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2018Suzuka8Hrを見て & RS250RWの開発

2021-08-24 22:04:24 | オレが経験したおもしろ話

オレが経験したおもしろ話-8
2018 Suzuka 8hr を観て & RS250RWの開発から

2018,の8Hr見ました。4年連続でCBR1000はYに負けましたね、私はSKHのレース畑を渡り歩いて
いて、Hへに愛社精神は特にはですけど、宗一郎さんが作ったスズカで4連敗カッコ悪いしはずかし
いですね。CBR1000はユニットプロリンクでしたよね。RRリンクサスを開発するには〇△□云々、でも基本は
バネ下重量軽減、マスの集中、リンクの支点位置なんです。HRCのプロリンクはバネ下重量を軽減し、サス
の上部支点はライダーの尻の下部ありRRタイヤのグリップ、スライド感を感じられていたようようです。
HGAのユニットプロリンクはスイングアームにRRサス本体、リンケージが装着されており、そしてリンクの力点が
ENG方向(水平方向)にあり、ライダーの尻にRRタイヤのグリップ、スライド感は伝わらないようです。
私は阿部と多数開発した仲での彼のCBR1000をライディングしたコメントからもその様に理解しました。
ユニットプロリンクになってから、ハイサイトが無いとか、だからアクセルが開けられるんだと言う人がいますが
低レベルのコジツケだと思ってます。バネ下重量重増、尻にタイヤの情報無し、良いはずナシ
RRタイヤのグリップ、スライドを感じながらアクセルコントロール出来無いHGAレベル良しなんでしょうか
CBR1000がレーサーになった時に、伊藤真一がRRのグリップが伝わって来ないとコメントしたら、
即、朝霞研究所に呼び出されて、HGAの技術にケチを付けるなと言われたそうです。
怖いですね、技術屋集団ではナイですね.。
技術的に理解できなかったのでユニットプロリンクの考案者に質問しました。それは、熊本工場で
組み付けし易く、スイングアームにRRサス部品をサブAssyし、横にスライドさせ、PV軸、リンク軸をENG
後方に締め付ける、素晴らしい工場組み立て技術です、でもCBR1000がレースで使われると考えて
なかったとの事です。
WSB(ワールドスパーバイク)はKawasaki,Yamaha,ドカ以外は勝ってません。原因はなんで
しょうかね。

 私はHGAの技術ユニットプロリンクをRS250RWに使って、WGPで勝てと指示された事が有ります。
私の答えは”NO”でした。自分自身で理解できない技術で勝てるマシンを作れるはずがありません
いきなりW‐GPも無いです、と説明しても、役員はやれ、HGAの技術にケチを付けるな状態です
プロリンク車とユニットプロリンク車を2機種作ってライダーチョイスさせる事を提案しました。当然、
仕事(2機種作っているので、2倍の業務量)を家に持ち帰えり、超オーバーワーク、業務途中で
心筋梗塞で入院。若手に任せました(今MOTO‐GPで戦っているエンジニヤリングに)
結果、プロリンク車はペドロサがチョイスし,W-チャンプに。ユニットプロリンクは青山にのせ,苦労させました御免
HGAの役員は何を理解したか分かりませんが、レース終了後 LPL(チームリーダー)は営業に
転籍。役員指示に背いたのは私なのにね、.そして、ワールドチャンプを獲得しても、ご苦労さんの
一言も無し、謝恩会も当然なし。  ワールドGPのチャンピオンGETですよ
RS250RWの会議にHGA2Kの乗り屋(✖海)も来たな、こんな理論的におかしなユニットプロリンクを
使わなければイカンのと質問したら、理論でなく、根性論で使えここは”HGA"だったな。
訳が分からん、悔しさもわいてこない。  根性でテールスライド出来るか!
  CBR1000のKIT車に乗って、即転倒したユザーが、RRタイヤからのグリップやスライド感が
ないまま、転倒してしまった、こんなBIKE初めて、なんで?これからどう走れば良いか解らん
と、HRCに質問してきました。HRC営業に転籍させられた旧LPLは答える事が出来ませんでした。
私は聞いていて辛かったです。
 211VはHGAで作った初年度はユニットプロリンクでしたが、今(MOTO-GP)はプロリンクです。
212Vから改善していったLPLは平松さん大変ですよと覚悟をカタっていましたね。
 身を死にさらして、RS250RWでユニットプロリンクに引導を渡したつもりですがが。 8耐見ていて
悔しいです
 新CBR1000はプロリンクだそうです。伊藤真一がテストしたようですね期待しましょう。
RS250RWの同チームだったOG君が担当のようです、ガンバですね。
 註:私がHRCで一緒に仕事していたMXの2Kテストライダーはいつも言っていました,
全日本で走っている若いライダーに、N野さん全日本のタイムで走れないのに何で操安の良い
BIKE出来るのと、質問されて
『オレのBIKEを作ってるんじゃない、今までの経験で速く走れるBIKEを作るのがオレの仕事だ』
マッサン(増田耕二)はN野さんの仕事にNOを出しませんでしたね。

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