With the I Ching

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完全「暦」生活がまた出ます。anan 2023号(10/5発売号)

2016-10-03 19:18:25 | お仕事関連

anan 2023号

 

別件での忙しさと自身の健康との兼ね合いで、一度はお断りさせていただいたんですが、それでも再度ご依頼をいただいたのを受け、「こんなにありがたいことはない」と気持ちを切り替えて書きました。

今回の暦生活は6回目になるのかな? たぶんそのくらいです。この号では、これまで「今日の課題」となっていた部分が「今日の吉方位」という内容になっています。というか、僕のほうから提案して変えてもらいました。少しでも読者が取っつきやすくなれば、との思いからです。

この完全暦生活は、一般に出回っている暦(日めくりなど)に出ている、干支、九星、十二直、二十八宿、六曜、選日(暦注)をベースにして、一日ごとにその意味や活用法を解説したものです。よくある暦の本にも毎日の干支などのデータは網羅されていますが、その意味するところを逐一説明しているものはほとんどないので、そういう点では珍しい試みだと思います。ま、細かくて読むのも大変だったりしますけど(^^;

暦には独特の専門用語がいろいろとありますが、全体としてなるべくそういうものを出さないようにもしています。難しい用語で煙に巻くようなことはしたくありません。それに、世間的にもてはやされている六曜とか選日(暦注などとも言われ、縁起担ぎや日取りの一要素と考えられているもの)の多くも、たいていは不用品だと思うからです。古書を見ると、そうした細かな要素が100も200も出てきますが、その当時ですら混乱をきたしていたようです。

完全暦生活では一般性という側面からそれらにも言及していますが(一粒万倍日、天赦日、天恩日、母倉日、月徳日、天一天上の六つ。他には不成就日や神吉日、黒日、八専、三隣亡などがある)、それだけを見て判断したり、大事な行動を決めたりするのは、あまり良いこととは僕は思えません。それらは暦の優先項目ではないからです。干支・九星をはじめとした他の内容と考え合わせる「補正値」のような使い方であれば、まあいいのではないかと思います。

四柱推命にも暦注と重なる内容として「神殺」があります。天乙貴人などの貴人系、天徳、月徳、干禄、暗禄、金与禄、駅馬、咸池、紅艶、劫煞、亡神、魁罡などなど。紫微斗数や六壬神課といった占術でもそれらを使いますので、そのうちの幾らかは有用で実際的だと考えてもいいのかもしれませんが、なんでもかんでも取り入れると訳が分からなくなってしまいます。少なくとも、それらのあるなしだけで一喜一憂するのは知的なことではないと思います。

これまで完全暦生活のグラフでは、そうした神殺系の項目の一部を補正的に使っていましたが、今回の号ではそれらは省きました。ただ、そのデータ自体は作ってあるので、参考までにここで載せておこうと思います。繰り返して言いますが、あくまでメインの暦要素の補足のような位置づけとして考えておいてください。

それと、ここで「平均」とあるのはそのままの意味です。恋愛運・金運・仕事運の数値の平均です。anan本誌で「総合運」としているのは別の項目を使って出したものですので、この平均とは別物です。

ところで、昨日たまたま、この完全暦生活のイラストを描いてくださっている「角 裕美さん」のサイトに出会いました。

角んち

面識も何もありませんが、毎回かわいいイラストをありがとうございます!

 


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