お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

マスク作り~新学年・学校再開の準備

2020-08-31 15:17:41 | 2020年の暮らし
明後日の月曜日は学区全体zoomオンラインミーティングでの新学年運営説明会。
その翌日には新学年に学校に通うかどうかの決断をオンラインで提出。
9月10日はオリエンテーションとのことで・・・

3月中旬からロックダウンで学校閉鎖。
そしてそのまま再開されることなく学年終了して夏休み。
半年もの間学校に行ってない。
どうなるのかな。
子ども達はすぐに適応できるのかな?

さて、我が息子は特別プログラムに入っているので、
学校に通わないという選択肢はなし。
新型コロナ関連のニュースを読むたびにさまざまな緊張感が増すなぁ。

うちの州は生徒のマスク着用義務化をしないようだけど、
マスクの予備をもっと作っておこうと思ってミシンかけた。
とにかく、今できることをできるだけやって、
不安な気持ちに押しつぶされないように。

生地屋さんに行けないので、ハンカチや端切れを出してきて作る。
無地のとか、柄のとか、作ってみたものの一例は・・・





↑の写真の中の、赤いバンダナのやつ、
色もきれいだし、かっこいいやん~!って思ってたら、
息子が来て見て言うのには、
北米ではつけない方がいい」と。
それも作ってしまった後の指摘

なんでだかご存知ですか?



新型コロナと少年野球・楽しく最終日

2020-08-30 15:46:56 | 2020年の暮らし
7月中旬からソーシャルディスタンス野球を工夫してやってきて、
今日はその夏野球の最終日。

ここの秋は雨がしとしと降る日が多いし、
日中時間が短いので野球は予定通りにやるのが難しいけれど、
秋野球はすでに申し込み受付していて、参加者も多いそうだ。
学校での体育の授業や課外のスポーツ活動なども制限されることがわかっているから、
なにかしら運動を続けようと思うなら、
屋外でやるソーシャルディスタンス野球はコロナ禍でも比較的安全なチームスポーツだと思う。

うちの息子は例年ならこの時期すでにカーリングが始まっているので野球はできないのだけど、
今年は9月1日の州政府関係の発表を待たないとカーリング競技運営がどうなるかわからない。
状況次第では秋野球も少しできるかも?

最終日なので、練習などはやめて、
スピードガンで投球速度を測ったり、
ホームランダービー、バント正確度判定、
走塁タイム測定、
ピッチングのコントロール正確度競争、
などなど、点数にして競うことになった。

ボランティアが早めに球場に来て準備。
グラウンドの整備や、新型コロナ対策などなど。

みんなお揃いのTシャツを作った。
ある企業から寄付金があったそうで、それを資金にした。


ちゃんとプロの審判さんもお願いした。


黒い四角い布の的には数字が1から6まで各所にプリントしてあって、
どれだけたくさんの数字に正確に投球を当てられるかというコンテスト。


ネットの裏からスピードガンで投球速度を測る。


ホームベースから走り始めて、一周して戻ってくる走塁のタイムを計る。


競技が全部終わって、結果発表とメダル授与式もソーシャルディスタンス。
握手はなし。肘と肘を合わせるのみ。


距離を保ってコーチの話を聞いた。


お話の最後に
「楽しい野球ができて本当によかった。これからもみんな元気でいよう。
さあ、片付け始めるぞ!」

総出で片づけて、お礼を言って、秋野球で会えるといいねといって、
ハグはできないので、2m離れてエアハグ。
笑顔がいっぱいで、笑い声が響いた素晴らしいイベントになった
参加できたことに感謝の気持ちでいっぱい

続・9月10日からの新学年はどうなる

2020-08-30 05:12:21 | 2020年の暮らし


人口10万人あたりの感染者数を示した地図が出た。
日々のニュースで感染者数が発表されても、
「増えてるな」
としか感じられないので、具体的な指標を使って示してくれると助かる。
これを見ると、思わぬところで人口比から見て多くの感染者数が出ていると思う。

さて本題。
前回の記事、図書館の話のなかでバンクーバー学区のニュース速報について書いた。
そのあと、うちの学区の長から保護者全員へのメールが来た。

新学年が始まるにあたって、生徒が選べる選択肢は三つと↓の記事に書いた。
OGPイメージ

9月10日からの新学年はどうなる - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

ソーシャルディスタンス野球、最後の練習。バッタも見学。すっかり秋の風が吹いている。明日、みんなで集まって投球速度を測ったり、ホームラン競争し...

9月10日からの新学年はどうなる - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

 


最新のメールで説明されていた選択肢は四つ。
(クリックすると拡大します)

四つ目はElementary(年長さんから中一)での選択肢なのでうちは関係がない。

①学校に通う
②ホームスクーリング
③学区のオンラインコースを使って学ぶ(ただし、フランス語で授業するコースなどの特別プログラムの用意はない)
オンラインコースと言っても定員があるのかどうか、現時点では不明。
④今の段階で通学はできないと感じて在宅学習する小学生に対して先生がフォローしていく。詳細は未定で、短期のフォローであり、あくまでも通学への過渡期としてサポートする。

メールの中に書いてあった大事なことは、私も心配して記事に書いていたけれど、

今年度どのオプションを選んだとしても、2021年9月から始まる新学年にはもとの学校に戻れるよう保証する。

ということ!
これ大事!本当に大事。

そして、明後日、Zoomを使ってオンライン説明会をする。

その翌日の午前中までに、オンラインで、どのオプションを選ぶか学区に知らせる
(何人くらいが通学するのか、どの程度オンラインコースを整備する必要があるのか、などを把握するためだろうと思う)

学区から新学年開始のガイドラインが発表された後、たくさんの反応があったことだろうと推測。
大部分の保護者が不安に感じていることに対して、できるだけの対処を急いでやろうとしていることは素晴らしいと思う。
これからまた、どんな発表があるのか注目・・・

今日はソーシャルディスタンス野球最終日~
楽しんできます

久々の図書館

2020-08-29 12:43:07 | 2020年の暮らし


ロックダウン以降初めて、久々に図書館に行った。
先月までずっと閉まったままだった。

図書館の入り口にあった大きなポスターの、黄色い星のところに、小さなビニール袋に入ったメダルが貼り付けてある。
なんのメダルかというと・・・

毎年6月の中旬以降、夏休み中に子どもたちが読書に興味をもつようにと願って、
各図書館でサマーリーディングプログラムの受付を始める。
図書館に申し込みに行くと、
テーマに合わせてきれいに切り抜いてあるカラー紙に自分の名前を書く。
それを図書館の児童書コーナーの壁に貼ってもらう。
夏休みに図書館に行くと壁にいっぱい色とりどりの、子どもたちの手書きの名前が貼りだしてある。
そして、日本のラジオ体操のカードの長いやつみたいな、カレンダーが印刷してある参加カードをもらう。
夏休み期間中、読書をした日に自分でマークしたり、シールを貼ったりする。
参加カードの裏には学校のリストが印刷してあって、自分の学校の名前に✔マークを入れる。
夏の終わりごろに、決められた日までに図書館にそのカードを持っていくと、図書館のスタンプを押してくれる。
学校が始まる前に、市で一番大きい図書館で、サマーリーディングのメダル授与式がある。
そこでパンケーキも出る!
自分で記録して、図書館でスタンプを押してもらったカードと引き換えにメダルをもらう。
イベントに行けなかった子は、スタンプ押してあるカードを図書館にもっていけばメダルがもらえる。
最後にそのカードが自分の通う学校に届き、全校集会などで名前を呼ばれる所までがセット。

しかし、
今年は何もイベントができない。
せめてもの、メダル。
手渡しできないから、手渡ししない方がいいから、ポスターに張り付けてある。
ウイルスがつかないようにビニール袋に入れてある。
2020年様式のサマーリーディング。

さて、私が図書館に行ったのはメダルをもらうためではなく(ほしいけど!)
ロックダウン中に返却できなかった貸し出し図書とを返すためと、
ロックダウン前に予約していた本の順番が回ってきたので受け取るため。
入り口には厳重な受付と消毒ステーションがあった。



中に入ると、

図書館内の人数制限:合計10人まで

との表示が。
(ちょっと写真を撮るのは憚られました

図書館はここまで厳重にやってる。
中に入れるのは予約の本を受け取る人と、あらかじめ予約を取ってコンピューター(インターネット)を借りる人だけ。

この前の記事でもぼやいてたけど、この厳重さを見ると余計思う。

どうやって安全に新学年をスタートできるの?

私がぶつくさ言ったせいじゃないけど、
バンクーバー学区では
約40%の親がフルタイムで新学年をスタートさせることに対してに不安がある
という調査結果が出て、
学校に通わなくて済む選択肢を設定すると決めた、
というニュース速報入ってた。

さあ、どうする、うちの学区

9月10日からの新学年はどうなる

2020-08-29 05:17:12 | 2020年の暮らし


ソーシャルディスタンス野球、最後の練習。
バッタも見学。
すっかり秋の風が吹いている。
明日、みんなで集まって投球速度を測ったり、ホームラン競争したりしてそれで終了。
3月中旬以降なにごとも思うようになしえない悲哀、
行き場のない不安から逃げるためと、友達とつながるためにオンラインゲームに過度に熱中する息子を見る悩み、
誰とも会って話せない心もとなさ、
そんなことを少しずつ和らげてくれたし、野球の楽しみを思い出させてくれた。

さて。
今、親たちの関心事は9月10日に始まろうとしている新学年のこと。

どのような学校運営になるのかは州政府が大筋を決めて、詳しくは各学区で詰めていく。
(この「学区」とは各学校の通学区ではなく、都市部であればそれぞれの市に一つ。
感覚では日本で言う〇〇市教育委員会みたいな感じ。機能などはちがうけれど)
すでに何通か学区の責任者からメールが来ているし、ウェブサイトですでに決まったことが発表されてる。

たとえば、隣の州では学校でのマスク着用は義務となっているが、うちの州は義務化しないという。

授業の形態は、10週間ごとに2科目履修するという・・・四学期システムに変更する。
つまり、学校に行っても接触するのは主にその2科目を履修している生徒と教える先生だけというプラン。
送られてきた時間割の説明は複雑ではっきりしない。
高校一年生(10年生)以上は学校に行く日と行かない日があるようだ。
これは実際の時間割が発表されないとわからない。

もう慣れてしまったけど、日本から来て驚かされたのは、学校が始まってみないとどの教科を履修できるのかわからないこと。
あらかじめわかるようにしてくれている学校もあるようだけど、息子の学校はわからない。
前年度に履修希望出してるけど、どれが取れているかわからないのだよなぁ。

ここでは高校受験はない。
(もっと言うといわゆる大学受験もない)
どの学校に行くかは各生徒の住所によって決まる。
親が仕事の関係で託児所などを利用している場合、子どもを預けているところ・人の住所で決まる場合などもある。

当然引っ越しなどによる生徒の転出転入の変動がある。
各学校で、夏の間にそのエリアに引っ越してきた生徒の受け入れ調整や、
ほかのエリアに転出した生徒の登録取り消しなどの作業もある。
日本の住民票のようなシステムがないので、9月に新学年が始まってみないと頭数がわからない。
だから、どういう科目が履修できて、どういう時間割になるのかは学校始まらないとわからない

小学校などでは、いったい今年は何年生の子どもが何人来て、何クラス作るのか、何人先生を雇うのかが、9月の始めに新学年が始まって、子どもの頭数を数えてやっと判明するという原始的なことになっている。

学校は生徒が休んでいる間は閉まってて、誰も働いてないから・・・。
サマースクール期間中と数日の例外を除き。

話は戻るが、
一学年を四学期に分けると、学年の始めの方で習った科目の内容は忘れてしまい、
学年末のAP試験では親の仇くらい復習しなくちゃいけなくなるんだろうな。

素朴な疑問は、なぜマスク着用を義務化、少なくとも推奨しないのだろう、ということ。
教室での着用は自由と書いてある。
もちろんマスクをつけていれば感染拡大しないと信じているわけではない。
それでも飛沫をかなり防ぐのでは? わからん・・・。

野球の送り迎えでいろんな親と話すけれども、
ほとんど心配してない人と、すごく心配している人の意見がずいぶん違うと思う。
心配していない人達はあまり感染防止対策してない傾向があるようにも思う。
学校が始まるといろんな考えの家から子どもたちが集まるわけよな・・・

色々ある中で私が一番気になっているのは、学区からのメッセージの中の
オンライン履修を選択したい親は至急決めてください
ということ。

色々調べてみると、選択肢は三つあって、
①学校に通う
②オンライン履修(先生のフォローあり)
③ホームスクーリング

簡単に言うと、
③は親が先生になるパターンで、
②はリモートで学習だけど、指定の学校が提供するオンライン授業や、メールやオンライン会議のシステムでの先生のフォローがある、ということらしい。

そして、
②の登録にはすでに何千もの空き待ちが出てるというニュース
どこの学校でも②を提供しているわけではないし、先生の数にも限りがあるから・・・。

うちの場合、家から叫んだら声が届くような近距離にElementary School(年長さんから中1)もSecondary School(中2から高3)もあるが、
上の二人の娘たちはSecondaryから越境して特別プログラムのある学校に通った。
息子はElementaryの途中からギフテッドプログラムで別の小学校に転校し、
Seconaryは越境申請して、別の学校の特別プログラムに入っている。
もし仮に、
「新型コロナ感染が心配なのでホームスクーリングします」と決めた場合、
コロナが収まったあと越境で通う学校には戻れないようだ。
それはそうだ。
「免疫が弱いので越境で入学が認められた特別プログラムに通うのを諦めます」
という子どものニュースが昨日出ていた。

先行き不明なことで悩むのは生産的ではないけれども、
あれこれ考えてしまうのは仕方ない状況かな、とも思う。
ニュース記事では、

これは子どもたちの生命を賭けて行う壮大な実験だ

と皮肉っていたけれど、親の立場になってみれば、そんな悠長な話ではない。






思いもよらない世界にめぐり合う

2020-08-25 14:45:38 | 2020年の暮らし


こんな感じで、お庭の石像さえもマスクをして周りの人にウイルスをまき散らさないようにという毎日・・・。

つらつら考えてみても、3月中旬のロックダウン以後、それまでの生活が一変。
不可抗力の中、家にこもって、やるべきことも思う通りできず、恐怖と無気力感もあり、あがいてきた。
私のけがのリハビリはクリニックの閉鎖によって中断し、痛みが悪化した。
やっと勇気を出して歩きに出れば、知らない人の連れていた犬にかまれて救急病院行きという始末。
高校生の息子にとって、オンラインゲームがほぼ唯一の友達とつながる手段となり、
今までは学校やスポーツで忙しすぎてやる暇のなかったゲームに夢中になり、
昼夜逆転に近い生活をし、私の悩みを一層深くした。

気持ちを沈ませるニュースがこれでもかこれでもかと流れてくる中、
ぱっと明るい光のような一連の記事があった。
藤井聡太二冠の快進撃だ。
それが将棋のしの字も知らず、駒を触ったこともない私がオンラインで配信される将棋中継にはまったきっかけ。
今は将棋を知らなくても楽しめる工夫がたくさんあって、スポーツ観戦のような感覚で観られる。
そして解説される棋士の方々がおもしろい。
時差の関係でとっても夜更かしになってしまうけど、わくわくが止まらなかった。

競技スポーツを二つ交互に、一年を通じてやる息子につきあう生活の中、
しょっちゅう勝った負けたを繰り返す日々だったが、
新型コロナでぱったりと中断してしまい、
応援したりはらはらしたり勝って喜んだりというのが恋しかったというのもあったかも?
大変失礼ながら息子と年齢もあまり変わらないし・・・

そんなこんなで、今まで知らなかった、思いもよらない世界にめぐり合った。
少しずつ背景や歴史なども知るようになった。
それで、YouTubeのおすすめに、将棋の動画がたくさん出てくるようになった

今日見たのがこれ。
最後まで一気に見て、しばらくじーんとしていた。
力強い生きかただ。迷いがない。

私の生きる道、生きる意味はなんだろう?
コロナなんかに心を折られてなんかいられない。
最後の最後まであきらめない、そういう芯を持ち続けたいと強く思った。

音楽、映像、編集、ウイット・・・とても素晴らしい作品。

ノーナレ 「諦めない男 棋士 加藤一二三」

棋士に関する他の動画にも興味のある方は下記URLの再生リストやチャンネルページ等からご視聴ください。
【棋士 投稿動画 まとめ】

http...

youtube#video

 

秋の気配と、短い夏の名残

2020-08-24 06:50:24 | 2020年の暮らし
日本から来た私から見ると、バンクーバーの夏は短い。暑くもない。
ときどき気まぐれで気温が30℃を超すこともあるけれど、
だいたいは25℃超えたら常夏の国の人みたいな恰好の人が多くなる。
超えてなくても、太陽がさんさんと輝いていれば夏らしい日。
特に夏が短い年は、暑い日が一週間くらいしか続かなかったときもある。
もちろん、私の感覚で「暑くない」と思っているだけであって、ここで生まれ育った人から見ると十分暑いのだろうと思う。
湿度も低く、朝晩はきっちり気温が下がるので過ごしやすい。
ほとんどの家にエアコンはついていない。
記憶に残る一番涼しい夏に、私は一度も扇風機を出さなかった。
感覚的にはお盆を過ぎると秋風が吹く。
9月になっても気温が高めなこともあるけど、日中時間が急激に短くなっていくので夏らしくはない。
そして徐々に、次の夏が来るまで、しとしと雨が降り続く日が多いバンクーバー天気に戻る。

だから、夏を感じることはとても大事。
暗くて雨がふりまくる、長い秋冬を元気ですごすために。

調べてみたら、今年の場合、日中時間の最長と最短は
最長:6月25日  16時間15分
最短:12月20日  8時間10分
感覚として毎年クリスマスを過ぎると日中時間が徐々に長くなっていくとわかる。
そのころは朝起きても暗い、そして夕方前に暗くなる。
逆に6月には、早朝から日光があふれ、夜10時前でも明るい。

この頃は、気温の高い日もあるけれど、秋の気配がつよくなってきた。
3月中旬のロックダウンからほぼ出かけていないので、
ちょっと運転して夏の名残を見つけに行った。
圧倒的に夏が足りてないからチャージしよう。







まわりの山に雪が見られない時期。





運よく、かわいいのと遭遇できたり。





コロナ禍で人では例年より少ない。
でも、変わらぬ風景がそこにあった。
不思議な、なんのために設置されてるのかわからないものもあったけど。



15分ほど歩いてから、また運転して帰途につきました。




新型コロナと少年野球・続き

2020-08-23 15:57:13 | 2020年の暮らし
7月中旬に始まったソーシャルディスタンス野球も、残すところあと2回、8月末で終了となる。
人と人との距離を取り、コーチもマスクをつけて、ボランティアが消毒と安全に気を配って練習してきた。
州政府との取り決めで試合ができない。
だけど、やっぱり試合みたいなことしたくなるのが自然な流れ。
それで、ゆるっと「試合のようなこと」をやってみようということになった。

ちゃんとプロの審判に来てもらった。
主審は通常はキャッチャーの後ろにいる。
ソーシャルディスタンス野球ではピッチャーの斜め後ろにいてストライクやボールのコールをする。
審判はマスク着用。
一塁走者と一塁手も距離あり。タッチアウト禁止。



(私はスコアキーパーなので、ネットの後ろから写真撮影。消毒担当のお母さんも写ってる)

9月から新学年が始まるので、8月は遊びに行く人が多く、その結果野球も欠席者が多い。
「試合のようなこと」に同年齢の2チーム作るのは無理。
だったら、というので、対戦相手に一つ下の年齢グループを連れてきた。

そうなると、年上のピッチャーの投球を年下の打者が打つ、またはその逆、というのが不公平になる。

どうするか?
で、変則ルールにした。

年上チームが打つとき、ピッチャーとキャッチャーは年上チームから。野手は年下チーム。
年下チームが打つとき、ピッチャーとキャッチャーは年下チームから。野手は年上チーム。
ピッチャー・キャッチャー間の距離も、年齢ごとの規定によって変える。



↑年上ピッチャーの投球距離



↑年下ピッチャーの投球距離

年上のピッチャーはマウンドの一番高いところから投球し、
年下のピッチャーは少しキャッチャーに近づいて投げる。

本当なら、ベース間の距離も年齢によって規定が違うのだけど、そこはどうしようもない。
年下のキャッチャーから見ると、二塁への送球が遠くて大変。ちゃんと頑張ってやってたからえらい。

これができるだけ最善・・・ではあるのだけど、
スコアブックをつけていてふと気づいてしまった。

確かにピッチャーとバッターの関係性から言うと、このやりかたでフェアなのであるが、
実は、年下チームが打ったときに野手が年上チームの子たちなので、守備が上手いのだ・・・。
多少のヒットを打っても捕られてアウトにされてしまう。エラーも少ない。
逆に、年上チームが打ったときに、守っている野手は年下チーム。
だから、年上チームの方がたくさん点が入る・・・エラーの数も格段に違うから。

ま、いいか。誰も気づいてない。気づいてないふりでもいいや。
少年たちは楽しそうにしてたから。

余談だけど、スコアブックをつけるのが大好き!
メジャーリーグの試合を見に行っても本当はスコアブックをつけたくなるほど。
つけたスコアのページを開くと、試合が鮮やかに再現されるし、
だいぶ時間が経ってから見てもよく思い出せて楽しい(^^♪

練習見てるのもうれしかったけど、やっぱり試合がいいなぁ。
このような「試合のようなこと」でも十分に楽しい。
惜しいのはやはりこのご時世。
観客の数が制限されてしまう。
こんなに広い球場に選手、審判、コーチ、ボランティア、関係者の総計50人までなんて。
がら空きのスタジアムを見ると例年のにぎわいを思い出してさみしくなる。



それに追い打ちをかけるように、「試合のようなこと」の後、スタジアムの外からマリファナのにおいが漂ってきて、う~ん。
ここでは合法ではあるのだけれども。
少年野球なのだよ。
もうちょっと夢見させてよ・・・と思うのは勝手かな。



刹那、現実を忘れて野球の世界にいられて幸せだった。
感謝しかないなぁ。
来春のシーズンは問題なく野球ができるようになっていますように!


新型コロナと少年野球

2020-08-15 07:10:38 | 2020年の暮らし




例年通りなら、少年少女・青年の野球は3月中に始まる。
野球でアメリカの有名大学進学を目指すようなレベルだったら、オフシーズントレーニングも入れて一年中やってる。
でも、今年は新型コロナの感染拡大で3月中旬からロックダウン。
野球を主催する団体と、州政府の機関との間で調整と折衝が続き、さまざまな努力の結果、7月に入ってソーシャルディスタンス野球ができるようになった。
12ページの同意書と免責確認書にサインすることが条件。
使ったボールと用具は、個人所有で他人と共用しないもの以外は、ボランティアが全部消毒とクリーニングをする。
始まる前に、オンライン会議ツールでミーティングをして、親とコーチに新しい野球のあり方とルールを徹底周知。
正規の試合はできない。
対外試合、州大会、全国大会、ワールドシリーズなどすべて中止。
試合形式の練習でもタッチアウトなどは禁止。
スタジアムに入る前に全員手洗いか消毒。
ボランティアはマスク着用。
スタジアムは巨大だし、野外だけど、その場にいられる人数は州の規定により50人まで。
だから、それを数えるボランティアも要る。

初日はドキドキした。
3月中旬以降、こんなにまとまった数の人に会ったことなかった。
大人も子どもも、2mの距離をとれと何度言われてもうれしすぎてちょっと近づいてしまう感じ、ダメなんだけど気持ちはわかる。
いつもならほぼ毎日顔を合わせていた親たちの懐かしい顔ぶれ。
普通なら駆け寄ってハグするところだけど、今年はエアハグだけ。
距離をあけてする変則ルールの野球は見ていて不思議でしかない。

でも、やっぱりいい! 
青空の下、同じ年ごろのメンバーと一緒に野球をするって。
その場のみんなが口々に
「ああ、息子が外で野球をしてる! オンラインゲームじゃなくて!!」
そしてみんなが大きくうなずいた。

私にとってこの10年以上、ここの短い夏を満喫させてくれるのが野球。
こうやって外に出て体いっぱいに感じないと、長く暗い雨ばかりの秋冬を越せないんじゃないかと思う。

今や、安全に友達と楽しくつながる重要なツールであることは間違いないオンラインゲーム。
どこの親も悩んで気にしているんだなあとわかって安心した。
私の願いは、これ以上感染拡大せず、8月いっぱいは野球を続けられる状況であってほしいということ。