With the I Ching

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やりとり、あれこれ Part1

2011-07-14 20:20:07 | CI について

やりとり、あれこれ Part1

ミクシーでのメッセージのやり取りからの抜粋です。
僕のブログへの転載については、予め相手の方の了承を頂いています。

今回は特別なテーマがあるわけではなく、お互いに思ったことを自由に書き合ってる内容です。

時事問題、死後の世界や転生、占い、瞑想などスピリチュアルなこと、予知・秘伝について等。

これらを読んで、何かを感じ、何かを考えるキッカケにしてもらえたらいいな、と思います。

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※呼称について

やり取りしている方のお名前は、「**さん」としています。

また、文中に出てくる他の方の名前は「~~さん」としました。

なお、相手の文章だけの場合は、(**さん→おのふ)と冒頭に書いてあります。
おのふとは僕のことです。

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2011年04月18日 22時24分

 (東日本大震災で、被災地の子供達に漫画や絵本を贈ろうという企画があった)

> それから漫画本、贈られたんですね
> きっと子供たち、テレビもゲームも出来なくて、こういう娯楽って嬉しいでしょうね。
> この先も、長くこの状態が続く気がします。
> この気持ちをずっと忘れないようにいたいと思っています。
>

ちょうど今日の中日新聞に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に関する紙面が出てました。それによると、PTSDやASD(PTSDの前段階的な症状で急性ストレス障害)に掛かりやすいのは、今のように支援の手が豊富で盛り上がっている時期ではなく、少し波が引いて被災者自身が現実の生活を考え出した時だそうです。

家を失った、家族を亡くした、仕事が無い、頼れる身寄りが居ないなどの苦境に直面していることを時間の経過と共にまざまざと痛感して、ストレスが過剰になってしまうんだと思います。

今回は子供の心のケアのために漫画や絵本を、ということでしたけど、大人も自棄になると怖いですからね。心理療法士やカウンセラー、精神科医、あと経済面などの現実的な相談事に対する専門アドバイザーといった方々が今後どれだけ人々の支えになれるかが、将来的な課題になりそうですね。

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2011年04月25日 02時03分

> それと、一度占ってもらうと、うっかりすると依存症みたいになってしまい、他力本願の人生になる怖さも分かっています。
>
> でも、不安はなかなか断ち切れない。
> 不安や自信のなさが、また悪循環になってどんどん深みにはまってしまう怖さも分かります。
>
> おのふさんはそういった不安感とかはありますか?

ありますね、それはもうずっと。ただ、それは常に少しくらい抱えたままでいいと思いますよ。むしろ無くしてしまったとしたら逆に危ないんじゃないでしょうか。一病息災のように。

ちょっと長くなりますけど、自分の考えを書いてみます。

占いに限らず、宗教とかスピリチュアリズムとか何かに依存するっていうのは、ある意味で自分を裏切ることでもあると思うんです。つまり自分が信じられないから、何かに頼ろうとする。特定の人だったり思想(教え)だったり、システムだったり。

その根本的な動機が人生に対する不安感や焦燥感で、それらを自分の外側にあるもので抑え込もうとしたり、紛らわせようとしてしまう。でも、上手くはいかなくて、別のうまく行きそうなものへと走ってしまう。あるいは、奥へ奥へと深入りして依存症になる。しかも抜け出せない一方で、その状態に奇妙な安定感を見つけてしまって変わろうとしなかったり。

だから、不安感があるということは、自分以外の他のもので代替しようとしている証拠だと思うんです。で、それを感じている限り、まだまだ自分は未熟で、それゆえに精神的成長の余地があるということが分かる。自分の中の不安や自信のなさ、または逆に傲慢さや自己満足と向き合い続けることが、より自分自身を進歩させる鍵になっているんじゃないかと思っています。

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2011年04月26日 16時23分

(**さん→おのふ)

> それからおのふさんのメールの、最後の言葉・・・・
> これを読んでビックリしました。
> ここまで深く、「占い」や「不安」や「人生」について考えていらっしゃるとは・・・
> 目が覚めるような思いで読みました。
>
> 不安感は持ってる方がいい、という言葉。
> 占いは自分をある意味で裏切ってる行為だ、という言葉。
>
> この二つは衝撃的でした(笑)
>
> 不安を感じない人ってこの世にいるのかな。
> いるとしたら、あまりお友達にはなりたくないです・・・(笑)
> だって、そういう人と一緒にいたら、自分がますます不安になるばかりだし、その人のことを、きっと「鬱陶しい」って感じるようになるんじゃないかなと・・・
> 不安を持ってていいんだって思える事は、すごくホッとします
>
> 占い依存症って言うのは自分が抜け殻になってる状態ですよね。
> あっちにふらふら、こっちにふらふらと自分の意思がなくなってしまってる。
> 悩むなら、とことん自分で悩めば良いと思う。
> 堂々巡りでもいいから、目の前の悩みの事実から目をそらしちゃ行けないって事ですよね。
> でないと、いつの間にか人頼みになって答えを探そうとする。
> でもそこにはヒントはあっても答えはないんですよね。
>
> ただ、私は何故か、占い術が好きです。
> 自分を知りたいと思います。
> それは不安感からというよりも、自分への純粋な興味、というか・・・
> おのふさんが、ワンちゃんの介護をご自分の命盤から探り出して納得してらっしゃるように。
> 私もそのように、自分を知りたいです。
> そういう気持ち、探究心で占いを学んでいると、すごく楽しいです。

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2011年04月29日 21時41分

> ただ、私は何故か、占い術が好きです。
> 自分を知りたいと思います。
> それは不安感からというよりも、自分への純粋な興味、というか・・・
> おのふさんが、ワンちゃんの介護をご自分の命盤から探り出して納得してらっしゃるように。
> 私もそのように、自分を知りたいです。
> そういう気持ち、探究心で占いを学んでいると、すごく楽しいです。
>

たぶんDNAを解析するようなものじゃないかなって思うんです。自分を探求するっていうのは。なので、以前ブログのどっかにも書きましたが、誰かに自分を占ってもらうというのは特殊なことだろうだと思うんです。本質的にとてもプライベートなことですから。

そういう意味で、どれだけ達人に占ってもらっても本当のところは他人には分からない面があるはずで、やっぱり最終的には自分自身で調べて知る、もしくは納得するなり理解するほかないと僕は考えています。

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【「秘伝」の謳い文句は、これからの時代では淘汰されたほうがいい】

2011年04月30日 15時18分

> > たぶんDNAを解析するようなものじゃないかなって思うんです。
> > そういう意味で、どれだけ達人に占ってもらっても本当のところは他人には分からない面があるはずで、やっぱり最終的には自分自身で調べて知る、もしくは納得するなり理解するほかないと僕は考えています。
>
> この文章はまたまた「!!」って感じでした(笑)
> そうなんですよね、正にこの言葉が欲しかったです
> ものすごくプライベートな事ですよね、占いって。
> ある意味、他人に丸裸を見せてるって感覚ですよね・・・
> すごく無防備と言うか・・・
>
> ただ、自分を知りたくて調べてると、必ず秘伝って言葉に当たります。
> 「内緒だよ、お金出せば教えてあげるよ」ですね。
> 紫微はそういう「秘伝」的な言い方をされてるサイトが多い気がします。
> 四柱推命より分かりやすいと思っても、独学では限界あるよ~って言うような、秘密めいたニュアンスが多くて・・・
> それがまたいやだなあと思ったり、がっかりしたり・・・
> やっぱりお金主義なのかな。

まず、自分のことを知るのに秘伝なんてものは必要ないと思いますよ。

特にお金を積んで得られる「秘伝」というものは、今の時代、まず価値を見出せないです。ほとんどは商業的利益のためのうたい文句です。

まあ昔ならば、大家から学ぶのに家数件分の財産を支払ったなんて話もありますが、現代ではもう基礎理論は書籍などで学ぶことができるため、後の応用と発展は、だんだんと実践の中で身につけていけばいいと思います。

ただし、そのためには優秀な先生につくか、有用なデータを相当数集めて検証&研鑽が必要なのは言うまでもないです。ちなみに、もっぱら僕は後者のタイプです。

で、僕が思う秘伝というのは、ある種の血筋のようなものだけです。

「魔女の宅急便」で森に住む絵描きさんが言ってますが、「絵描きの血、パン職人の血、魔女の血…」という感じのもの。占術にも、それ相応の感性とか素質がいる。ある程度までは論理的思考や経験的知識と日々の努力で誰にでも到達可能地点というのがあるけれど、それ以上の高みに行くにはやっぱり才能が必要になってきます。

命無正曜の人に占い師やカウンセラーやスピリチュアルに傾倒する人や、それに近い生き方をする人が多いと言われているのは、初年期での種々の経験に由来することが多いと思いますが、ただそれは表面的な意味ですね。

元をたどれば、そういう経験をするような星の配置に生まれた、さらに根源的には、そうした星の配置に生まれるような生き方を出生以前に選択したか、そういう環境に飛び込む潜在的な資質・素養があったということだと思います。

言い換えれば、その人の身体的もしくは精神的な血統とか血筋です。スピリチュアル系の言葉では霊脈とか精神的血脈などと呼ばれるもの。まあ、そういう傾向を前世から培ってきていたという感じではないかと。

もっとも、占いや思想においては「語り得ぬことについては沈黙を是とする」ので、死後に関する話はご法度ですけど。そもそも未知なことについては知ったかぶりしてもしょうがないですからねー

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2011年05月04日 18時40分

> それから、複数の占いを併用する事については、占う内容についてやっぱり得意分野とか不得意分野とかあるんでしょうね…
> 「1つで全て」
> が分かるんだろうけど…そんなに頑なにならなくても…とも思います(笑)
> 1つだけなんて、危なっかしい気もするし。
>
> そうだ、紫微斗数の月将方式での命盤は、通常版と一緒の命盤でした。

例えば風水が得意だからって、それで世の中の何から何までやりますよ~なんてことを言われたら、やっぱり「それはマユツバだ」って思いますよね。

一応、占星術はかなり応用範囲が広いですが、それでも適用可能範囲というものがあって、やたらと乱用はできません。インド占星術で名づけをするみたいな理論もありますが、それだったら姓名判断なり数秘術使ったほうがいいんじゃないの? と思います。

あの「四柱推命一筋」を標榜する~~さんも、そう言いつつも家相や気学や姓名判断を占事に応じて使い分けられているのは、やはりそれなりの理由があるからだと思います。

実際、「一つを極めろ!」と酸っぱく言っている人も、含みとして「一芸を極めることで他への理解が生まれるから」という意味を持たせています。分野は違っていても技術屋や職人同士は意気投合しやすいようですが、それは共に一芸に秀でているから、そこを土台として他と通じ合うことができるからですよね。

「一つで全て」が分かるかどうかは分かりませんが、一つで全てとリンクできる、とは思います。
そういうのが、ある種の秘伝というか世界の秘密なんじゃないかなぁ、と。

> そうそう、秘伝についてですが、なるほど~おのふさんのおっしゃるように、例えば「鰻のたれの秘伝」とか「この味付けは代々伝わる秘伝」って言うのがそもそもの秘伝の使い方なんでしょうね~(笑)
> 血筋、家伝…ですよね。
>
> それを「開運」「忌除け」は秘伝です、とか。
> まるで恐怖を煽った脅迫みたいな感じですよね。
> それらは占いの手口だろうけど、明らかにお金主義ですよね。

何かを隠す・秘すというのには、それ相応の理由もあるので、この間の僕のメールには賛否両論が出ると思います。

よく「天機洩らさず」が大事などと言われますしね。ここでの天機とは秘密の意味なので、国家機密とか企業秘密とか、とにかく一般大衆に知られては困るもの、というイメージで使われることが多いと思います。理解自体がされにくくて悪く扱われることもあるし、広まってしまったことで乱用されて害が出るような危険なものもある。軍事や政治に関する内容や、特定の技を持つ人にしか後世に残せない分野では、特に。また、秘密にすることで習熟を早くする、レベルを高めるという理由もあります。(圧力釜のように)

まあ、個人においては家伝のタレとか、流派の秘伝もそれに当たるとは思いますが、実は意外と所有意識がベースになっているので、社会のシステムと無関係ではないと思います。

仮に将来、経済至上主義から新しく構想された社会へと変わっていくとしたら、自分のところだけに留めておくという考え方は減ってきて、自然と共有(分かち合う)する格好になるでしょうから、次第に商業的な秘伝には意味が無くなってくるはず、と僕は考えています。そういう観点で前回のメールは書いています。

でも、秘伝や秘密に関することは誤解を生みやすいので、ここでの話は、とりあえず「秘伝」ということにしときましょうか(笑)

ではでは

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2011年05月17日 20時10分

(**さん→おのふ)

> 話が全然飛ぶんですけど、ブライアンワイス博士の「前世療法」が大好きなんです。ホーキンズ博士が「天国なんてないし死んだ後の世界なんてない」って言われましたね。
> 私はワイス博士の本によって魂は永遠なものであると信じ始めました。
> (何度も繰り返し生まれ変わる、何回も転生している)
> 出会う人も何度も出会ってると思うし、色んな国、性別、時代を経験してると思うんです。
>
> それは違うよ、と言われると、なぜ違うと言えるのか?説明して欲しいな、と。
> 占いは今のこの人生の、大まかな羅針盤を教えてあげるよ、と言うものじゃないかなあと思うのです。
> 逆に、魂だけになったらすごく楽で、占いも必要ないし、不安や心配などもなくなると思う。
> 不安や心配があるから占いに興味を持つんじゃないかなあ。
> 少なくとも自分はそうなんですよね。
>
> でも同時に、生きたい様に生きれば十分であって、たとえ道を間違えて大変な方へ転んでもそれはそれでいいと思う。
>
> でも因果応報って言うのはあると思うんです。
> 人につばを吐けば、必ず自分も吐きかけられると思う。
> 自分だけがよければいい、と言う生き方ではなく・・・
>
> ただがむしゃらに進めばいいって言うのとも違う気がします。
> 無理に自分を奮い立たせて「いけいけ」をやってたら必ず潰れると思うし。
> 自分に素直になって、これがしたいのか?本当にしたいのか?と自問すれば答は自分の中から見つかると思うんです。
>
> その答え通りに生きていけたら、生を全うできると思うんです。
> 決して人と比べたり、焦ったり不安になったりせずに・・・
> それがすごく難しいのだけど。
>
> 気がつけば人に翻弄されてたり、何がしたいのか分からなくなってたり・・・と言う事が多いですよね。
> 軌道が逸れてしまったら早く元の位置に戻らなくちゃ。
> 毎晩、寝る前に瞑想するようになったんですけど、そのお陰で随分と落ち着けるようになりました。
>
> すみません、1人よがりな事を書いてしまいました

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2011年05月17日 22時19分

今回のメールは、**さんの正直な考えとか意思を知ることができた気がして、読んでいて気持ちが良かったです。

ホーキング博士の発言については僕も知っています。というか、僕は天文学とか宇宙論にも凝っているので、彼の著作の多くは持っていますし、発言にも注目しているからです。また、ブライアンワイス博士の本も同様に何冊か読みました。

稀代の科学者としてはホーキング博士の「死後はない」とか「宇宙を創造するのに神は必要なかった」というのは、いささか根拠不明で強引な点があるように思えます。

個人的なことを書くと、証明はできませんが、僕には幾つか前世の記憶らしきものがあります。どの国に、どの時代に生まれていたかということも概ね分かります。

なので、そうしたことから僕は死後の世界および、輪廻転生というのは存在するのではないか、とも思っています。もちろん、それが単なる自分のイメージだとすればそれでもいいのですが、あくまで主観的な気持ちです。

また、今生での生き様が来世に繋がっている(同様に、前世での生き方が今生の自分に関係している)と考えれば、より壮大なスケールの世界観の中に生きられるので、それはもう面白いことのはず。

そこに因果応報の理が働くならば、なおさらだと思います。何があっても他人のせいにはできないわけですから、どうしたって自分を向上させることに価値を見出す他ないと思うからです。

もし、今の生涯限りだとしたら、「じゃあ、何したっていいじゃん」みたいな生き方もいいのかもしれませんが、そういう生き方に戸惑いを覚えるのは、きっと誰しも無意識の中では転生のシステムをどこかで分かっているからなんじゃないかなぁ、と思ったり。

僕も思うままに勝手なことを書きました(笑)
なんにしても、**さんの持論が聞けて嬉しかったです。

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Part2に続きます。

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