お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

49.6℃の灼熱地獄・・・

2021-07-12 11:34:34 | 2021年の暮らし


大変なご無沙汰をしている間に本当に多くの出来事が起こりました。

ニュースなどで見られたと思いますが、例年夏でも20℃前半で推移する涼しいこのカナダ西海岸に灼熱地獄が襲いました。
今も比較的暑い日が続いていますが、あの数日間を思えば何とかなります。
よく生き残ったと思うほどでした。
日本のヤフーニュースのコメント欄などを見ていると「40℃台の暑さなんて大したことないだろ」という反応が結構あったのですけど、何が違うかというと、ここは日本と違ってエアコンを設置している家がほとんどないこと、そして、熱中症の経験のある人が少なく対処法を知らない人が多いこと。寒さ対策には良いけど暑い夏には対応しにくい家の構造になっていること。冷房装備の需要がもともと高くないので店の在庫が少なく、熱波に対応できなかったこと。簡易式エアコンが買えたとしても、設置した時にフューズが飛んだり、高層アパートなどでは多くの人がエアコンをつけたことで建物全体でエアコンが故障したりしたこと、などです。多くの高齢者施設にエアコンがなかったことで大変な被害が出ました。
なので例年暑くて対策ができている都市とは全く状況が違います。



これを見ると最低気温が低いじゃないかと思われると思うんですが、この気温予想が大噓だったんです。
午後五時で41℃、午後8時で36℃、当然最低気温は30℃を下回りませんでした。



43℃でも体感気温は49℃。

ちなみに同じ日のサンフランシスコの気温予報はこうでした。



北米西海岸すべてが異常に暑かったのではなく、西海岸でも北部だけが暑かった。
来る日も来る日も絶望的に暑くカンカン照りで、とにかく生き残るという目標のみ持ってました。
大げさなようですが、冷房がないというのはどうしようもありません。
うちの州ではこの期間だけで711人の方がこの熱波のせいで亡くなりました。

そして更なる悲劇が。



この、カナダ史上最高気温49.6℃を記録したリットンという町で、この記録をしたすぐ後に大規模火災が発生し、即避難命令が出て、何も持ちだすこともできないまま住民が避難した後、リットンの90%以上が焼失したのです。
灼熱地獄に耐えて耐えて耐えたその直後に容赦なく迅速に広がった火災の被害・・・。
今も約300か所の大規模火災が進行中というニュースがありました。
まったく雨が降らずに高温で乾燥していますので消火活動は難航、さらなる火災が発生する可能性が高い、厳しい状況です。
リットンの火災の原因は、走行中の貨物列車と線路が火花を発生したせいではないかと言われ調査中です。
大規模火災のニュース映像を見てほんとうに胸がいたみます。



この体験は語り始めると終わりがないほどですが、何とか生き残ることができました。



その次に大きなできごとは、新型コロナ関連。



このグラフでピーク時1317人の一日当たり新規感染者数が出ていたわが州ですが、つい先日一日当たり20人になりました。
7月の初めからついにロックダウンが限定的解除になりました。
お店の中でのマスク着用が任意になったりして、私個人はちょっとまだぎょっとしますが、感染者数が少なくなったのはいいことです。
短い夏の間だけでも少し息がしやすくなるのは、社会全体のためにはいいことだと思います。
ただ、人それぞれ、すぐにマスクを外して街に繰り出せる人、それを見て怖いと思う人などわかれると思います。自分のペースで気をつけて暮らしていこうと思います。

ワクチン接種率は一回を終えた人がほぼ80%に近くなっていて、お隣の国とだいぶ状況が違いますね。
この差はどこから来るのだろうと思いますが、カナダはロックダウンの規制が厳しく長かったから、早く状況を改善したい気持ちが強いのかもしれないですね。

で、私もついに先週二回目の接種完了したんですが、副反応がえらいきつかったんです。
一回目は腕がちょっと上がらないかなという程度だったのですけど、二回目はなにかしらつらいかもと覚悟していましたが、想像以上でした。
実際に感染して症状が出たらもっと大変なのだから・・・と思いながら、それでも特に頭痛と熱にはまいりました。
年齢に関係なく副反応がまったく出ない人もあり、これだけはわからないですね。


本日は最後に訂正とお詫びがあります。



前回の記事に書きました野生の🐰ですが、フェンネルさん、本当にすみません。
野生ではありませんでした。
なんと、こんな偶然があるのかと思うのですけど、私が見かけてビデオを撮った2・3日後に二女がたまたま発見して保護して獣医さんに連れて行きました。
↑の写真は二女から送られてきたものです(私も会いに行きました)。
病気などはなく、生まれて3-4週間ほどの元気な男の子でした。


なぜこうなったか、というと、この🐰を二女が見つけたときにおかしいなと思って野生動物保護関係のところに電話したのですが、黒いうさぎは野生ではないだろうということで、そのまま外に放っておくとコヨーテなどに食べられると聞き、教えてもらって保護して獣医に見せたということです。
はじめはしかるべきところで保護してもらおうと思ったらしいのですが、引き取り手がなく、情もうつってしまって手放せなくなってしまい、今は二女のところで暮らしています。

イースター(復活祭)といえば🐰がつきものなのですが、だいたいは🐰の形のチョコレートやぬいぐるみを子どもたちに贈ったりするものですが、中には生きたうさぎをペットとして贈る大人があり、もらった方でははじめは喜ぶものの、飼いきれなくなって外に放してしまうというのが背景にあるそうです。なので、イースターのしばらく後には外でうさぎを見かけることがあるとのこと。知りませんでした。

うさぎは、25℃以上の暑さは耐えられないという話ですが、この元気な子も、この世にも恐ろしい灼熱地獄をよく耐えて生き残ってくれたなぁと思います。
たまたま見かけたうさぎが、紆余曲折あって今は二女のところにいるというのは本当に不思議なご縁です


野生のうさぎ・ロックダウン段階的解除その後

2021-05-28 08:26:26 | 2021年の暮らし


野生のうさぎがいました。




遠くから見て、何だろう?🐰の耳っぽいけど・・・
と思って近づいてみたらやっぱり。
驚かせないようにそーっと近づいていって、ちょっとだけビデオ撮らせてもらいました。

野生のうさぎ



15か月以上に及んだロックダウンを段階解除するという州政府の記者会見を見た話・・・
記事に書きました↓

ロックダウンの段階的解除発表 - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

カナダの西海岸の州で起こってることが参考になるかどうかはわかりませんが、去年の12月から少しずつ進んできたワクチン接種でどんな変化が出ている...

ロックダウンの段階的解除発表 - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

 



段階的解除できるまでに感染状況が改善したのは素直にうれしい話ながら、政府関係者の話を聞きながらどうしても胸がざわついてしまいました。
ほかの人はどうなのかなと思って話を聞いてみたり、情報収集のために使っているTwitterの反応など見たりすると、受け止め方はいろいろあるようです。
たとえば「ああ、ついに自由だ、これからは自由だ!」と思う人もあれば、「まだ新型コロナの脅威は去っていないし、12歳以下は予防接種もできないのに、こんなに速いスピードで解除していって大丈夫だとは思わない」と思う人もあって、不安の程度や受け止め方がそれぞれ違うのは納得です。
今は感染する可能性が高かったり子どもたちにも症状が出やすかったりする変異株も増えていますから、心配の種は尽きないはずなのです。
州政府の関係者は「さあ、これからは人に会えばハグもできるようになるわよ」というようなことを笑顔で言ってましたけど、聞いててちょっと・・・でした。
考え方の違う二人が久しぶりに会って、一人は「ハグするのは問題ない」と思っていても、もう一人の方は「ハグはまだ怖い」と思っているかもしれないわけで、そうなるとややこしいし、気まずいのでは。わたし自身はそうなったらどちらの立場でもドキドキしそうです。
もっと大きい規模で見て、公共の場所、たとえばレストラン、スーパーや公共交通機関などで、これからどんどん感染対策気にしない人が多くなってきたら、不安な人の中には怖くて出かけたくなくなる人もあるのでは。
学校もそう。
職場も。
15か月以上も厳しい行動制限を課してきたあとで、ワクチン接種が進んで感染者数が減ってきたからといって、急に期限を切ってオープンにしてしまうのは勇み足でなければいいけれど。
州民の暗い心を照らす明るい会見にしようという意図は見えるんですが、元の生活に近づくという面を強調しすぎると、「もうこれで今までのような心配も対策も要らないんだ」と思う人が増えそうです。実際「これからも引き続き何を気をつけないといけないか」ということを強調するのが欠落してたように思います。
そして、多くの人の気が緩んで感染者数が増えたら再びロックダウンに逆戻り、という結果になりかねないのです。
その時の反動怖いですよ・・・メンタルがもつでしょうか・・・。


良いニュースは、ワクチン接種率が上がっていること。
聞くところによると南隣のアメリカより高いとかなんとか
(ただし、カナダでは二回目まで終わっている人は少ないです)
わが息子ももうすぐ接種します💉

5月25日付、わが州の統計・年代別で少なくとも一回は接種を終えた人の率

ロックダウンの段階的解除発表

2021-05-26 07:42:42 | 2021年の暮らし


カナダの西海岸の州で起こってることが参考になるかどうかはわかりませんが、去年の12月から少しずつ進んできたワクチン接種でどんな変化が出ているのかすこしお知らせします。


2020年の3月から15か月以上にわたったロックダウンがついに今日から段階的に解除されるという発表がさっきありました。
ワクチン接種のおかげで感染状況が改善し、行動規制がゆるめられて、将来の見通しについて楽観的な計画が立てられるようになったのであれば、今後のいろいろなことに希望が持てるのでは?と思います。
ただ、今後は新規感染者数、病床使用状況、ICU使用状況、ワクチン接種進捗状況などを見ながら手さぐりになりそうです。

昨日の時点で州民の約60%に少なくとも一回のワクチン接種が行われました。
ワクチンの供給が不安定で不足していたため、ワクチンメーカーの推奨する、一回目と二回目の接種の間隔は守られておらず、わたしの場合は3カ月半ほど待つことになるだろうと言われていましたが、今はワクチンが手に入るようになってきたので、当初の予定よりは早めに二回目を接種できる見通しだそうです。

ワクチン接種ははじめ、高齢者や医療関係者、原住民、接客業の人たち、感染者数が多い地区の人たちなどを中心に進んでいましたが、春先には感染者数が激増して、ロックダウンの規制事項は強化され、例えばレストランはテイクアウトのみになったりしました。先週末は祝日でしたが、警察が監視する中、区域外に不要不急の遠出をすることを禁止しました。(罰則あり)

ワクチン接種は最近18歳以上ならだれでも予約できるようになり、先週には12歳以上17歳以下にもワクチン接種が始まりました。
接種を希望する人にはだいたい行きわたったのか、最近は接種会場の近くを通っても列に並んでいる人を見かけることがなくなりました。

今まで、同居家族以外と屋内で会えませんでしたが、今日から5人以下ならよくなりました。
レストランで食事することもできるようになりました。
地域内で屋外スポーツできるようになりました。
徐々に職場に戻ってよくなりました。
地域内であれば旅行してもよくなりました。

段階的に6月中旬、7月初めにさらに規制をゆるめ、9月初めにはほぼ普通に戻ると書いてあります。
ただし、州内、国内、海外の状況によってゆるめられる項目は変わってくるし、感染者数や病床使用率、ワクチン接種状況によってはまた後戻りもあり得ます。

しかし・・・なんです。

15か月以上にわたって、何かをしたり誰かと会ったりする希望を持たないように家にこもって暮らしてきたせいで、
「さあ、普通に戻っていいよ」
と言われても不安な気持ちがこみあげてきます。
お店の中などでマスクを着用することが義務でなくなった場合、それで安心していられるかどうか自信がありません。
新型コロナのウイルスがなくなるわけではないからです。
発表によると、7月1日から屋内でのマスク着用は義務から推奨に変わり、9月7日からは個人的な選択になるということです。
以前のようにマスクをしていたら変な目で見られるということはないでしょうから、それは安心材料なのですが、マスクをしなくてもいいのならしないという人は多いと思います。
こういうことをどの程度不安に感じるかは個人個人で違うだろうと思います。
わたしの場合は徐々に戻ることで「リハビリ」しないと、急に何もかも戻っていくことは難しいかなと思います。
また人に会ったら「久しぶり~」とか言いながらハグするとか、そういう状況は当分わたしには想像できないです。

社会全体が明るい気分になれば、今問題になっているアジア人ヘイトや、ギャングの抗争なども少しは減ってくれるのでは、と、そこには希望を持っているのですが、この計画通りに9月初めに「ほぼ元通り」の暮らしに戻れているかどうかはよくわからないですね・・・。

オフィスに戻って仕事していいよ、と言われて戻りたい人も多くないかも
通勤に無駄な時間とエネルギーとお金をかけなくても仕事できる人にはなおさら。
気が乗らない集まりやパーティに行かなくてすんでいた人も憂鬱かも

州政府の見通し通りにロックダウン解除が進んでいくかどうかは、今後の状況にかかっています。
初めはワクチンの効果について懐疑的な報道が多かったですが、もしも本当にこんな風に進んでいけるのなら、明るい光になるのではないでしょうか

新型コロナのワクチン接種しました

2021-05-06 07:28:28 | 2021年の暮らし

                      (撮影禁止でしたのでCBCニュースの画像をお借りしました)

なんやかんやで身動きが取れず、ご無沙汰してすみません。
続いていた記事ももう少しお待ちください
いただいていたコメントありがとうございます。時間かかっててすみません。

新型コロナのワクチン接種に行ってきたので、ご参考にはならないかもしれませんが感じたことなど・・・。
一時は感染者数爆増でずいぶんと大変な状況でしたが、ワクチン接種が始まって少し新規感染者数が減少傾向に入ったようです。



最近のワクチン接種情報や最新のデータなどは州政府関係や保健所、放送局など信頼できる機関のTwitterがかなり機敏に発信しているので、なるべくそれを見るようにしています。
そうすると、感染者数の多い地区で今日臨時の接種クリニック(予約必要なし)が設置されたとか、そこで5時間待ちの列ができたとか、ワクチンの数量が足りなくて並んで待っていた人たちの一部が怒って警備員と衝突したとか、そういう情報も画像や動画つきで流れてくるので、四六時中見てどっと疲れることがないように、自分にほどよい頻度で見てます。

この前まで年齢別にワクチン接種の申し込みを受け付けていました。そういう場合も「今日は〇〇歳以上の人が申込みしてください」という情報が流れます。現在は対象年齢の人は誰でも申し込みできます。これは多くの人が一度に申し込みを始めてシステムがダウンしないようにということのようです。しかし、初めの頃は「申し込み」と「接種予約」を混同してしまう人がたくさんいました。新しいことをやるのは難しいものですね。

そして、ワクチンの数量がある程度把握できるようになったころから「〇〇歳~〇〇歳の人は〇日にワクチン接種予約開始のメールが届きます」というメッセージが流れ始めました。

そして、その予告された日の夕方、ワクチン接種予約に必要なログインの情報がメールで送られてきました。金曜日のことでした。
指示の通りにオンラインで予約のページを開けてみると、いちばん早いのは翌日・土曜日のものでも予約できるようでした。わたしは運動療法の予約が月曜日にあったので、火曜日の午後の予約をとりました。
予約時刻の24時間前にワクチン接種予約の「お忘れなく」メッセージがきました。
マスクをつけて、半袖の服を着て、予約時間の数分前に来てください、と。

いよいよか、と思うとちょっと緊張しましたが、当地の場合、あらかじめどこのメーカーのワクチンを接種されるのかがわかっていないので、多くの人はそこが不安に思っています。アメリカ在住の娘によれば、接種前にワクチンメーカーは知らされていたそうですが。

接種会場に着いてみると、会場の外まで列ができていたので「これは待つかな」と思ったけれど、順調に前進していってすぐに中に入れました。外で挨拶していた係の人が「列は長く見えるけどすぐ進みますよ~」と笑顔で声掛けしていました。
中に入る前、入り口のところで手指消毒をするように、そしてマスクを外すように言われて、そして新しい医療用のマスクを渡されました。症状や海外渡航歴、陽性の人との接触の有無などを聞かれ、ワクチンに入っている薬品に対するアレルギーの有無や既往症などの質問事項を書いた紙とペンを渡されました。ワクチンに対するアレルギーの可能性はメーカーによって異なるようです。
何人かの人が係の人に「今日はどのメーカーのワクチンですか?」と聞いていました。「ファイザー」と答えた人と「ファイザーかモデルナ」と答えた人がいましたが、個人的にはそのどちらかだったらいいなと思って来た(違っていたら断わるつもりだった)ので安心しました。
中に入ると受付の人たちが五人並んでいて、保険証を確認して、もう一度現状の健康状態を聞かれ、さらに順路に従って中に入るように言われました。そして五人のうち一人だけが黄色いしおりのような細長い紙を渡しているのに気が付きました。
奥にはホワイトボードがあって、「今日の接種年齢は〇〇歳」「ファイザーかモデルナ」「二回目の接種は16週間後」と書いてありました。質問する人が多いんでしょう。
先ほどの黄色い紙を持った人と持っていない人は別の列に並ぶように言われたので「黄色い紙をもらった人がモデルナを接種するのだろうな」と予想がつきました(そしてその通りでした)。
並んですぐに中に入るように言われ「〇番の部屋へどうぞ」ということで行ってみるとお医者さんがいて、問診の内容を再確認して、どちらの腕にしてほしいかを聞かれ「腕を垂らして力を抜いて」と言われ、横を向いている一瞬で接種完了してました。針を刺されたかどうかもわからないほどなんの感覚もなかったです。

接種の記録カードをもらい、15分待つ待機場所へ向かう方向を示され、順路で歩いていくと、係の人が時刻を書いた紙(ポストイット)をくれて「書いてある時刻までここで座って待って。座る前に椅子にあなたのポストイットを貼ってね。ポストイットが貼ってある椅子には座ってはだめ、何も貼ってない椅子に座ってね」と言われました。意味がわからなかったのですが、見ていると、消毒係の人がポストイットの貼ってある椅子を消毒していたんです。消毒後はポストイットをはがしていました。なので、ポストイット付きの椅子は未消毒。なるほど。
椅子と椅子の間はパーテーションがあり、向かい合わせの人とは2mの間隔がありました。
針を刺されたときは無感覚でしたが、15分の間にちょっと接種した方の腕が重くなって腫れてきてるような感覚がありました。痛くはなかったです。

待機場所で知り合いを見つけた人たちが「やっと接種できたんだからなんかお祝いしたいよね~」と話していました。
接種会場には撮影禁止の紙があちこち貼ってありましたが、待機場所を出て出口に向かうところに「接種記念♪」のセルフィー撮影場所(背景もちゃんと設置)がありました。予防接種が終ってハッピーなところをソーシャルメディアに載せて広めてもらいたいんだと思います。そうしてより多くの人にワクチン接種をしてほしいということでしょう。
特に問題なく自分で運転して家に帰りました。接種箇所がこれから痛むんだろうな、という予感は少しするような、その程度の感覚でした。
シャワーをして、冷えピタを接種箇所に貼って、そのまま朝まで眠れました。
翌朝目が覚めると、針を刺されたところの深い場所が筋肉痛のような感じで、腕を上げると痛いです。が、腕が上がらないというほどではなく、運転も普通にできます、腕のつけ根あたりが腫れているような「感じ」。実際は腫れていません。重い感じです。
そのほかは特に何も変わったところはなく、倦怠感とか風邪のような症状もありません。

現在は2003年以前生まれの人と、16歳以上の妊婦さんまで申込みができます。
今朝のニュースでは、12歳から15歳までの子ども達もファイザー製に限り接種することになったそうです。
希望する人たちは順番が来たら予約して接種に行くでしょう。
あとは、接種をためらっている人や、絶対接種しないと決めている人もいますので、全体人口の何パーセントくらい接種が進むのか、ということと、カナダではワクチンの数量が十分ではないので、一回目と二回目の接種間隔がメーカー推奨の期間の4倍になっていますので、それが今後縮められるのか、変異株への対応などで三回目が必要なのか、ということなどが関心事になっているようです。ワクチン接種で本当に抗体ができるのか、どれくらいもつのか、というのもわからないことですよね。
個人的には、二回目の接種の方が副反応は強くでるそうですので、そこらへんが穏便に行ってほしいです。

住んでいる国や地域によって状況が違うので、かなり普通に近い生活ができているところではあまりワクチン接種には積極的でないかもしれません。報道によるとここは去年の同時期より10倍ほど状況が悪いそうですし、普通の生活とは程遠い日々を送っていますので、一回目の接種が終わって気持ちがだいぶ楽になりました。

これから接種が進んで、感染状況が改善して、社会全体の雰囲気が少し明るくなれば、広がっているアジア人ヘイトなどが少しずつでも減っていってくれるのでは、と期待しています。

高校生の年代も接種ができるようになりそうですので、来年の春の卒業式とか、来学年の学校での課外活動とか、新型コロナ以前のようにはいかなくとも、ある程度行われるようになればいいなと思います。

副反応への不安は少なからずありましたし、接種前は緊張もしましたが、今は一歩前進した気がして、ちょっと気持が軽く明るくなったように思えてます。
ロックダウンして一年以上、多くの知らない人の集まりを見たのはとても久しぶりで、そこもぐっと疲れました。
このような中、ワクチン接種のために働いておられる方々に感謝しています


みんな 同じ 人間

2021-04-02 04:44:44 | 2021年の暮らし

定点観測してきましたが、ついに開花です🌸


昨日書いたアストラゼネカ製ワクチン接種ですが、予約開始とともにすべての枠がいっぱいになったそうで、接種に行くかどうか悩む必要はなくなりました。なので、(順当なら)夏ごろ順番が回ってくるのを待ちます(笑) 
接種会場(ドラッグストア)にできた接種待ちの人たちの長い列がニュースに出てました。
いろいろ読むと、中年女性は血栓のリスクが高いようなことを現状書いてありますので、今後の報道に気をつけていきたいと思います。すでに接種した作業療法士さんの話では、接種の順番が回ってきたときにどのメーカーのワクチンを接種されるかあらかじめわかるそうですが、選択肢はないとのことでした。


下の写真二枚はCBCニュースからお借りしたものです。
(CBCは日本のNHKみたいな感じ・・・コマーシャルも入るしCBCの受信料はないので同じではないけど)



アジア人ヘイトに対する、バンクーバーでの抗議活動。
アジア系が多いバンクーバー。パンデミックのごく初期からさまざまな問題が発生。




店内でマスク着用義務化するのは人権侵害だと訴える抗議活動。
マスクをしてお互いを守るということより、個人の自由な主義主張と権利が大事だと。



育った環境や背景が違えば、同じ人種内、同じ国の中でもそれぞれ考えが違うのは当たり前。
どうにもならない現状にイライラする、怒りがこみ上げるのは自然。
思いやりをもつ余裕がなくなるのもわかる。
でも。
このところ不穏なニュースが立て続けにあり、暴力の被害者がたくさん出ているのを読んで心が苦しいです。
怖れの感情もあり、歩きに行くのも、人口密度の低い当地とはいえ、比較的人通りの多いところと時間帯を選ぶようになりました。

人それぞれにいろいろな考えがあるのは当然のことです。
でも、ひとりひとりの人間は等しくその人の親から生まれ、家族も友達もいて、日々笑ったり泣いたり、食べて寝て、起きて働いて、さまざまなことを考えながら生きていて、体温も感情もあるのです。
そういうことがなんだかすっ飛ばされている気がします。

いまのわたしには、外で出会った人に笑顔で挨拶するくらいしかできない。
春の暖かい日差しのように、なにか明るく照らしてくれるものが現れないかなぁ・・・。
新型コロナの猛威がしばらくのうちに激減してくれればいいのに。
こういう状態になると、パンデミックの終息が見えてくるときになっても、もとの平穏が戻るのには時間がかかりそうですね。
離れて暮らす娘たちが心配になります。




コマツグミ(Robin) ・ アストラゼネカ

2021-04-01 05:00:00 | 2021年の暮らし


オレンジ色のおなかがかわいいロビン。
子ども達が幼稚園で習う歌にも出てくるから、鳥の名前にうといわたしでもわかる。

少し気温が上がってきたからなのか、昨日は原っぱいっぱいに軽く100羽以上いた。
集まるのは習性らしい。



人間と一定の距離を保っているようで、近づくと遠ざかる。
(スマホ写真の限界ですね(笑))









ある日歩いていると、トンっと何かがガラスかドアに当ったような音がして、目の前を高速で灰色の物体が飛んで行った。
あれ?
と思ってすぐ近くの木の根っこを見たらロビンがじっとしていた。


ちょっと近寄っても動かない。
この子が近くの家の窓ガラスにぶつかったんだろうなぁ。



と思う間もなく、その家から高齢の女性が飛び出してきて中国語でわたしに向かってまくしたてた。
「なんかぶつかったでしょう? だれか石とか投げた人見なかった?」

「いえいえ、この鳥ですよ」と木の根っこを指さした。

どんどん近寄ろうとしたので
「さわったらだめですよ、しばらくしたら飛んでいくから大丈夫。もしどうしても飛ばなかったら連絡する先がありますから」
と言って止めた。

「小学校が近いので、休み時間にボールが飛んで来たりするから気が気ではないのよ」とその女性は言った。

「しばらくしたらわたしがまた来て様子見ますから大丈夫ですよ」
といったら家に戻っていった。

ぐるっと近所を歩いてきてから戻ってみるともうロビンはいなかった。
前にも同じようなことがあったから調べてみると、ロビンが窓ガラスにぶつかるのは珍しくないと書いてあった。
対策も説明してあった。
ロビンは集まって暮らしていて、植えられた果物を食べてしまうこともあるからネットをかけてください、とも書いてあった。
うちのブルーベリーを食べるのはリスかロビンかわからないなぁ・・・。
今年は果実が実ったらネット掛けてみるかなぁ。


*【余談】バンクーバー周辺は中国系住民がとても多くて、東アジア系と見ればだいたい何も聞かずにいきなり中国語で話しかけられることが多いです。そのまま中国語でお答えはしますが機会があれば最後に「日本人です」と言うことにしています(笑) 誇りをこめて。




さて、昨日の午後、突然州政府からお達しが出て

55歳から65歳までの、新型コロナ感染者数が多い二つの保健所管轄内の人は「アストラゼネカ製のワクチン」を接種しますから予約してください

というのです。
現状は70代後半の人が予防接種受けているはずなのですが、アストラゼネカ製に限ってこの年齢層に回すというわけです。
もともと50代は夏ごろの接種予定のはず。


でもこれ、ニュースでいろいろ問題になっているじゃないですか。
ドイツでは60歳以下にはアストラゼネカ製ワクチンは接種しないと言っているし。
55歳だったらどう考えたらいいんですかね。
55歳と54歳の違いはいかに!?
昨日からずっと考えてるんですけど、答えが出ない。
三人の子たちはそれぞれ全然違うアドバイスくれるし。
早くワクチン接種してもらえるから受けるべき、というのか、危うきは近寄らない方がいいぞ、というのか


繋がっていく

2021-03-31 07:12:00 | 2021年の暮らし

島根県松江市。
有名な宍道湖の夕日を両手に受け止めている息子の写真を撮ろうと試行錯誤していたら、地元の写真愛好家の方が通りかかって「こうやって撮るんだよ」「ファインダーに映ってるから写真に撮って参考にして」と教えてくれました。
一生の思い出に残る日の入りです。



新型コロナ新規感染者数爆増中で、昨日州政府の発表があり、緩めかけられていたロックダウンのルールがまた引き締められてしまい、戸惑いと怒りの声が上がっているようです。
個人的には怒っても仕方がないと思いますが、残念な気持ちはどうしようもないです。



去年の3月にロックダウンに入ってから、自宅にこもりきりになりました。
やるべきことや普通にできていたことができなくなり、そしてロックダウンは短期間では終了しないとわかって、ごそごそと古い箱を開けてみたり片付けしてみたりもしました。
その中で手に取ったのは、ずっと覚えていたけれどじっくりと開けて読むことがなかった、大昔に祖父からもらった手紙です。

初孫であったわたしの兄は子どもの頃亡くなりましたので、わたしが孫の中では最年長でした。
祖父母とは遠く離れて住んでいたのでなかなか会う機会はありませんでしたが、祖父は会えば必ずいろいろな話をしてくれたり文房具をくれたりしました。俳句をたくさん作り、作品集も出版しました。西部劇が大好きで外国の音楽を好んでいましたが、外国嫌いの祖母に小言をたくさん言われていました。時々サイフォンでコーヒーを淹れて飲むのが幸せそうでした。わたしから見ると穏やかでユーモアのある人でしたが、母にとってはそうではなかったようで、なんだか信じられないような話をたくさん聞かされました。人間にまったく興味のなかった父とは違い、とてもかわいがってくれたし、仕事が休みの日には一緒に自転車に乗って近場へ行ってくれたりしました。子どもの目から見た祖父の印象はいつもいつもニコニコしていて、大人たちの言う祖父像とはまったくかけ離れていました。祖父はまだ高齢になる前にガンで亡くなり、おそらくもっと年下のいとこたちはわたしのような交流はできなかったと思います。

ある年、たぶんわたしが小学校4年生くらいだった時、学校の宿題で「家族に戦争体験を聞いて作文を書く」というのが出ました。父方の祖父母はすでに亡く、戦争体験を聞けるのはこの祖父だけだったので、手紙を書いて戦争体験を書いてくれるように頼みました。今となっては理由はわかりませんが、祖父は右手が震えて字がよく書けなくなっていましたが、時間をかけて書いて送ってきてくれました。
B4サイズのレポート用紙にぎっしりと小さな字で書いてあった10ページの戦争体験記。
当時のわたしがどのように宿題の作文をまとめたのかまったく記憶にないのですが、この手紙は大事に持っていました。そして、カナダに移住する時にもってきました。

手紙の存在はいつも記憶にありましたが、あらためて開けて読むことなく時間が過ぎました。
わたしと作業療法士さんとのリハビリの一環で、何か作業をしましょうということになり、わたしはこの手紙をタイプして活字にしようと思い立ちました。なにしろ震える手で書かれているうえに、旧仮名遣いで、全部の文字がちゃんと解読できるわけではないので、じっくりと時間をかけて取り組むことにしました。
(ここで、小学生だった私はいったいどうやって解読したんだろうな?と思いましたが全然覚えてません(笑))

祖父は若いころから仕事でトラックの運転をしていたので、輸送要員として旧満州に送られたという話から始まり、かの地はどうだったこうだったの話が続きました。内容的には、今の世の中では公にするのはちょっとはばかられるような(今は何か言うとどこかが間違ってることになりがちです)そういう話もありますが、子どもの頃にこれを読んでわたしが何か悪影響を受けたとかいうことはなく、その後、祖父が亡くなってからですが、まだ今のように開放されていなかった中国に興味を持ち、何度もバックパッカーとして一人旅を敢行しているくらいなので問題はないです。(わたしが中国に行った時もし祖父が生きていたら大変驚いたとは思いますが!) この手紙以外にも祖父から当時の中国の話はよく聞いていましたので、ここまで読んで特に驚きはなかったです。

ところが、読み進めるにつれてだんだんと緊張感が高まってきて、もう終わった話であるし、祖父は生きて日本に帰ったのだから大丈夫なのだけれど、手に汗握ってしまいました。
本当によく生き残れたなぁ・・・。
もちろん戦争なのですから、輸送要員とはいえ戦闘に巻き込まれるのは当たり前なのでしょう。
最前線に行けば避けられないでしょう。
でも、あの穏やかに微笑んでいた祖父が激闘のなかで死を覚悟する状況に何度も遭い、くぐりぬけ、生き抜いていたとは。
祖父は一生懸命に生きた、そしてこの手記は生き続けて語りかけている。

大昔に何度か読んだはずの手記ですが、内容はほとんど忘れていて、しばらく立ち上がれないほど衝撃を受けました。

何日もかかってようやくすべてをタイプして、手書きのものもスキャンして保存しました。
まだ誰にも見せてはいないけれど、これで受け取ったものをちゃんと残す準備はできてホッとしました。

祖父は晩年は特に失意の中、体調もすぐれず、さまざまな後悔を残したそうですが、わたしのなかではいつまでも笑顔のままの、やさしく話をしてくれた祖父です。
幼いころには寝る前に昔話をしてくれましたが、語るたびに違う筋になっていたこともあって、語り手というか、作者としてセンスがあったと思います。特に『かちかち山』の話はとてもとても恐ろしくて眠れなくなったほどでした。今となって思えば、寝かしつけようとしていたのかなんだか意図が不明なのですが。聞き手の反応がおもしろくて楽しかったのでしょう。

祖父は何か大きな仕事をして名を遺したというわけではない、ごく普通の人。
でも、遺した俳句は人に読まれ、数多い日々を共に過ごさなくてもわたしに数えきれないほどの影響をのこし、そしてそれがまたわたしの子どもたちにもつながっていく。

いつか高野山の授戒でお話を聞いたとき、自分の先祖を何代さかのぼって全員集合したら野球場がいっぱいになる、その想像もつかないような人数の人たちがつないできてくれて今の自分があるという内容で、あらためて考えると圧倒されたことがあります。
(数字に弱いのではっきりと覚えていないんですが、10代さかのぼると合計約2,000人、20代さかのぼると合計約200万人とかいう話を聞いたことがあります) 

わたしが何をつないでいけるのかわからないけど、何気ないことが思いもかけない展開でつながっていくことがあるかもしれません。
この世に取るに足りない人生なんてない。
人と人とのつながりって不思議でおもしろい。

時間を大切にして日々過ごしていきたいなと思います。




前を向いて進んでいく Move On

2021-03-30 06:16:06 | 2021年の暮らし

幹から出た桜の花、毎日見に行ってますがまだ咲きませんね~。


昨日の、あちこち停電になるほどの嵐が去って今日は少し青空も見えて気分も上向き♪
息子を学校に送って行った帰り道、桜の花が咲いていたので車を停めて見に行きました。
うちのあたりの標高が高いのと、桜の木の種類が違うのとで、うちの近所ではまだまだ見られないほどの咲きっぷり。










お昼からオンラインのカウンセリングがあるので、家に帰ってから急いで歩きに行きました。
ここからはうちの近所の花です。







しだれ桜のようなのですが、枝の剪定が雑すぎてなんだかかわいそうな姿・・・





うちの近所はまだまだつぼみの木が多くて、開花まではまだ二・三日かかるかな。




わたしのカウンセリングは去年の4月に始まって、今は4~5週間に一度、オンラインで1時間弱話しています。
交通事故のケガによる不調なので、保険会社の手配で始まりました。
作業療法士さんとも別個に、同様にオンラインで話をします。
そろそろ一年になります。
始めたころから考えるとずいぶんといろんなことを学んで、状態が改善したなぁと実感します。
ケガの状態の改善とともに心の状態も良くなるはずですが、いろいろと思いもよらなかった不調が起きてここまできました。
もしわたしが正直に半生記を書いたなら、読んだ人がきっと「どうしてこんなありとあらゆる苦難がこの作者に?」とうなるであろうことは間違いない!(なんの自慢か意味不明だけど)それなのに、忙しさに紛れて「そんな人生じゃなかった」ふりをしてフタをかぶせて生きてきてしまったから、ケガ(身体の不調)で心にぐっと負担がかかった上に、新型コロナのロックダウンで急に時間ができて、更にはやるべきこともできなくなり、そのフタが緩んでしまって、今までごまかしごまかし見ないふりしてたつらいことが全部飛び出してきて収拾がつかなくなってしまったのです。
これまで自分の世話をする時間もなかったし、やらないといけないことを後回しにして自分のケアをするなど罪悪感にまみれてしまってできなかった、その積み重ねもどーんときたのです。
おそらくカウンセリングも作業療法もこの春で終了になりますから、今はこれまでに習ったこと気づいたことをセラピストさんたちとまとめて、これから「失った本来の自分を取り戻しながら」前を向いて生きていけるようにおさらいをしています。



押寄せてきた不調ともがき、そこにとどまるのはもういい。
この歌の歌詞の意味するところはわたしの思うこととは違うかもしれないけど、自分で勝手に解釈して、「Move On! 前向いて一歩一歩進んでいくぞ~」と思えるときのわたしの背中を押してくれる歌。
セラピストさんたちによると、北国の長い冬が終わって花が咲き始めるころはみなさん心にもあたたかい春が来て治療の効果を実感してくれるいい季節なんだそうです。それ、わかります


"(So Tired of Standing Still We Got to) Move On" / James Brown



春休み終了

2021-03-29 08:14:57 | 2021年の暮らし


桜の花って不思議ですね、どうして幹からつぼみが生まれ出て咲くのかな。
毎日見に行ってますけど開花はまだです。
これからしばらく気温も上がらずお天気も良くないのでまだまだかもしれません。
明日にかけての最低気温は零下になりそうです。
荒れていて、暴風雨警報出てます。


二週間の春休みでしたが、本日日曜日が最終日。
明日から学校再開。

もともと6月で学年が終了ですし、11年生(高校二年生)のわが息子はこの年度AP (Advanced Placement®)という大学科目相当のコースを6個取っているので5月と6月は試験の嵐。
APの試験は例年5月に行われます。
9月から10週間ごとに一つの学期(本来なら一年で履修する科目を10週間で終える)というスケジュールが、新型コロナ禍に対応して変則運営されているので、秋ごろ勉強していた科目も冬に取っていた科目もすべてまとめて5月に試験するという・・・。
最終学期の分の試験だけは6月だそうですが。
これを無事乗り切れますように・・・親子ともども。

変異株への感染件数が増え、とくに若い世代への影響が報じられています。
ニュースでは「もっとグレードの高いマスクの在庫が落ち着いてきているから、マスクの種類をアップグレードして外出せよ」と言ってます。
日々新規感染者数が増加傾向。
ワクチン接種はなかなか進まず。
出かけるのも人に会うのも、お上のお達しを守ってやらないようにしていて、息子が学校に行くのだけがリスクという状況です。


だから、親としては自分の免疫力を高めるためにできるだけ規則的な生活してほしいんですよね。
でも、いろいろ理屈がわかったとしても、そういうことを素直に聞いて全部実行してくれるわけがありません・・・うちの16歳が。
世の中にはちゃんと実行してくれるお子さんもたくさんいると思いますが、何しろわたしの息子なので期待できません(笑)
バランス良い食事も大事。
野菜料理と肉料理を別々に作ると肉だけを食べようとするから、野菜も強制的に一緒に食べなければ仕方がない食事を作るしかありません。
それはまあできます。
しかし、この二週間の間、学校のプレッシャーから解放された勢いで長時間友達とオンラインでつないでゲームしてるのはなぁ。
昼夜逆転生活が免疫系統にいいわけない。
ゲーム会社も考えたもので、友達グループでゲームしていて誰かが抜けるとグループ全体が敗けるようになっています。
だから、自分だけ抜けようとすると友達への裏切りになるのです。
一方で、通常の友達づきあいができないコロナ禍の世界で、無理やりゲームをやめよというのも気が進まないんです。
精神衛生も大事ですからね・・・楽しいんだろうし、ほかに楽しみも少ないんだろうし、エネルギー余ってるし。
学校が再開して忙しくなればゲームする暇もなくなります。それはわかります。
しかしながらこの二週間はほんとにやってくれました。
夜中あんまりうるさいので注意したぐらいで、あとは放っておきましたけど・・・。

これ、去年の3月にロックダウンが始まってからずっと懸案事項なんです。
ゲーム時間を少なくできないか色々試してみました。
が、ほとんどどうにもなりませんでした(笑)

でも、試行錯誤と汗と涙を経て、この一年で学んだんです。
わたしが正しいと思うことをきちんと伝えて、あとは待つ。
理解して成長できると信じる。
いちいち部屋に行ってごちゃごちゃ言いたくなるのを我慢する。
見守る。
たまに「自分の面倒見てる?大丈夫?」と聞いてみるだけ。
そしたらずいぶんよくなりました。
話もしやすくなりました。

(時々これを忘れて息子の部屋に殴り込みに行きたくなる衝動が沸き上がってくるので、紙に「信じて待つ」と大きく書いてわたしの今いる机のところの壁に貼っています(笑))

ゲームやめろとは言ってません。
元気でこのコロナ禍を乗り切ってほしいだけ。
今の十代にとっては、オンラインゲームもスマホもない世界は存在しないし経験もない。
優先順位に気をつけてほしいと思うだけ。
三人目とはいえ、上の二人の娘の思春期にはなかったことなので、こういうことに関しては初心者マークの親です





今日書いた記事「本日の音楽」'Shenandoah' キースジャレット

OGPイメージ

'Shenandoah' キースジャレット - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

TheMelodyAtNight,WithYou/KeithJarrett長女が在学していた大学のイベントであったキースジャレットのコンサー...

'Shenandoah' キースジャレット - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

 

新型コロナの予防接種

2021-03-27 05:06:16 | 2021年の暮らし


昨日熊とコヨーテとクーガーの話を書いて、その後歩きに行って、歩きながら頭の中にあの画像がちらつきました。
幸い遭遇したのは人間だけですみました。
あちこち花が咲き始めていて、桜のつぼみも濃いピンク色になっていて、北国の春っていうやつですね。

相変わらず花の名前はよくわかりませんが、とっても楽しみです。











これはさすがのわたしでもわかります。
どなたが植えたのか道端に。




さて。
今週理学療法の先生に会った時「一か月ほど前に新型コロナの予防接種すませたよ」と言われていました。
20代だと思われる若い先生です。
一回目が終了、二回目はまだで、副反応はなかったそうです。
医療関係者は優先的に接種しています。
ワクチンのメーカーは選べないということで、二回目の接種もいつになるかわからないと。
先生が接種したのはファイザー製。
ファイザーの推奨ではたしか21日間の間隔で二回目を接種でしたよね。
しかし、うちの州ではワクチンの数量が確保できていなくて、二回目の接種は21日どころかもっともっと長い間隔を取ることになっていて、具体的にどうなるかは決まっていません。
このまえ知り合いにたまたま出会った時「トルードー首相がワクチン購入の契約するとき、数量は確保したけど期限を切らなかったからワクチンの会社が足もと見てカナダへの輸出を後回しにしてるのよ!腹立つわ!」と憤慨してました。
州政府は年代や職業などのカテゴリーを分けて接種計画立ててるけど、このままではどうなることやら。
二回目がいつになるかわからんて、それって治験結果からの推奨無視して大丈夫なのかなぁ。
現状4~12週間の間隔を予定しているらしいです。(予定は未定でしょうか)
二回目接種の時、一回目と同じメーカーのワクチンがない場合は最悪ほかのメーカーので代用するかもということも出てましたが。
一回目と二回目が違うメーカーのワクチンだったらどうなるか、新種の変異株への免疫はどうかなどの比較検討の記事が出たりしております。
壮大な実験みたいになってしまうと思っていたら、それが現実になりつつあります。


アメリカに住む長女(20代)は3週間前に一回目、そして昨日二回目を接種しました。
同じくファイザー製。
うちの州はまだ80代の人への接種が終了していないので、この差は大きいですねぇ。
一回目は接種箇所に違和感あり。
二回目は接種した夜から寒気が始まり、今は38.1℃の熱で倦怠感があるそうです。
スポーツ飲料を用意していたのでそれを飲んでいるそうですが、このまま何事もなく副反応が消えてくれることを祈るのみ。


報道でも二回目は副反応がきつく出る人が多いようなので、接種の機会が回ってきたら、あらかじめ心と必要物資の準備はしておいた方がいいのでしょう。





「本日の音楽」今日書いた記事です
OGPイメージ

"Waltz for Debby" ビルエヴァンス - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

ずいぶんと小さな子どものころからジャズとボサノバが大好きな、周りに言わせるとちょっと変わった子どもだったようですが、それはさておき。この曲の...

"Waltz for Debby" ビルエヴァンス - お~カナダ! たてよこナナメ歩き