宣伝になりますが、今月15日に「anan SPECIAL 星の力を味方につけて、開運力をアップする!」が発売されます。
Amazonなどの通販サイトでも購入予約ができるようです。
かつてananさんの占い特集号(No.1887)で書かせていただいた「易での相性」の見方を、ムック本で再掲載していただけることになりました。
諸先生方によるページは新しく書き下ろされものかもしれませんが、僕のところに関しては、その時のものと基本的には同じ内容です。
でも、易の記事だけを目当てに買う人はほとんどいないだろうと思いますで、そんな念押しをしたところで関係ないかもしれません(^^)
僕個人としては占星術も学んでいる人間なので、石井ゆかりさんの「トランスサタニアンによる長期的な星占い」は興味をもって読めそうです。
現実問題、日々の細々とした星回りを気にして過ごすより、ある程度の大きさのスパンで眺望するほうが流れを意識しやすいし、運のアップダウンに一喜一憂して疲れることにもなりにくいと思います。こういう土星以遠の惑星の動きを把握して、トランシットやプログレスなどで自分のホロスコープに重ね合わせて読むのは意義深いことですし、社会や世相への影響も考えてみると、トレンドをうまく活用したり、逆に一過性の潮流に惑わされずに済むかもしれません。
西洋占星術にしても東洋占術にしても、どちらも「開運」とか「幸運追究」というテーマはあり、昔から運命や宿命に対する立命、あるいは運の創造についての議論があります。これは自由意志(意思)があるかどうかという大命題と並んで、運命学の根本的なテーマと言えるものです。
現代では「開運」という言葉が一般的に使われていますが、実際のところ、「開運」ってなんなのさ? というのは洋の東西を問わず、占いやスピ系や自己啓発などに関わる人間が突き当たる問題だと思います。また、一度は突き当たらなければならないことだとも思います。
そして、何をもって開運というのかその定義にもよるかもしれませんが、その定義が何であれ、僕個人としては、あんまり軽々しくこの手の言葉を使いたくないという気持ちはあります。何かをして運気がよくなったと思っても、それさえも、そもそも個人の運の流れの中で予測できる範囲のものであるかもしれないからです。ここら辺の見極めができないままでは、簡単に「こうすれば開運できるよ」なんてことは僕は言えません。
ただ、人の一生のほとんどは、その人の考え方や感情が行動に反映されたことから起きていると僕は思っているので、この、いわゆるマインド(心)の働きを上手に手なずけることが、おそらく開運ということのベースにあるんじゃないかと考えています。
そういう意味で僕が開運に対して何か提案できるとすれば、それは、
何か物事を行うにあたっての自分の心の状態、または、その時に湧いてくる感情を軽んじないで、
ということです。
たとえば、誰かにイラつきながら皿洗いをしていたら、その感情が不注意を招いて皿を落としたり、それで怪我をしてしまったりするかもしれません。
「なんで私がこんなことしなきゃならないのよ」と思いながら料理をしていたら、その料理は果たして本当の意味で「おいしい!」と言えるものなのか、それが自分自身や家族の健康に良い影響を与えるものなのかを考えてみるのです。
反対に、損得勘定からではなく、本当に真心込めて作った料理は、それを食べた人の心を豊かにするものだと思います。そして、それは作った人自身をも心豊かにする。また例えば、義務的に掃除するのではなく、過ごしていて気持ちの良い空間にするために自発的に環境を良くしようとするのなら、そこには未来を輝かせる何かが生まれると思います。
占い(運命学)の哲学的なテーマも含めて、開運だとか運気のシフトアップというのは、そういった「心がけ」から始まるものではないか、そう今の僕は考えています。
おまけ。
最近見つけて、「ああ、なんか長らく忘れていた気持ちがここに描かれているなあ」と個人的に感じた動画を紹介します。
(うまく埋め込みできなかったので、リンクを張りました)
Viral Thread
If you haven't seen this video yet it's a must
https://www.facebook.com/363765800431935/videos/527806850694495/
日本語訳付き
https://www.facebook.com/sokogashiritai/videos/521083971400037/
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