久々に更新してテンプレートを復活させてみたら、クリスマスバージョンのままでした ありゃりゃ。
今回は本の感想のメモです。
角田さんの作品では「対岸の彼女」と「八日目の蝉」が好きなのですが、
この作品も途中までは、それに匹敵するくらい好きな作品でした
4人ないし5人の女性の内面がかわるがわる描かれるのですが、
そのどれもが痛いほどリアルで、誰か一人に感情移入できる場合もあるでしょうし、
私の場合には、それぞれ一部ずつ、ああ、分かるわぁと思う部分があって、
時々ドキリとさせられたりしながら、読み進めました。
そして、心理的にスリリングに展開するので、一気に読ませます。
内容は、簡単に言えば、ママ友たちが出会って、理解し合い、楽しく過ごす幸福な序盤から、
その関係が、主として子供の「お受験」を原因にゆがみ、崩壊していく、という中盤、
そして、最後にはママ友の一人によって、ある事件が起こされる、、、という展開です。
この幸福な序盤、がなかなか爽やかで、ここはここでとてもいい小説なのです。
それだけに、その後が本当に怖い。
モチーフになっているのは、音羽の幼女殺害事件らしいのですが、
リアルタイムであまり注目していなかった私としては、これを読んで逆にググったという感じです。
ただ、途中まで、と先ほど書いたのは、途中を余りにもスリリングに書きすぎた分、収拾がつかなくなった感じがします。
ラストが腑に落ちないというか、何というか。
何だか、読み終わってももやもやが残る小説でした。うむむ。
今回は本の感想のメモです。
角田さんの作品では「対岸の彼女」と「八日目の蝉」が好きなのですが、
この作品も途中までは、それに匹敵するくらい好きな作品でした
4人ないし5人の女性の内面がかわるがわる描かれるのですが、
そのどれもが痛いほどリアルで、誰か一人に感情移入できる場合もあるでしょうし、
私の場合には、それぞれ一部ずつ、ああ、分かるわぁと思う部分があって、
時々ドキリとさせられたりしながら、読み進めました。
そして、心理的にスリリングに展開するので、一気に読ませます。
内容は、簡単に言えば、ママ友たちが出会って、理解し合い、楽しく過ごす幸福な序盤から、
その関係が、主として子供の「お受験」を原因にゆがみ、崩壊していく、という中盤、
そして、最後にはママ友の一人によって、ある事件が起こされる、、、という展開です。
この幸福な序盤、がなかなか爽やかで、ここはここでとてもいい小説なのです。
それだけに、その後が本当に怖い。
モチーフになっているのは、音羽の幼女殺害事件らしいのですが、
リアルタイムであまり注目していなかった私としては、これを読んで逆にググったという感じです。
ただ、途中まで、と先ほど書いたのは、途中を余りにもスリリングに書きすぎた分、収拾がつかなくなった感じがします。
ラストが腑に落ちないというか、何というか。
何だか、読み終わってももやもやが残る小説でした。うむむ。