経験値

まいど、どーも。

女にも戦う時がある。

2013-02-27 20:07:21 | ナースなお仕事
こう見えて(どうか知らんが)

これまでは、人を傷つける位なら自分の怒りは閉じ込めていたほうがいいと考える穏健派。

そうやって、いつも自分の胃を壊していた。怒りはここで呟く位。。。

だから今回、職員の全体会議のあと、自分はあれほどまでに冷淡な事がつらつら言えるのかと

正直驚いた。

追い詰めて、追い詰めて、これでもかとまた追い詰める。

この歳になって初めて出会った自分は、全く遠慮会釈のない、冷酷な人間だった。

それは相手がこれまでに何百という人を傷つけ、退職に追い込み、誰かが酷い目に合っているのを

報告をされても、握り潰して来ていた上役どもだったからだ。

こんな奴らに遠慮はいらない。

そんな人間に出会ったのが初めてだったから、知らない自分が顔を出したのだ。

女40代にして我を知る。

職場の人間関係がどうのなんて、つまらないコザコザではない。


そんな事は一生他人ごとだと思っていたが、どうやら私にも誰かのために戦わねばならない時が来たらしく。

そんな私に火をつけたのは、これまで何年にもわたり、苦しんできた患者さんたち。

被害にあったのはいずれも物言えぬ方ばかり。

その歴史は幼い頃からあまりに過酷で、サマリー(経歴・病歴)を書いていて泣きたくなる時も。。。

そんじょそこらのお涙頂戴など、お話にもならない。

そんな彼らが、私の手を取り頬ずりをし、私が体調を崩すと心から心配をして。。

それは物言えぬ口ではなく、そのやさしい手で痛いところを懸命に摩ってくれるという…

それは 信じられない優しさ。

そんな患者さんたちを見ていると時々 泣きたくなる。そうして

「きっと守ってあげるからね」と言わずにいられない。

だから 私の戦いは、当分の間 続いていく。

絶対に負けられない戦いが。