With the I Ching

易経や四柱推命、暦、占星術などの運命学の記事がメインです。

やりとり、あれこれ Part3

2011-07-15 11:34:48 | CI について

やりとり、あれこれ Part3 (Part1Part2

ミクシーでのメッセージのやり取りからの抜粋です。
僕のブログへの転載については、予め相手の方の了承を頂いています。

今回は特別なテーマがあるわけではなく、お互いに思ったことを自由に書き合ってる内容です。

時事問題、死後の世界や転生、占い、瞑想などスピリチュアルなこと、予知・秘伝について等。

これらを読んで、何かを感じ、何かを考えるキッカケにしてもらえたらいいな、と思います。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

※呼称について

やり取りしている方のお名前は、「**さん」としています。

また、文中に出てくる他の方の名前は「~~さん」としました。

なお、相手の文章だけの場合は、(**さん→おのふ)と冒頭に書いてあります。
おのふとは僕のことです。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

【個人レベルを超えて】2011年05月22日 21時06分

部分的な返信ですが。。。

> それと、個人レベルの占いから、だんだん「人類みな兄弟」的な考え方になっていく、と言う事ですか?
> 思ったんですけど、そうなる為には人間がすごい痛みを感じなくちゃならないと思う。
> 今回の震災みたいなもの・・・こういうのがたくさん起こって、ようやく到達するんじゃないかなって。
> 誰かを助けたり、助けられたり・・・その中で到達するんじゃないかなあって。
>
> 震災だけじゃなくて、例えばエイズなんかも。


ある程度は、そういう経験が必要だということはあります。一度、行くところまで行かないと気がつけない人達も相当数いるだろうからです。

ただ、臨界と言えばいいのか「100匹目の猿現象」とでも言えばいいのか、とにかく一定数の人達の価値観が変容することで、その時点でまだ関心のなかった人達も巻き込んで、そこから一気に集団的に転換を果たすということを考えると、皆が皆、痛みを経験することにはならないはずです。

今回の大震災でも、実際に被災した人で生き方に対する取り組み方が劇的に変わった人は多そうですし、それを支える側の意識も、相当な規模で変化してきていると思います。割合を述べるのは難しいですが、日本で言えば1億3千万人中の20%くらいの人の価値観が変われば、爆発的な変化の火付けになるのではないかと思います。

現在、新しい日本の未来と世界の希望となるために活動している人達がいる一方で、あんな大震災があっても未だに権力闘争とか身の保全、お金や既得権を占有することなどに躍起になっている人もたくさんいます。しばらくは、この二極性の流れが加速していくはずです。

その中で、もうこれではダメだと気づいて転換する人もいるでしょうし、そのまま固執し続けたがために自ら身の破滅を招いてしまうことになる人も出てくると思います。それもそれぞれの人の選択次第ですが。


で、最初の話に戻りますが、基本的に個人を占うということは、男女間の一対一の相性占いはあるにしても、それ以上の視点はありません。ところが、これからはグループ同士、あるいは集団同士のネットワークという考え方が絶対的に必要になってきます。

それは民間であれ国が主導するものであれ、ある程度のまとまりあるグループ間でのやりとり、交流が、ネットワーク上の基本単位に当てられるからです。そして、いわゆる個と個の関係というのは、そのネットワークをつなぐ送電線のような働きを担うことになると思います。

また、個人の利得や権益、所有というものに対してのこだわりが薄くなってくれば、これまで自分が持っていたものを周りに開放して共有する、という考え方が一般化してくるのは間違いないので、今は社会のベースになっている経済(金)というモノに対する考え方が根本的に変わっていきます。というよりは、これは今既に兆しとしては出てきていることです。

ただ、実際のところ、そういう世の中になるには、まだまだ時間が掛かりそうですが。
数十年という年月をかけて、山あり谷ありの中で徐々に変遷していくんじゃないかなと思っています。

占いに関しては、今のような形では必要としなくなる人が多くなってくると僕は予想しています。
これは自信過剰な人が増えるとか占いを迷信として退けるという意味ではありません。

前に書いた「秘伝」の話とも関連しますが、利得を守ったり悪用されないように技術を隠すということ自体が意味をなさなくなってくれば、どんどん情報公開が進んでいくでしょう。そこへ各分野の知識を持つ人が集まって、より良いものへと改良されゆく。

早い話、占いとしての枠を超えていく、ということです。そうなると、それは占いというよりはテクノロジーの一つとして認知され、学問的に追求されることになります。

今の時点で体系的に残っている占術は、今後さらに応用範囲が広がる可能性は高いですが、それでも、時代に合わない点はバッサリ切られたり、考え方の根本的な転換が求められるものもあると思います。例えば、この間少し書いた占星術でのジオセントリックとヘリオセントリックのように。

基本的に最小単位の拡大化ということがあるので、個(自分のことをとやかく言う)の占術への興味が薄れてくることになるのは必然の流れだろうと僕は考えています。それよりも、もっと意義深さ(哲学)やスケールの大きさを求めるようになる。

僕がブログで、恋愛や自分の仕事や収入といったような相談事に終始するような時代はもう終わりつつある、というようなことを書いたのは、そういう意味合いを含んでいます。


そんなわけで、「人類みな兄弟」的な所にまで行き着くかはともかく、次第次第に人が人を想う対象範囲が拡大していくことになるだろうなー、と予測しています。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

2011年06月01日 19時11分

<個人的な問題や弱点に立ち向かって解決させる時が来たのかも、という内容を受けて>

そういう風に岐路に立っている人は、僕もそうですが、今とても多いんじゃないかと思いますね。日本人だけじゃなくて世界規模で。なので、日々葛藤したり闘ってる人と同じような気持ちでいるってことは、世界の潮流に乗っている逆証明になるんじゃないかという気がします。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

2011年07月09日 14時33分

<とあるブログの中で、「占いを否定してますが…」、および予知を行うことについての話を受けて。>

もっとも、このブログの方が占いを否定しているのは、巷のどうでもいいような内容に対してではないかと思います。そういう意味では僕も賛同します。

前にも書きましたが、そもそも占いは今あるような形は本来的ではなく、より高度な意識との接点となる架け橋のような存在です。ホロスコープを読むにしろ易を立てるにしろ、それは同じです。

しかし、現代は欲深の世界ですから、関心事は大体、お金や恋愛や職業運や事業上の決断や離婚相談や商談が成立するかどうか、といったことばかりです。もちろん、それらに対処することも個人の人生においては大事なことなので否定はしません。単に、それだけでは片面でしかなく本来の姿ではないという話です。

運命学としてのシステムを考える場合、個人としての世界観に閉じこもると、結果的に「自分の利益」という方向性に向かいがちで、現実にそういう時代が何百年も続いてきたと言えます。なので、皆、心が麻痺しちゃってるんです。それが普通だと思い込んでしまっているから。

でも、世界各地の異常気象や災害、日本では原発事故や政治家や官僚の腐敗をまざまざと見せ付けられ、ようやく今になって人が人として生きる基盤を見直し始めるようになった。このことで、集団魂が結束し始めている。つまり意思が一つの方向に流れ出し、大きな潮流を作ろうとしています。

で、感応しやすい人は、それが自分の意思と勘違いするくらいに影響を受けます。あるいは、シンクロとして受け止める。それはそれで重要なメッセージを得ていることもあるので、無碍にはできないことです。

ところで、かねてより大規模な地震や災害などを予言・予知・預言書を紐解いて啓発してきた人は無数にいます。それぞれ方法論は異なっていても、警鐘を鳴らして危機を回避させたいという思いがありました。(中には、予言を当てることで評価を受けて、社会的な名誉欲を生じさせてしまう人もいるわけですが)

で、大事なことは、そうした予言は時期や場所などの詳細を的確に当てることは困難だということです。地震が来ることは予知できても、誰も福島の原発事故を明言していないし、これによって世界の原発事情が変貌すると予測した人を僕は知りません。

(略)

参考までに、今回の大地震の被災地を予知したとして話題になっている人がいます。
幸福への近道」 
照さんというそうですが、この方もマスコミを含め、多くの人から注目されているようですよ。

ただ、この人もブログの頭に書いていますが、「私の書いた文章を当たる当たらないで見ないで下さい。皆様が愛する人を守る一助になる事を願っております。」というのが、本心だと思います。

子供の頃から予知をしてきたジュセリーノ氏もそうだろうし、他の方も気持ちとしてはそうなんだろうと思います。当たって欲しくないから、「私の予言が間違いであることを切に願います」と言ったりする。災害などの外れたほうがいい予言が外れれば名声は失われますが、その人の本心は達成されるわけです。なんとも苦悩の多い人生を選択したものだと感嘆します。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

2011年07月09日 22時26分

> ちょうど、一ヶ月くらい前に、~~(※あるブログ)に出会ったんです。
> 占いをやってみても、自分が不安だったし、仕事の事も、これからの事も、何にも前に進めなくて、どんどん不安が増えてって。

自分の心が不安定な時に、皆が信奉しているような人に出会うと、むちゃくちゃ影響を受ける可能性があるので、注意も必要ですよ。譬え誰であれ、特定の人の話を全て真に受けていると、自分の頭が思考停止になってしまいます。いつも2~3歩下がって、客観的な視野を持つことも大切だと思います。

(略)

ちょっと話がそれるかもしれませんが、

「みずがめ座(アクエリアス)の時代」という言葉を聞いたことはありますか?
大雑把に言えば、約2160年毎に時代の大きな流れが変わるという考え方です。

僕の計算では、今はまだ「うお(パイセス)座の時代」で、だいたい2045年くらいから重要な移行期になって、2089年には「みずがめ座の時代」のスタートラインに立つわけですが、それまでは「うお座」としての二元性や物事をごっちゃにする性質などが、世界の統治に関わってきます。

例えば、精神と物質(宗教VS.科学)、戦争と平和、お金持ちと貧乏人、支配者と労働者、根本的には男女の差とかの二元性です。社会で言えば、資本主義や社会主義、共産主義などをぶつけて、何が生き残るか、時の為政者達は実験をしてきたという経緯があります。

で、そういうものの方向性を作るために世界の人々を情報操作したり、何らかの思想で誘導するという時代です。つまり、一人ひとりの中に確固とした生き方の土台がなく、何らかの生きる指標を求めているので、一神教的な宗教(キリスト教やイスラム教など)や、強い影響力を持つ指導者・霊能者などが力を持ってきたし、人々もそれに寄り添って依存してきた。

それが紀元が始まる頃から今に至るまでの大枠的なシステムです。

権力者は、金銭欲・食欲・物欲・性欲・名誉欲・権力欲・願望実現欲といったものに、世界の流れを向かわせてきた。特に貨幣制度を徹底して敷き、その枠内で人々を統制する枠組みを作ったのが大きな特徴です。貧富の格差が激しくなり、お金を信奉する人が増えてきた時代。(本当は、お金という思想みたいなものですけど)

今は、移行期に移る前の最終段階にあって、そうしたシステムの問題点に気が付いた人が、時代に合わないから改革しましょうと訴えているという状態でしょうね。それでも、まだ数十年は進取と保守のせめぎ合いが続くんだろうと思ってますが、次第に転換していくことは間違いないです。

2000年前後の生まれの子供達が社会を動かすようになる頃には、社会の風潮も随分変わっているんじゃないかと思いますが、それまで今の体制が持つかどうか。原発のように世界を動かしている現制度が壊れてしまい、彼らに社会の再起を託すことになるやもしれません。

そうした人たちのために、少しでも道筋を付けることができたら、ということを最近よく考えます。あるいは、それが僕の人生の仕事なのかもしれません。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

2011年07月11日 19時26分

> おのふさんの貼ってくれた3年前のブログを読んでみました。
(※「前回の補足。予言と星の影響の性質について」)
> 読んでみて、聞きたいことがあるんです。
> 「予知」とか、「秘伝」とかについてです。
> こっそり広めるなら、その確立や効力は強いけれど、多くの人に広まった時点で「エネルギー」が弱まって、むしろ当たらなくなる、って言うところです。
>
> これは~~さんも書いてたんですけど、東海地震が来る、と言われて30年、何故来ないかは、皆が「来ることを想定して」心の準備をしているからだ、だから来ないんだ、と言う事を書いています。


「予知」に関することを書く前に、「秘密(隠すこと)」について、少し。
復習みたいなもんですが。

元々、何かを隠す、というのは、そのものに対する集中力や探求性を生みます。
例えば、隠された古代の宝物を探すとか、秘密の暗号を解くとか、数学の解を導き出すとか、女性のスカートから見える僅かな下着に興奮するとか(笑)

隠されていることで、余計にそれを知りたいという欲求が出てくる。
謎があることで、それを明かしたいという強い動機が生まれてくる。

もし、現代人にも服を着る習慣がなかったら、多くの人がこれほどの性的な関心はもっていなかったのでは、と思います。全てが開けっぴろげでは探究心も何も起こらない。まあ、裸族じゃ寒暖に耐えられないでしょうけど(笑)

で、これは逆の視点では――つまり、秘密を持っている側の視点では、隠しているからこそ、そこに力が発生するんです。魅力とか、求心力とか、立場の維持(権力)とかが。

しかし、秘密を暴露されたり、ウィキリークスのように密告があったりなどで、秘密が秘密でなくなると、その圧縮されていた力が急速に希薄化してしまうんです。

例えば、武術の秘伝の技(特殊な攻撃に対する防御法など)、料理の隠し味、パスワード、企業の内部情報、国家における機密データなどです。そうしたものが一般に知られてしまうと、その意味を失ってしまう。

意味を失うどころか、害をもたらすこともある。例えば個人のプライベートな情報とか。もちろん、会社や国にとっても損害になる可能性が高い。だから、隠す。表に出さない。鍵を掛ける。

もっとも、この秘密(隠す)というのは、昨日書いたブログの裏面です。つまり、所有に対する反対側の意味を持つ。占星術で言うと8ハウスと2ハウスの内容。(※昨日書いたブログ:「進歩を阻む「所有」意識と「お金」の話」)

これ以上、長くなってもしょうがないので、ここらで本題に戻ります。

予知や予言、そして秘匿と開示との関係には、次のようなことが関わっていると考えています。

1.現象と心の関係。
2.時間と空間という概念の変質。
3.科学的な予測(運動法則など)に対する分析。
4.預言書を紐解いたり、誰かの予知を参考にする。

先に、3と4について簡単に書きます。

3の科学的予測に関しては、僕が言うまでもないですが、学者の説とか独自研究、実際に起きた現象に対する観察とデータ分析です。国の指針は、主にこの手法によっているだけだと思います。
あの「東海地震が発生する確率は87%」とか言うのが、まさにそうですが、地震の発生確率が1%にも満たなかった福島ですら起きたことを思うと、大して意味の無いデータですね。

4の預言書を紐解いたり、誰かの予知を参考にするというのは、かつてはノストラダムスとかファティマとかありましたが、現代では色んな人が霊的なものから占い的なものなどで予知・予言めいたことをしてますので、もう玉石混交ですね。信頼できる情報を選別する目がないと、ただ混乱の元になるだけかもしれません。

1の心の関係というのは、個人の心の状態だけでなくて、いわゆる集団意識も含みます。

何かの現象が発生する原因は、それぞれの人の言動や心のあり方に起因しているので、大きな意味では地震のような災害も集団意識の反映の下に起きます。それがたとえ人工的な地震兵器によって引き起こされたものだとしてもです。**さんも、いつだったかカルマという言葉を使ってましたが、それと同じ意味です。

で、多くの人が、結果を先送りにしたい、まだ経験したくない、と考えることで現象を遅らせることはできます。しかし、因果応報とエネルギー保存則の理屈は常に働いているので、時期的な遅延はあっても、そのままではいずれ経験しなくてはならなくなります。

この辺が、1の部分です。

その一方で、引き伸ばしている間に何らかの対策を講じて、因果の間に別の道筋を付けることができれば、途中で流れを変えられる可能性もあります。(こういうこともいつかのブログで書きました。長文ですが。→「因から果に至るプロセスの中で培養された内容こそが、未来の自分の礎石となる」)。この記事では、時間軸と空間軸という言葉を使ってます。

時間と空間そのものは、人の意識と無関係ではなく、焦点を合わせたり外したりすることで間延びしたり縮小したりします。また、科学的には重力(引力)にも反応しますが、同じことです。意識とは、ある特定の状態に引き止める力=引力とも言えるので。

例えば、辛い仕事をしている時と、友達とおしゃべりなどして楽しい時間を過ごしている時とでは、時間間隔が違いますよね?

これを時間の相対性と呼びますが、何かに集中している時ほど時間の流れは緩慢になり、ゲームに没頭していたりボケーッとテレビを見てたりすると早く過ぎ去ります。(この理論は、占星術での各ハウスの大きさとも関係があると僕は思っています)

因果というのはシステマティックなのものなので、何も条件が加わらなければ純粋に定められたコースを辿って現象化へと向かいます。要するに、本人が意識(自覚)的でなければ因果に影響を与えることはできない、ということです。(よく、運命は決定論か自由意思があるか、という論議が出てきますが、二つを分けることはできないのです。どっちでもある。)

逆に言えば、ある予測される事柄に対して、それに対する準備や回避の道筋(バイパス)ができれば、幾らかでも流れは変わります。まるっきり地震が起きないようにはできなくても、その規模を小さくしたり、発生時期を人々が避難した後や、浜岡原発を止めた後にずらしたりできるかもしれません。

だから、科学的な予測であれ、誰かの予知であれ、その存在を明らかにして(秘密を公開して)、人々の意識の中に情報として埋め込むことが、とにもかくにもバイパス作りには必要なわけです。これが例えば、研究者の中や国の高官の中だけで話されていて、一般人には開示されなかったら、もうとっくに東海地震は起きていたかもしれません。

同じことは、関東圏への地震や、各所の原発事故に対しても言えます。

「天災は忘れた頃にやってくる」という諺は、言い方を変えれば、誰も意識してないから、それは起こるということです。

想定外の時期、想定外の場所、想定外の規模・・・要するに自覚的でなかった(意識していなかった、予期していなかった、警戒していなかった、準備していなかった)時や場所に対して災害が起き、謙虚さを促される。たぶん、それは自然法則というか宇宙の理なんだと思います。


で、それはそうと、問題はどうやって因果に対してバイパスを行うか、ですよね。

昔から一般的に行われてきたのは、祈りであったり、生贄であったりということです。
現代に生贄なんて・・・と思われるかもしれませんが、要するに犠牲です。
災害の肩代わりになるようなことに、小出しにして転化させる。

例えば、巨大地震としてではなく、別の小規模な問題として、ちょくちょく出るようにできれば壊滅的なダメージを受けずに済む。形は変わってもエネルギー保存則の仕組みは働いているわけです。物質の状態に、固体・液体・気体・プラズマがあるように。

まあ、具体的にどういったことに転化できるかはその時々で違うため書けませんが、例えば、震災による社会全体の崩壊の代わりに、個々の重大な課題として立ちはだかることもあるかもしれません。というか、都会などではそれが起きている。現代社会特有の問題として。

その場合、皆がそれぞれの立場で悩み苦しみますが、乗り越えられる人も出てくる。そうなると、その分のエネルギーは差し引かれ減災になります。「全体として一人ひとりがレベルアップする必要がある」と僕が時々書くのは、そういう意味合いがあるからです。

基本、因果の流れというのは、そこに組み込まれる条件が少ないほど、現実化のスピードが速いので、クリアな人生を送っている人ほど、因果を実感しやすいという性質があります。

そして、どういう行動や心理的な働きが、どういう結果をもたらすがが分かれば、自然と反省したり注意して、次からは修正しやすくなる。そこから、よりよい循環が生まれて、だんだんと感情の扱いが上手になり、ハート(愛)が豊かな人になっていきます。

反対に、色々な想念や欲望が渦巻いている人の場合、その複雑な回路ゆえに現実化の速度が遅れるばかりか、その結果までもが歪んでしまう可能性が高くなります。つまり、何かの願望を抱いて生きていても、その通りにはならない確率が上がってしまう。

ケーキ屋に憧れていたけど、今はただ会社への道すがらケーキ屋のショーウィンドウを眺めているだけ、とか。「ケーキ屋」という目的には近づいたけど、本来の願望とはずれてしまった、みたいな。因果の回路が複雑だと、そういうことが色んな場面で起きやすくなるんです。

思い通りに行きづらくてイラ立ったり、ネガティブなスパイラルに嵌って誰かに八つ当たりしたり。しかもこの場合、減災に繋がらないどころか、より悪化させる要因にもなる。暴力的な要因というのは、破壊や損害という結果を増長させるからです。

だから、肝心なことは正確な情報を得ることと、一握りの人たちの中にしまいこませないこと、そして、吟味した内容を元に、必要ならばバイパスを作るための努力を一人ひとりがすること。という感じですかね。

///////////////////////////////////////////////////////////////////

blogram投票ボタン(いい記事だと思った方、宜しければ応援してください^^)



コメントを投稿