cowboy-平松の部屋

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COWBOYシリーズの COWBOY90-MX-1 

2020-11-22 18:37:45 | cowboyシリーズ
COWBOYシリーズ-2
今回はCOWBOYシリーズの COWBOY90-MX-1 を紹介いたします。

高専時代からランペット+スズキ50ENG をMXサーに改造し遊んでました。
スズキ時代は、AC90 改ロードレーサー、フレームをカットしENGアップしでスズカを走
ってました。フロンテのENGを搭載した グループ7も計画してました。

ツインショックだけのチキチキVMXの大会をみて、CS90のちょっと改造した
可愛いBIKEを見て、私ならこんな感じに作りたいなとイメージが湧きました

基本的には、XR100のMXに適したパーツを流用しFRホイールストローク
190mmに、RRホイールストロークをサスをレイダウン化して220mmに変更
し走破性の向上をねらいました。  このFRサスストロークUPについては
COWBOY100ーKIT(キット)  ウエストポイントKIT
2011年12、No313 ダートスポーツ誌、COW125,106P参照して下さい
XR100のストロークUPのFR。レイダウンし400系のRRサス使用、ちょっとレイアウト
してみました(添付図あり)。タンクは私のお気に入りのCL50,可愛いですよ。

フューエルタンクは私の好みのCL50,(めだかタンクと呼んでます)後部を
斜めにカットしXR100のシート形状に合わせてます。タンクの板厚は0.8mm
と薄く、久しぶりの溶接(ガス)なので上手にビードが走りません、カッコ悪い
溶接になってしまいました、シートはXR100の底部をフレームの形状に合
せて刷りポジションを合わせてます。RRフェンダーは転んでも折れないように
ブラブラにマウントしてます。サイドゼッケンは紙粘土(学童用)を実車に盛り
付け成型、あとはFRPで一発成型です。
フロント周りはストロークUPしたXR100を流用してますが、ステムが短い
ので溶接で伸ばしてます。私はS15Cのカラーを削り出し溶接してますが。
ハイカーボン(S30C以上)の溶接は不可です。クラックが発生し折れます
このBIKEのキモはRRホイールのストロークUPです。220mmですと
スイングアームピボットは焼付ゴムブッシュなので揺動角が増すとチギレれ
ると思います、樹脂BUSH,又はニードルBRGに変更しなければなりません
400㏄系のコンベのRRサスを流用するので、レイダウンRRサス特有の
フレームのサス支点、スイングアームのサス支点への大幅な改造が必要です
アト、2ポイント重要な項目があります、その1、ストロークUPするとチェーン
のタルミが生じ、操縦安定性への影響、チェーン外れ等生じますので上下の
ローラー、スライダーが必要でしょう、又RRスプロケット前のチェーンガイドも
その2、RRブレーキはドラムのロッド式のため ロッドのフレーム側の支点
はスイングアームピボット軸と同軸にしなければなりません
図面へ、サスのストロークを考慮しフレームのサスの支点、スイングアーム
も上記の条件を考慮して図面化しました、現役時と異なって加工は自前です、
自分で出来る加工図にしなければなりません、旋盤も卓上型ですから重作業
はムリ、製作するにあたり定盤は12mm厚のAℓ板を購入し仮定盤としました。
治具も自作し加工、溶接も自前です。チェーン引き系やピボットブッシュは
XR100を流用してます。そして、上下のローラー、スライダー、後部の
チェーンガイドはすべて手持ちのパーツを実車合わせしています。
エンジンはCS90のSTDです。キャブは中身が腐食していてXR100を使いま
した。コンチュウ、インマニも空気の流れを意図して作り直してます、排気系も
400系の手持ちのサイレンサーをベースに格好だけで造りました。
点火系は6Vバッテリーが入手出来なかったので、12Vのバッテリー点火
を採用しています。
計画してから3年以上、やっと完成しましたが、外観だけでまだ実走してません

NEXT-COWBOY90-MX-1案は エンジンをグロム125に換えて、前後サスも
ちょっとグレードアップしたBIKEを考えてます
NEXT-COWBOY90-MX-2案は エンジンを120ccに換えて戦闘力UPかな、
ただCS90ベースだとシリンダー、ピストンがありません。

COWBOY-平松

小島松久さんは私の技術のスポンサーです

2020-11-06 18:20:08 | 私を育ててくれた人ー
私を育ててくれた方 - 7 

小島松久さんは私の技術のスポンサーです

私には、F-1(4輪)の技術を見にこい、見て考えろと機会を与えてくれた師が
おります。(技術のスポンサー)小島松久(KE)さんです。

2輪のヨーロッパGP(W-GP)は、60年から後半にかけて、日本車はエンジンの
多気筒化により圧倒的なパワーでヨーロッパ勢を圧巻し技術の優秀さを示した。
そして、多気筒化から締め出され、技術は習得したとしてW-GPから撤退した。
Y社のみが市販レーサーを継続販売していた。またKawasakiの125・2気筒
(69にD・ブラウンがチャンプ)Suzukiの125/2気筒(70にD・シモンズがチャンプ)
が個人ライダーに貸与されて活躍してました。B・シーンもスズキ125・2気筒
に乗ってましたね。B・シーンは私より一歳年下で将来チャンプを期待され
スズキ車を貸与されていたようです。その時代に私も阿部もは2輪レース界に
入りました。確かに2スト50cc3気筒/125㏄4気筒だ、4スト125㏄5気筒だ、
250/350㏄6気筒だと、エンジンだけは素晴らしいものがありました。でも
フレーム系の進化はなかったかなと思いますが、入社早々の我々はまだ
解っておらず、ただ、過去の栄光に慕っている、井の中の蛙状態でしたね。
 F-1の世界はコンストラクターも開発しているから技術の展開が早いですね、
特許で抑えて10年間は相手に使わせないぞ的な世界ではなく、天才デザイナー
(C・チャップマンみたいな)が毎年アイデアを投入し,速さを競っている純粋なる
技術の世界が雑誌の中で見られ、憧れてました。
F‐1の富士に手伝いに来い、そして、F1の技術をよーく見ろ、井の中の浜松で
タラタラしてるんじゃないと小島さんに阿部と私は呼び出されました。
詳細は 阿部語録 Kawasaki編ー4 (私のブログ)
ブラバムBT-45のリンクサスを見て、これパクロウゼー(KR250のリヤリンクサスに応用
を参照ください。
そしてKR250のRRリンクのサス、スプリングは小島さんからお借りしました、F-1の
フロントサス(コニ製のSPL-D、自由長305mm)でプロト走行しております、我々
ではサスの開発が出来ませんので選択肢を広くF-1の技術(部品)と共通にしま
した。
 F-1のフロントキャリパーもお借りしました、ロッキードの対向4ポッドです、
K・バリントン用のKR350の性能アップの為に作りましたが、E⋰ローソン用に
AMAのスーパーBIKE・KZ1000に 又、仏の耐久レースにも使われてます。
詳細は おもしろパーツ・KAWA編(私のブログ)・四角いキャリパーに記載
しました、参照ください。
 DFV(当時のF-1のコスワース・エンジン)もお借りしました、本田くんの要請で、
たぶん、Z1000のNEXTモデルの開発でしょう。OKです。でもCUTするなです。
 ケニング、(ケーニッヒかな、2ストローク、4気筒、500cc)のボート用
レーシングエンジンも見せてもらいました。背面ロータリーDISKバルブだったと
思います、実際W-GPに出てまして、ドイツのニュ‐カムがドライブしてました。
 FJ1300で輸入したブラバムやマーチのフレーム車体が入荷したら、浜松
(スズキ)に寄って必ず、見せてくれました。スペースフレームからモノコックへの
変遷の理由も容易に理解できました。
 実際にKE009(小島さんのF-1)のモノコックを製作している現場を見せても
らいました、航空機のアルミパネル接着、リベット止めする手法を見学しました。
詳細はおもしろパーツ全般-2(私のブログkawasakiKR500,モノコックの勉強を
参照ください。
KR250でリアリンクサスを提案し、その後プログレ理論なるものをセッティングツール
として考えるようになりましたね。  KR250→KX250→プロリンク(HRC)に影響を
あたえました。プロリンクの詳細は私を育ててくれた人(私のブログ)、Rテーマを
指示する役員(M腰さん)に記載しておきました、ちょっと楽しいですよ
今では、ブレーキ専門メーカーが4ポットや6ポットだと供給してくれますが、F-1から
学んだ自社製(kawasaki)の専用キャリパー(ブレーキ系)が安定していたから、W-GPへ
参戦できたと思います。
HRCではモノコックを作り易く構成したカーボンフレームからツインチューブフレームも
提案出来ました。
このように、小島さんから、F-1(4輪)の技術や、他の世界の技術を見にこい、
そして、見て考えろという機会をもらって、スズキ、Kawasaki、HRCとロードの
フレーム設計でトータル40年、よくやりましたね、自分を誉める事が出来ますよ。