With the I Ching

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五行の力量計算法や蔵干の利用法のこと・・・

2010-12-18 21:32:59 | 四柱推命

もう少し調整が必要かも、って思ってます。

喜忌の判定方法で、どれだけ手入れしても微妙に合わなかったりするのは、たぶん力量計算の根元の部分にミスがあるからだと考えるようになりました。

それで昨日、改めて自分が2年近く前に書いたコードや作ってきた内容を見直しみると、十二支の根の概念を適用するときに、各根の力量配分を均一にしてしまっていることに気がつきました。たぶん、このせいです。なので今、新しく配分させたタイプで計算できるように作り直しています。

思うに、その辺りを作っていた当初もそのことについては頭の片隅にはあったはずですが、どうも作り方が複雑になってしまったために、そこまで織り込めなかった感じ。実際、今その部分を見てみても、どうやって組み込んだらいいのかしばらく分からず、昨日の夜は長々としたコードを書いては、こりゃダメだ・・・と意思消沈してました。

一応、その書いたコードで計算自体はできるものの、処理が重厚になり過ぎてしまい、年運以下の計算にはちょっと耐えられない印象。そんなわけで、もっとうまいやり方を思いつくのを待つほかなさそうです。

この問題は最近まで作ってきた相性版だけでなく、通常版や別法版のコア部分なので、どうしても解決しなくてはなりません。まあ、もし今の計算法でいいというのならばそれでいいのですが、もう自分としては気になってしまったらやるしかないので、できるまでは考え続けることになると思います。


それと、蔵干表を行運へ適用する方法について。

今は白帯のどの版でも、前半部と後半部(もしくは明在と暗在)の二つに影響力を分けて表示させていますが、蔵干の仕組みを考えると、最大4つ、または3つに区切ることができます。まあ、十干による等分方式の場合は中気(※余気・中気・本気の中気)を含まないのでもっと簡素ですが。

で、それを大運や年運、月運といった各時期にまで拡張すると、太陽黄経を指標にそれぞれの按分を変えることも可能です。要するにこれは、不二龍彦さんや千種堅さんの著作の巻末表と同じようなものなので知っている人も多いと思います。

そうすると、例えば月運を見る際に、今のように節気と中気(※二十四節気の中気。この名称は紛らわしいと、いつも思う。)で二分するやり方ではなく、各月に応じた蔵干割合で日時の区切りが発生することになります。

例えば今月だと7日の昼までが丁亥月の壬、そこから月干支が替わって17日の朝までが戊子月の壬。で、来月の5日から6日にかけての深夜までが戊子月の癸という風にです。

たぶん、計算自体はやれると思いますが、問題は、節気蔵干(等分方式)で行う場合と月律分野蔵干表で行う場合とで結果が異なってくることと、命式で採用する蔵干取得法との矛盾が生じることです。(命式に関しては、僕は節入りからの経過度数で四柱全ての蔵干を採るのが実状に合っていると考えているので。)

もし時の経過に応じて、大運・年運・月運でそれを考えるとなると(日運までは必要ないと思う)、だいぶこれまでとは違った結果になることは間違いありません。でも、そのためには大掛かりな作り直しが必要っぽいので、またモチベーションが高まった時に取り組むことになりそうです。


ところで話は変わりますが、相性版を作っている過程で、色々と操作性に関する改善を行ってます。できれば、先にこの修正作業を通常版と別法版にも行いたいのですが、今は上記のことが気になってしまって手についてません。

とにかく、今は力量計算を作り直して、それらを全ての版に組み込むことが先決だと思っています。それで、改めて相性版での表やグラフを再考してからじゃないと、自分の気持ち的には解説を書くことはできません。思い込みでは書きたくないためです。気長に待っていただけたら嬉しく思います。

でも、あんまり日が空くと、「なんだ結局、訳が分からないものを作っただけじゃん」とか言われないか心配です(笑)

 



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