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coya

すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

田舎のヤンキー

2008-08-09 11:26:59 | 昔話
高校3年生のときに仲良くしてたグループのひとつ。

伊川谷の子ら。


高校の友達とは違う、伊川谷に住んでる子。

それも歩いて行ける範囲の子たち。


夜な夜な集まっては深夜遅くまでしゃべっていた。

話してる内容はくだらない。

ただ寝るのがもったいなく、ウダウダ過ごしていた。


昔から知っているせいか、誰も背伸びをしない。

ムリのない友達。


でも、見た目ヤンキーなんよな。


私自身例に漏れず、バカっぽい髪型。

バカっぽい服装。


周りから見たら顔をしかめる集まりやったかもしれん。


道でしゃべっているとき、

前からものすごい勢いで走ってくる車がいた。


車内はブラックライト。

車高は低く、スンドコズンドコと低音が響く。


いかにもワルそうな車。


私たちの隣にとまった。

車の窓が開き、中からワルそうな人が、

「よぉ!」


ツレ。

正しくはツレのツレ。


な?ヤンキーやろ?


そんな友達がいた。

そんな友達も大学へ行ったり就職したりして、

みんな疎遠になっていった。


が、今年、7月。

ひとりがニートになった。

そらく西区1ヒマな男。


それがきっかけで、元ヤンキーズが頻繁に私の前に現れるようになった。


その男が昨日、昔のバイクに乗ってやってきた。

2シーターの大きいバイク。


後ろのシートの背もたれはググゥーンと長く、

シートの後ろには『沙無羅威』のステッカー。

前輪の上にシルバーのポール。


私「あのポールなんなん?」

元ヤン「旗立てるやつやん」


ベタ!!



ラナケイン

2008-06-29 10:53:50 | 昔話
だいぶ前に蚊に刺されたとこが未だに痒ぃねん。

二の腕4箇所。

早く治ってほしいわ。


昔、じんましん出たことあってさ。

小学生の頃。

1回目は「なんて痒いんや」って泣きそうになっててんけど、

2回目は「この感じはじんましんやな」ってヨユーぶっててさ。


「お母さん、ラナケイン買ってきて」

「めっちゃ痒いねん、じんましんやから」


な?

かわいくないやろ?

ほんま、かわいくないねん。


ラナケインを持った瞬間、体中に塗りたくったね。

ほんでジィーっと待って、ちょっとでも痒いとこあったらすぐラナケイン。

1秒でも早くラナケイン。


このときの集中力ってすごくて、

痒みを感じること以外なんもせぇへんの。

息すんのも忘れるくらい、どっか痒いとこないかーって探してんの。


右手にラナケイン。

左手の人差し指はスタンバイOK。


結果。

半日でじんましんは治まった。


「私な、今日な、じんましん出てんけどな、もう治ってん」

「めっちゃ痒かってんけどガマンしてん」

「じんましんってほんまに痒いねんで?」

「でも掻かんかってん」

「めっちゃ痒いのに」

「だからもう治ってんで」

「1日も経ってないのに」

「じんましん出た瞬間、これはじんましんやなってわかったからすぐにお母さんにラナケイン買ってきてもらってな、痒いのに買ってくるん待っとってな、ラナケインもらったときからずっと塗っとったら治ってん、めっちゃ痒かってんけど、ほんま、ずっとガマンしとってん、全然掻かんかってんで」


な?

ほんま、かわいくないやろ?

かわいくないねん。



明石公園

2008-06-14 15:22:36 | 昔話
高校の友達に王子という男がいる。

王子はその名の通り、王子様のようなキレイな顔立ち。

と、思ってるのは本人だけで、まぁ、痛々しい男。

以前、このブログにもでてきたが、ただのミーハー野郎。

そして、ナルシストだ。


ファッションもミーハーで、

モード系でかっこいい風にキメるときもあれば、

ダッフルコードなんか着ちゃってかわいい風な日もある。

ダル~く古着を着る日もあれば、

ワルっぽくパンクファッションの日もある。


当時、私も王子に負けず劣らずのナルっぷりで、とても気があった。

よく一緒に遊んだ。


高校2年、冬。

とある日曜──


王子と○っちぃと○田君と私の4人で公園で遊んでいた。

ナルシストはただ遊んだりしない。


写真を撮ろう!

ちょっとシリアスな感じにセピア写真撮ろう!


セピア色に撮れる使い捨てカメラを買った。


美しく遊ぶ姿を写真に残すため、ボートに乗った。

ナルシストだが、お金がない。


高い方の白鳥ボートには乗れず、

安い手漕ぎボートだ。


それでもキレイに漕いだ。

ムダな動きなく、美しく漕いだ。

もちろん、写真も撮りまくった。


ボート遊び終了。


さぁ!

次は何して遊ぼうか!


ルンルンと歩いていると、

1人、後ろを歩く男がいた。


王子だ。


様子がおかしい。

いつもなら先頭きってはしゃいでるあの男が、

しょんぼりついてくる。


王子が口を開いた。

「もう隠されへんからゆうわ」

どうした、王子。

美しいはずの顔が歪んでいる。


「ウンコ踏んでもた」




──あれから10年経とうとする今も、

その日の写真がたくさん残っている。


ウンコ王子はどの写真も美しく写っている。

ななめ下をむいたり、

ななめ上を向いたり、

自分が美しく見える角度を把握している。


でもその靴の裏にはウンコが付いている。


木の枝で一生懸命ウンコをとっている姿が脳裏をよぎる。

あの後ろ姿は忘れない。



ともちん

2008-06-10 11:54:00 | 昔話
日曜は友達のともちんの結婚披露宴に行ってきた。






……

………


感動した!





ともちんは3、4年くらい前にとても仲良くしていた人。

たぶん、ともちんが今までで一番ツラかった時期に一緒におったと思う。


あぁ、ともちん、こんなにツライときに私なんかを頼ってくれて…

私、なんとか助けてあげないと!

なにをしたらいいんやろう…

話を聞くにしても話したくないかもしれんし…

あぁ…ともちん…私、何したらいい?


それやのにともちん、ずっと笑ってんの。

いっぱいツライこと、なんにも解決してないのに、笑ってんの。


この笑顔にどれだけ癒されたことか…


で、結局、そのまま癒され続けた。

ただ毎日一緒にごはん食べて寝て。

ごはん食べて寝て。

ごはん食べて、寝て。


私はなんもでけへんまま、ともちんは一皮めくれてた。

一皮も二皮もめくれてた。


一人で歩き出してからのともちんったらそれはそれは…



危なっかしくて…


いつでも戻ってきて!

なんにもでけへんけど、一緒に笑うことはできるかんね!

ともちん!いざというときは今度こそ助ける!



でも強くて。



ともちんは問題をひとつひとつ解決していった。

今の旦那さんと一緒に。


何ヶ月か経ってともちんの家に遊びに行ったとき、

ともちんはまた悩んでた。


「部屋が狭くて」って。


私とおったときより、何倍も明るい笑顔で悩んでた。

眩しかった。


それから数年経って、日曜の披露宴。

ライスシャワーでともちん夫婦をお出迎え。


待機。


周りには知らない人ばかり。

友達大好きなともちんから聞いたことある名前が飛び交っていた。

みんな嬉しそうに待っている。


大好きな友達に祝福されて、ともちん、嬉しいやろうなぁ。

ともちん泣き虫やから絶対泣くわ。


しゃぼん玉がとんだ。

しゃぼん玉の向こうから天使のようなともちんと旦那さん。


…が、見えたような気がした。


私は泣いていた。

もう、幸せいっぱいのともちんを見たいのに!


ともちんと目が合った。

やっぱりともちんも泣いていた。


披露宴が始まってからもともちんを直視でけへんの。

また泣いてまいそうで。


ともちんがあんまりにも幸せそうにしてるもんやから。

ほんまにキレイやったから。


ちょっとでも気合い抜いたら涙が止まらんくなってまうわよ。


〈それでは新婦はお色直しのため、退室致します〉


と司会の方。


隣に座っていたともちんの友達と、

カラードレス何色やと思うー?

あたし緑やと思うー

やっぱりー?あたしもー!

って会話をしていた。


〈新婦のエスコートを新婦のお友達のcoyaさんに…〉


えぇー!!!

なにそれー?

聞いてなーい!


誘導されるままともちんと腕組んで会場を歩き回った。

その途中、

「びっくりした?coyaちゃんの顔見たとたん泣いてもた」

とか言いよんの、ともちん。


また泣いてもてさぁ。

みんな写真撮ったりしよんのに、私、号泣でさぁ。

もう、みっともないなー。


でも嬉しかった。


その後もたくさん盛り上げる演出をしてくれて、披露宴はお開き。


ともちんは数年前とは違う地面に立ってた。

前まで立つことで精一杯やったのに、

今はしっかり歩いてた。


ともちん、結婚おめでとう。




あ、カラードレスは緑やった。

めーっちゃ似合ってた。

あんなキレイな人、見たことない。



6月4日はムシの日

2008-06-04 15:55:11 | 昔話
昔から虫が好きだった。

近くの山や川や畑で、よく虫をかわいがっていた。


本当に、かわいがっていた。

それは、もう、人が『ひく』くらい…


本人は純粋に

「虫スキー♪キャッキャ!!」

と思っているのだが、私は子供。


かわいがり方を間違っていた。




【ここから先は好奇心のある方だけお読みください】




ミミズを触ったことはあるだろうか?

とてもネバネバしている。

ベタベタというのだろうか。


どちらにしても、私はネバネバにもベタベタにもなりたくない。

ミミズがかわいそう。


そう思った幼い私は、ミミズに『サラ砂』をかけてあげた。

ミミズはすぐにサラサラになり、サラ砂のおかげで美白にもなった。

満足したのか動きが穏やかになるミミズ。


よし!


ミミズはこうしてかわいがってあげた。


アリにはパンを与え、

蚊には血を与えた。


梅雨。

近所のアジサイには当たり前のようにカタツムリがいた。


私はカタツムリのグルグルと茶色に魅力を感じ、

家に連れて帰った。


家族はもちろん気持ち悪がった。

が、かわいい娘に協力してくれた。


「キュウリ食べるんちゃうか?」


母に言われるまま、キュウリをあげた。

かわいいカタツムリはかわいくキュウリを食べ、

かわいいキュウリ色のウンコをした。

ニンジンをあげればニンジン色のウンコをした。


とにかくかわいがっていたのだ。


ところがある日、事件がおきた。


私はこのかわいいカタツムリを独り占めしている。

そのことに罪悪感を感じた私は近所の子供たちに見せることにした。


「ほぅら、かわいいでしょう?」

と見せるのが恥ずかしくなってきた。


本心を声に出すのはとても恥ずかしい。

それが自慢となれば格別だ。


幼い私は考えた。

「カタツムリ競争しよう!」


カタツムリを2匹、虫カゴから出し、競走させた。

そしてそれを子供たち5、6人が囲んで見ていた。


遅いながらもかわいらしく進むカタツムリ。

なにかから逃げるようにグイグイ進むカタツムリ。


そのときだ。




........グシャ




踏まれた…

私のかわいいカタツムリ…


潰れたカタツムリから目をそらすことができなかった。

なんてあっけない…

さっきまであんなに必死で歩いてたのに…


私はその足の主を睨んだ。


ともくん…

1丁目のともくん…


色白で小さくて、

目がクリクリのともくん…


いくら1年生だからって許されることじゃない。

怒り狂った私はともくんに向かって説教した。


つもりだった。


私は泣き喚いていた。

1年生のともくんに泣かされた。

現実はこうだった。


それからカタツムリを見るたび、ともくんを思い出す。

1丁目のともくん。


また梅雨がやってきた。



火の取り扱い

2008-05-16 16:41:26 | 昔話
今のガステーブルはさ、ガス漏れたら止まるようになってるやん?

私が使ってるやつはめっちゃ古いやつやから止まらんねん。

だだ漏れ。


私、鼻は変やけど、嗅覚はいいんよ。

だからガス漏れには早く気付くほうやと思うねん。


こないださ、料理しとって、火付けたつもりで付いてなかってん。

ガスだけシューって出とんのよ。


もちろん、すぐ気付いた。


カチっとガス止めたはいいわ。

でもそのとき、かんなりテンパっとって、

ガスがまだそのへんウヨウヨしとるときにまた火つけてもうてん。


バックドラフトみたいになったわ。

バン!って、火がついてん。


一瞬「...終わったな」って思ったもん。

危ないよね。

あー、怖かった。


注:そんとき燃えて髪がチリチリになったんちゃうよ。これはパーマ。


昔、昔。

私がまだ小さかった頃の話。


そこは友達の家。

玄関入ってすぐ左に台所。

そしてその廊下の先にリビング。

私たち双子と母と友達とおばちゃんはリビングにいた。


リビングの外の庭にはパセリなんかが植えてあって、

何度かそれをこっそり食べていた。

庭の端に細い道があり、そこから玄関横の駐車場に出れる。


子供たちはいつも通り遊んでいた。

どうせくだらない遊びだろう。

それでも夢中になって遊んでいた。


母たちも話に火がついていた。


そう、火が、ついていた。

台所でてんぷら油を火にかけていることを忘れて。


油はどんどん熱くなる。

どんどんどんどん熱くなる。


子供たちも母親たちも熱くなる。


と、突然おばちゃんがあわてだした。

思い出したのだ。


時、すでに遅し…


てんぷら油に引火していた。

ふだんのおばちゃんなら落ち着いて処理できただろう。

でもその日は違った。


水をかけてしまったのだ。

燃え広がる火。


母は双子と友達を抱え、庭から細い道を通り、外へ非難した。

おばちゃんもその後に続いた。


家は燃えた。


私は大きな火を見ると、あの日を思い出す。

20年…いや、もう少し前かもしれない。


みんな、気をつけようね!


秘密基地

2008-04-10 14:16:56 | 昔話
小学生の頃、いろんな場所に秘密基地をつくった。


山の中。

川の横の林の中。

公園の奥の方。

庭…


そこでなにをするでもない。

ただ、自分たちの空間を作ることが楽しくてしょうがなかった。


『貴重品袋』と読んでいたウエストバッグを持って基地に集まった。

貴重品袋には財布はもちろん、メモ帳、ハンカチ、ちり紙などのそれらしいものや、

痒み止め、消毒液、脱脂綿、絆創膏などケガの絶えない私たちに必要なもの、

小石、スーパーボール、ハンコなど、当時の宝物の宝物をつめこんだ。


数ある基地のひとつに木にロープがかけられている場所があった。

ロープの先には輪っか。

そこはちょうど崖になっている。





小学生の私たちの頭の中をひとつの考えがよぎった。






ターザン!






それから何度も何度もそのロープにぶら下がり、

「あ~ああ~」

と、少し恥らいながら宙を飛び回った。



ん?



大人になった今でも秘密基地には興味がある。

今、私がいるこの空間もそのひとつだ。



キャンプ

2008-03-26 12:01:06 | 昔話
え?キャンプ?

あ、うん、行ったことある。

7年くらい前かなー。

ステキスッテキなコテージ借りてさぁ。


キャンプファイヤー?

あぁ、うんうん、する予定やった。

できんかってん、台風やったから。


うん、行くよ、台風くらい。

へっちゃら。


バーベキューな、心配やったけど、なんとかできた。

レストランのテラスで。

ま、なんせ台風やからな、急遽テラス。


肉もすーぐ冷めんの、風強いからさ。

なに、コレ、具じゃなくない?みたいのもあった。


コテージは文句ナシ。

よかった!

なにもかもが木。

扉・テーブル・ロフトみーんな木。

あっちもこっちも木。


…リベンジしたい…な…



ミルク

2008-03-07 16:57:13 | 昔話
保育園にいるときから牛乳は嫌いだった。

保育園で出されるホットミルク…

あれは苦痛でしかなかった。

いつも一番最後にチョビチョビ飲んでいた。


幼児だった私、メメはある日こう思いついた。

『一番最初に牛乳を飲んでしまおう』

これはいいアイデアだ。

そしたらみんなと一緒にごちそうさまができるかもしれない。


一番最初に牛乳を飲み干したメメ。

いつもより熱い牛乳はまずいったらなかった。

それを見た隣の少年が、驚いて叫んだ。

「先生!メメちゃんが牛乳飲んだー!」

先生はほめてくれた。

私は『いつも飲んでるのに…』そう思いながらもイヤな気はしなかった。

頬を赤らめほめられてる自分に酔いしれていた。


あれから二十数年経った今もなお、私は牛乳が嫌い。



さて、今日は朝から1週間ぶりにNヵさんに会って浮かれていた。

浮かれに浮かれていた。

大笑いした話や、真ちゃんがアンドロイドである決定的な瞬間を見た話、

そんなくだらないことを報告してキャッキャキャッキャ言っていた。


そんな流れで昼過ぎも、ムダに浮かれていた。


コーヒーを注文され、ミルクピッチャーにミルクをいれようとすると、ミルク切れ。

あらあら、新しいの開けなきゃね♪


その時、事件は起こった。


跳ねたのだ。

パックをパクッと開けた瞬間、ミルクが跳ねたのだ。


なんと、鼻の下に…。


気を失うかと思った。

いや、もう失いたかった。

死んでしまいたいと思った。


臭ぇ…


ティッシュで拭えど拭えど臭ぇ。

化粧なんて気にしてられねぇ。

ティッシュを水で濡らして拭いた。

でもまだ臭ぇ。

あぁ、臭ぇ。


ハンドソープで洗い流すまで、その臭いはなくなることがなかった。

すげーな、ミルク。



彼との出会いは友達の紹介でした

2008-03-01 11:25:34 | 昔話
10年ほど前の話。

私と友人は一人の男を紹介された。

「いい子やからいっぺん遊んでみて」

そんな感じだったと思う。


男は私たちと同い年。

遊びの舞台になったのはこの辺で唯一の繁華街、明石。


まぁ、その少年のウゼェこと。

かっこつけぇのチャラい男だった。


もちろん、私と友人はそんな少年はすぐに見放し、2人ではしゃいでいた。

少年は私たちの3歩後ろを歩く。


そんなとき、事件が起きた。


少年が誰かとしゃべっている。

私たちは「知り合いに出会ったのか」と話し終わるのを待っていた。


どうも様子がおかしい。


なるほど。

納得。


少年はカツアゲに遭っていたのだ。

さすが繁華街、明石。


チャラい少年といえど、男は男。

少年にもプライドはある。


私たちは見守った。

カツアゲグループはなかなかしつこい。


かっこつけぇの少年はかっこつけぇなので、

この日、16歳にしてはかなりの大金を持っていた。

それを取られるのはかわいそうだ。


プライドなんてクソ喰らぇ。


助けに入った。

「ごめん、この人、ほんまにお金持ってないねん。今みんなつかってきたとこやねん」


カツアゲグループは突然の乱入に驚いたのか去っていった。

少年はなにか強がりを言っていたが聞く気もしねぇ。


その後少年とは、二度と会うことはなかったとさ。