうさぎ・ロックダウン段階的解除その後

2021-05-28 08:26:26 | 2021年の暮らし


野生のうさぎがいました。




遠くから見て、何だろう?🐰の耳っぽいけど・・・
と思って近づいてみたらやっぱり。
驚かせないようにそーっと近づいていって、ちょっとだけビデオ撮らせてもらいました。

野生のうさぎ



15か月以上に及んだロックダウンを段階解除するという州政府の記者会見を見た話・・・
記事に書きました↓

ロックダウンの段階的解除発表 - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

カナダの西海岸の州で起こってることが参考になるかどうかはわかりませんが、去年の12月から少しずつ進んできたワクチン接種でどんな変化が出ている...

ロックダウンの段階的解除発表 - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

 



段階的解除できるまでに感染状況が改善したのは素直にうれしい話ながら、政府関係者の話を聞きながらどうしても胸がざわついてしまいました。
ほかの人はどうなのかなと思って話を聞いてみたり、情報収集のために使っているTwitterの反応など見たりすると、受け止め方はいろいろあるようです。
たとえば「ああ、ついに自由だ、これからは自由だ!」と思う人もあれば、「まだ新型コロナの脅威は去っていないし、12歳以下は予防接種もできないのに、こんなに速いスピードで解除していって大丈夫だとは思わない」と思う人もあって、不安の程度や受け止め方がそれぞれ違うのは納得です。
今は感染する可能性が高かったり子どもたちにも症状が出やすかったりする変異株も増えていますから、心配の種は尽きないはずなのです。
州政府の関係者は「さあ、これからは人に会えばハグもできるようになるわよ」というようなことを笑顔で言ってましたけど、聞いててちょっと・・・でした。
考え方の違う二人が久しぶりに会って、一人は「ハグするのは問題ない」と思っていても、もう一人の方は「ハグはまだ怖い」と思っているかもしれないわけで、そうなるとややこしいし、気まずいのでは。わたし自身はそうなったらどちらの立場でもドキドキしそうです。
もっと大きい規模で見て、公共の場所、たとえばレストラン、スーパーや公共交通機関などで、これからどんどん感染対策気にしない人が多くなってきたら、不安な人の中には怖くて出かけたくなくなる人もあるのでは。
学校もそう。
職場も。
15か月以上も厳しい行動制限を課してきたあとで、ワクチン接種が進んで感染者数が減ってきたからといって、急に期限を切ってオープンにしてしまうのは勇み足でなければいいけれど。
州民の暗い心を照らす明るい会見にしようという意図は見えるんですが、元の生活に近づくという面を強調しすぎると、「もうこれで今までのような心配も対策も要らないんだ」と思う人が増えそうです。実際「これからも引き続き何を気をつけないといけないか」ということを強調するのが欠落してたように思います。
そして、多くの人の気が緩んで感染者数が増えたら再びロックダウンに逆戻り、という結果になりかねないのです。
その時の反動怖いですよ・・・メンタルがもつでしょうか・・・。


良いニュースは、ワクチン接種率が上がっていること。
聞くところによると南隣のアメリカより高いとかなんとか
(ただし、カナダでは二回目まで終わっている人は少ないです)
わが息子ももうすぐ接種します💉

5月25日付、わが州の統計・年代別で少なくとも一回は接種を終えた人の率

ロックダウンの段階的解除発表

2021-05-26 07:42:42 | 2021年の暮らし


カナダの西海岸の州で起こってることが参考になるかどうかはわかりませんが、去年の12月から少しずつ進んできたワクチン接種でどんな変化が出ているのかすこしお知らせします。


2020年の3月から15か月以上にわたったロックダウンがついに今日から段階的に解除されるという発表がさっきありました。
ワクチン接種のおかげで感染状況が改善し、行動規制がゆるめられて、将来の見通しについて楽観的な計画が立てられるようになったのであれば、今後のいろいろなことに希望が持てるのでは?と思います。
ただ、今後は新規感染者数、病床使用状況、ICU使用状況、ワクチン接種進捗状況などを見ながら手さぐりになりそうです。

昨日の時点で州民の約60%に少なくとも一回のワクチン接種が行われました。
ワクチンの供給が不安定で不足していたため、ワクチンメーカーの推奨する、一回目と二回目の接種の間隔は守られておらず、わたしの場合は3カ月半ほど待つことになるだろうと言われていましたが、今はワクチンが手に入るようになってきたので、当初の予定よりは早めに二回目を接種できる見通しだそうです。

ワクチン接種ははじめ、高齢者や医療関係者、原住民、接客業の人たち、感染者数が多い地区の人たちなどを中心に進んでいましたが、春先には感染者数が激増して、ロックダウンの規制事項は強化され、例えばレストランはテイクアウトのみになったりしました。先週末は祝日でしたが、警察が監視する中、区域外に不要不急の遠出をすることを禁止しました。(罰則あり)

ワクチン接種は最近18歳以上ならだれでも予約できるようになり、先週には12歳以上17歳以下にもワクチン接種が始まりました。
接種を希望する人にはだいたい行きわたったのか、最近は接種会場の近くを通っても列に並んでいる人を見かけることがなくなりました。

今まで、同居家族以外と屋内で会えませんでしたが、今日から5人以下ならよくなりました。
レストランで食事することもできるようになりました。
地域内で屋外スポーツできるようになりました。
徐々に職場に戻ってよくなりました。
地域内であれば旅行してもよくなりました。

段階的に6月中旬、7月初めにさらに規制をゆるめ、9月初めにはほぼ普通に戻ると書いてあります。
ただし、州内、国内、海外の状況によってゆるめられる項目は変わってくるし、感染者数や病床使用率、ワクチン接種状況によってはまた後戻りもあり得ます。

しかし・・・なんです。

15か月以上にわたって、何かをしたり誰かと会ったりする希望を持たないように家にこもって暮らしてきたせいで、
「さあ、普通に戻っていいよ」
と言われても不安な気持ちがこみあげてきます。
お店の中などでマスクを着用することが義務でなくなった場合、それで安心していられるかどうか自信がありません。
新型コロナのウイルスがなくなるわけではないからです。
発表によると、7月1日から屋内でのマスク着用は義務から推奨に変わり、9月7日からは個人的な選択になるということです。
以前のようにマスクをしていたら変な目で見られるということはないでしょうから、それは安心材料なのですが、マスクをしなくてもいいのならしないという人は多いと思います。
こういうことをどの程度不安に感じるかは個人個人で違うだろうと思います。
わたしの場合は徐々に戻ることで「リハビリ」しないと、急に何もかも戻っていくことは難しいかなと思います。
また人に会ったら「久しぶり~」とか言いながらハグするとか、そういう状況は当分わたしには想像できないです。

社会全体が明るい気分になれば、今問題になっているアジア人ヘイトや、ギャングの抗争なども少しは減ってくれるのでは、と、そこには希望を持っているのですが、この計画通りに9月初めに「ほぼ元通り」の暮らしに戻れているかどうかはよくわからないですね・・・。

オフィスに戻って仕事していいよ、と言われて戻りたい人も多くないかも
通勤に無駄な時間とエネルギーとお金をかけなくても仕事できる人にはなおさら。
気が乗らない集まりやパーティに行かなくてすんでいた人も憂鬱かも

州政府の見通し通りにロックダウン解除が進んでいくかどうかは、今後の状況にかかっています。
初めはワクチンの効果について懐疑的な報道が多かったですが、もしも本当にこんな風に進んでいけるのなら、明るい光になるのではないでしょうか

新型コロナのワクチン接種しました

2021-05-06 07:28:28 | 2021年の暮らし

                      (撮影禁止でしたのでCBCニュースの画像をお借りしました)

なんやかんやで身動きが取れず、ご無沙汰してすみません。
続いていた記事ももう少しお待ちください
いただいていたコメントありがとうございます。時間かかっててすみません。

新型コロナのワクチン接種に行ってきたので、ご参考にはならないかもしれませんが感じたことなど・・・。
一時は感染者数爆増でずいぶんと大変な状況でしたが、ワクチン接種が始まって少し新規感染者数が減少傾向に入ったようです。



最近のワクチン接種情報や最新のデータなどは州政府関係や保健所、放送局など信頼できる機関のTwitterがかなり機敏に発信しているので、なるべくそれを見るようにしています。
そうすると、感染者数の多い地区で今日臨時の接種クリニック(予約必要なし)が設置されたとか、そこで5時間待ちの列ができたとか、ワクチンの数量が足りなくて並んで待っていた人たちの一部が怒って警備員と衝突したとか、そういう情報も画像や動画つきで流れてくるので、四六時中見てどっと疲れることがないように、自分にほどよい頻度で見てます。

この前まで年齢別にワクチン接種の申し込みを受け付けていました。そういう場合も「今日は〇〇歳以上の人が申込みしてください」という情報が流れます。現在は対象年齢の人は誰でも申し込みできます。これは多くの人が一度に申し込みを始めてシステムがダウンしないようにということのようです。しかし、初めの頃は「申し込み」と「接種予約」を混同してしまう人がたくさんいました。新しいことをやるのは難しいものですね。

そして、ワクチンの数量がある程度把握できるようになったころから「〇〇歳~〇〇歳の人は〇日にワクチン接種予約開始のメールが届きます」というメッセージが流れ始めました。

そして、その予告された日の夕方、ワクチン接種予約に必要なログインの情報がメールで送られてきました。金曜日のことでした。
指示の通りにオンラインで予約のページを開けてみると、いちばん早いのは翌日・土曜日のものでも予約できるようでした。わたしは運動療法の予約が月曜日にあったので、火曜日の午後の予約をとりました。
予約時刻の24時間前にワクチン接種予約の「お忘れなく」メッセージがきました。
マスクをつけて、半袖の服を着て、予約時間の数分前に来てください、と。

いよいよか、と思うとちょっと緊張しましたが、当地の場合、あらかじめどこのメーカーのワクチンを接種されるのかがわかっていないので、多くの人はそこが不安に思っています。アメリカ在住の娘によれば、接種前にワクチンメーカーは知らされていたそうですが。

接種会場に着いてみると、会場の外まで列ができていたので「これは待つかな」と思ったけれど、順調に前進していってすぐに中に入れました。外で挨拶していた係の人が「列は長く見えるけどすぐ進みますよ~」と笑顔で声掛けしていました。
中に入る前、入り口のところで手指消毒をするように、そしてマスクを外すように言われて、そして新しい医療用のマスクを渡されました。症状や海外渡航歴、陽性の人との接触の有無などを聞かれ、ワクチンに入っている薬品に対するアレルギーの有無や既往症などの質問事項を書いた紙とペンを渡されました。ワクチンに対するアレルギーの可能性はメーカーによって異なるようです。
何人かの人が係の人に「今日はどのメーカーのワクチンですか?」と聞いていました。「ファイザー」と答えた人と「ファイザーかモデルナ」と答えた人がいましたが、個人的にはそのどちらかだったらいいなと思って来た(違っていたら断わるつもりだった)ので安心しました。
中に入ると受付の人たちが五人並んでいて、保険証を確認して、もう一度現状の健康状態を聞かれ、さらに順路に従って中に入るように言われました。そして五人のうち一人だけが黄色いしおりのような細長い紙を渡しているのに気が付きました。
奥にはホワイトボードがあって、「今日の接種年齢は〇〇歳」「ファイザーかモデルナ」「二回目の接種は16週間後」と書いてありました。質問する人が多いんでしょう。
先ほどの黄色い紙を持った人と持っていない人は別の列に並ぶように言われたので「黄色い紙をもらった人がモデルナを接種するのだろうな」と予想がつきました(そしてその通りでした)。
並んですぐに中に入るように言われ「〇番の部屋へどうぞ」ということで行ってみるとお医者さんがいて、問診の内容を再確認して、どちらの腕にしてほしいかを聞かれ「腕を垂らして力を抜いて」と言われ、横を向いている一瞬で接種完了してました。針を刺されたかどうかもわからないほどなんの感覚もなかったです。

接種の記録カードをもらい、15分待つ待機場所へ向かう方向を示され、順路で歩いていくと、係の人が時刻を書いた紙(ポストイット)をくれて「書いてある時刻までここで座って待って。座る前に椅子にあなたのポストイットを貼ってね。ポストイットが貼ってある椅子には座ってはだめ、何も貼ってない椅子に座ってね」と言われました。意味がわからなかったのですが、見ていると、消毒係の人がポストイットの貼ってある椅子を消毒していたんです。消毒後はポストイットをはがしていました。なので、ポストイット付きの椅子は未消毒。なるほど。
椅子と椅子の間はパーテーションがあり、向かい合わせの人とは2mの間隔がありました。
針を刺されたときは無感覚でしたが、15分の間にちょっと接種した方の腕が重くなって腫れてきてるような感覚がありました。痛くはなかったです。

待機場所で知り合いを見つけた人たちが「やっと接種できたんだからなんかお祝いしたいよね~」と話していました。
接種会場には撮影禁止の紙があちこち貼ってありましたが、待機場所を出て出口に向かうところに「接種記念♪」のセルフィー撮影場所(背景もちゃんと設置)がありました。予防接種が終ってハッピーなところをソーシャルメディアに載せて広めてもらいたいんだと思います。そうしてより多くの人にワクチン接種をしてほしいということでしょう。
特に問題なく自分で運転して家に帰りました。接種箇所がこれから痛むんだろうな、という予感は少しするような、その程度の感覚でした。
シャワーをして、冷えピタを接種箇所に貼って、そのまま朝まで眠れました。
翌朝目が覚めると、針を刺されたところの深い場所が筋肉痛のような感じで、腕を上げると痛いです。が、腕が上がらないというほどではなく、運転も普通にできます、腕のつけ根あたりが腫れているような「感じ」。実際は腫れていません。重い感じです。
そのほかは特に何も変わったところはなく、倦怠感とか風邪のような症状もありません。

現在は2003年以前生まれの人と、16歳以上の妊婦さんまで申込みができます。
今朝のニュースでは、12歳から15歳までの子ども達もファイザー製に限り接種することになったそうです。
希望する人たちは順番が来たら予約して接種に行くでしょう。
あとは、接種をためらっている人や、絶対接種しないと決めている人もいますので、全体人口の何パーセントくらい接種が進むのか、ということと、カナダではワクチンの数量が十分ではないので、一回目と二回目の接種間隔がメーカー推奨の期間の4倍になっていますので、それが今後縮められるのか、変異株への対応などで三回目が必要なのか、ということなどが関心事になっているようです。ワクチン接種で本当に抗体ができるのか、どれくらいもつのか、というのもわからないことですよね。
個人的には、二回目の接種の方が副反応は強くでるそうですので、そこらへんが穏便に行ってほしいです。

住んでいる国や地域によって状況が違うので、かなり普通に近い生活ができているところではあまりワクチン接種には積極的でないかもしれません。報道によるとここは去年の同時期より10倍ほど状況が悪いそうですし、普通の生活とは程遠い日々を送っていますので、一回目の接種が終わって気持ちがだいぶ楽になりました。

これから接種が進んで、感染状況が改善して、社会全体の雰囲気が少し明るくなれば、広がっているアジア人ヘイトなどが少しずつでも減っていってくれるのでは、と期待しています。

高校生の年代も接種ができるようになりそうですので、来年の春の卒業式とか、来学年の学校での課外活動とか、新型コロナ以前のようにはいかなくとも、ある程度行われるようになればいいなと思います。

副反応への不安は少なからずありましたし、接種前は緊張もしましたが、今は一歩前進した気がして、ちょっと気持が軽く明るくなったように思えてます。
ロックダウンして一年以上、多くの知らない人の集まりを見たのはとても久しぶりで、そこもぐっと疲れました。
このような中、ワクチン接種のために働いておられる方々に感謝しています