お兄ちゃん

セロがまだ小さいときに、

ノミだらけの小汚い猫がやってきました。

それが桃子です。


桃子はトイレの後、排泄物を隠すのがヘタクソで、

代わりにセロが一生懸命隠してあげていました。


セロと桃子は日に日に仲良くなりました。




セロは立派なお兄ちゃんで、

桃子の教育は全てセロに任せていました。


おかげさまで桃子は立派な女王になり、

今でもお兄ちゃんっ子。




そして、今でも、



トイレをした後、



隠すのが苦手。


その後からやってきた、

エイ太・海の面倒もよくみてくれ、

一時預かりの猫の面倒もみてくれました。




ぶぅちゃんは縄張り意識が強いのか、

部屋のいたるところにマーキングをします。


「あ、こんなとこにオシッコしてる！隠さな！」

と、セロはぶぅちゃんのマーキングも隠してくれます。


海ちゃんの夜尿も隠してくれます。





エイ太がゲェをしても隠してくれます。

ロデムのハイテンションも甘えたも受け入れてくれます。




セロはほんとうに立派なお兄ちゃん。

いつもありがとうねぇ。


だけどさ、

セロ、

後始末だけじゃなくてさ、

根本から教育してよ…


ウンコは隠そうよ

オシッコはトイレでしよう

ゲェ吐くほど食べないでおこう




家ん中、

汚ぁてしゃーない。