COSMOS

"忠太"奮闘記

グレゴリー・ペックの命日

2011-06-12 05:20:14 | 雑談
 ダンディな紳士グレゴリー・ぺックが、2003(H15)年6月の今日亡くなった。(享年87歳)
この名優で思い起こすのは、〝老婆の・・〟いや「ローマの休日」(日本公開1954(昭和29)年)だ。

 監督や女優エリザベス・テーラーとのギャラが折り合わず、やむなくウィリアム・ワイラー監督に代わり、ブロードウェイで出演中の、まだ映画女優としては無名のオードリー・ヘプバーンを起用、予算不足が生んだ大ヒット作といういわくつきの作品。
 ヘプバーンはいきなりアカデミー最優秀主演女優賞をとり、以後20数本の映画に出演、映画界から引退後はユニセフ親善大使として難民孤児の救済活動に献身。
 これも経費節減のため、ロケ地をローマ設定、名所をふんだんに取り入れ、イタリヤ製スクーター「ベスパ」や小型車「フィアット」も登場。
 「麗しのサブリナ」で衣裳デザインを担当した「ジバンシー」は、その後の作品とともに、全世界にヨーロッパのファッションを広めることになった。
 1993(H5)年1月、スイス・ローザンヌ近郊の村で63年の人生の幕を閉じた。
“忠太”は直後に放映された、テレビ追悼番組のほとんどをVHSテープに録画、取りこぼした作品はビデオショップで購入したものだ。

 これら20数本のテープは近所の福祉施設に寄贈し、デイサービスに通うお年寄り達に楽しんでもらっている。



「ローマの休日」はいつ観ても新鮮。(画像クリックで拡大)

 あれあれ、ペックのことを思い出しながら書くつもりが、ヘプバーン追悼特集(?)になってしまった。