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KR1000が出来た訳  605A(KR1000)

2019-04-09 15:37:08 | 開発したBIKE-kawasaki編ー
開発したBIKE-kawasaki編ー1

 KR1000が出来た訳  605A(KR1000)

 2011年11月7日発行 RACERS Vol 11KAWASAKI Z RACER
64P~91Pを参照下さい。
 エンジン実験屋の加藤(弟)さんがエンジンは有るのに、車体はねーのか?だらしねーなーって喧嘩を
売ってきたんです、カッチンときましてね、外装まで手は回らんけど、作ってやるわ―。加藤さんも私
の性格知ってたんでしょうね、”エイ、ヤッ”で作らされました。
ENGのでかいBIKEはフレームレイアウトの自由度が無いんです、フルショックのバンク角でENG高さが決ま
ると、後はKR750とのENGをスワップし、当たりをチェックすればほぼ、レイアウトは決まります
機能パーツのFRサスは603(KR500),RRショックは602(KR750)、
FRカウルは602をカット、シートは601A(KR250A),極めつけは、ガソリンタンクで発砲スチロールを私が削って
後は職人さんが、その型に直接FRPを積層して、中身のスチロールは溶かして作っちゃんです。
格好はとても、ワークスマシンではなかったですね。でも抑えるところはキチットやりました、4連キャブ
のファンネルを逆ハの字に内側向けてもらい、ライディングのニーグリップ性向上をはかった、自分でタンクを
を削るから、ニーグリップ性やエルボーグリップ性を考慮したマシンがつくれます。エンジン屋の要求でキャブ
セット時、キャブを外しやすいように、メインフレームが非対称形状になってます。スイングアームは下方トラス
構造(シデムのトラス構造を意識し)剛性は相当強く、後の605Bの1本サスにそのまま適用しました、
中空部はOILキャッチタンクにしました。
そして、8耐の予選で、徳野がクロスビーに続いて2ndポジションをGETし、結果オーライでしたね
耐久レース車は給油装置の製作や、スペアパーツの準備(サブAssy)、等に人員的にも応援してもらい、
盛り上がりましたね。明石からの応援バスが到着前に、2台ともリタイヤしてしまいました、すいま
せん、開発ナンバーも無しで、担当者同士の勢いで、一機種を立ち上げてしまう。カワサキッポイで
しょう。私は、加藤さん(同じ年、同じ血液型でB型)に喧嘩を売られた事に感謝してます。
次年の605Bに繫がりました。エンジン屋の本田君と加藤さんが605Aを立ち上げるストーリーを作って
いたと思います。

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