ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

「森に眠る魚」  角田光代 感想

2013-03-17 | 
久々に更新してテンプレートを復活させてみたら、クリスマスバージョンのままでした ありゃりゃ。
今回は本の感想のメモです。

角田さんの作品では「対岸の彼女」と「八日目の蝉」が好きなのですが、
この作品も途中までは、それに匹敵するくらい好きな作品でした

4人ないし5人の女性の内面がかわるがわる描かれるのですが、
そのどれもが痛いほどリアルで、誰か一人に感情移入できる場合もあるでしょうし、
私の場合には、それぞれ一部ずつ、ああ、分かるわぁと思う部分があって、
時々ドキリとさせられたりしながら、読み進めました。
そして、心理的にスリリングに展開するので、一気に読ませます。

内容は、簡単に言えば、ママ友たちが出会って、理解し合い、楽しく過ごす幸福な序盤から、
その関係が、主として子供の「お受験」を原因にゆがみ、崩壊していく、という中盤、
そして、最後にはママ友の一人によって、ある事件が起こされる、、、という展開です。

この幸福な序盤、がなかなか爽やかで、ここはここでとてもいい小説なのです。
それだけに、その後が本当に怖い。
モチーフになっているのは、音羽の幼女殺害事件らしいのですが、
リアルタイムであまり注目していなかった私としては、これを読んで逆にググったという感じです。

ただ、途中まで、と先ほど書いたのは、途中を余りにもスリリングに書きすぎた分、収拾がつかなくなった感じがします。
ラストが腑に落ちないというか、何というか。
何だか、読み終わってももやもやが残る小説でした。うむむ。

またしても

2013-03-17 | ミュージカル動画・記事他
ブログの更新をしていないから、という理由でテンプレートが変更されちゃいました。
早すぎないですかっと思いもしますが、まあ、無料ですし、文句は言えないですね、、、

久々の更新は、新妻聖子さんの歌唱動画



ミュージカル「エリザベート」より「私だけに」ですっ
最後の音が海外もののCD並に高いです めちゃくちゃ上手いですっ
新妻シシィが見たいですなぁ

最近、いらいらするだけなので、エリザベートの再演、全然行っていないのですが(笑)、
新妻さんが出るなら絶対行きます
笹本玲奈とダブルキャストなら三回は行きます(笑)
是非ともお願いしたいですねー