



生まれてから、1カ月近く、母親

光



テーブルの上に乗るのも、椅子を経由して、やっと




けれども、コペルは、手ごろな高さの、和室の冷凍庫


気が向くと・・チャレンジ






そんな時は、愛情



そして、万が一、成功





惜しみなく称賛




そう・・・・「褒めて伸ばす」

コペロンまる物語13に続く
ブリーダーさんのアドヴァイス・・・・
またもや・・ワタシは、ペットショップで見た・・ぐるぐる模様のネコを思い出していた・・。
話は、すぐにまとまり、我が家へきたアメリカンショートヘアのコネコ。
名前は「コペル・・・コペルニクス」「コロン・・・コロンブス」
と勝手に出自をこじつけていたので、
「マルコポーロ」にこじつけ「まるこ」にした。女のコだから、やわらかく、ひらがなにして・・。
まるこは、天真爛漫でよく甘えるし、
おてんばで、階段など転がり落ちてくる。
コペルの威嚇をものともせず、「遊んで」といわんばかりに甘え、
ビビリなコロンにも、かじりつくように絡んでいった。
そうするうちに、シャイな男子も少しずつ、うちとけ始め・・・・・
3にゃん仲良しとなって、安泰安泰
まさに「まるこはかすがい」となったのだった。
コペロンまる物語12に続く
独りさみしく留守番するコペルの健康を考えて、新たに飼うことになった、ロシアンブルーのコロン。
しかし・・、最初から、コペルはモーレツに威嚇していた。
あげく、2匹は別方向へ・・・。
コペルが1階なら、コロンは2階・・・・と家庭内別居状態だった。
わたし達は、・・・・・・途方にくれた・・・。ため息ばかりついていた。
しかし、少しずつは、2にゃんの距離は近づいていたのだが・・・。
そんなとき、コロンのブリーダーさんが、悪魔のささやきを・・・・・!!
え”~~! 女子を飼えってか~~??
コペルのお友達として白羽の矢が立ち、仲秋の頃・・・我が家にやってきたロシアンブルーのコロン
コロンが来て、1か月ほど経ったある夜、突如コロンの姿がみえなくなった。
まだ、何しろちっちゃいので、どこか隙間にはさまったりしていないか、必死でさがした。
もしかしたら、玄関を開けたすきに外へ?とも思い、寒い夜空の下、えさ缶と、猫じゃらしを手に、近所を探しまわった。
見つからずに、あきらめて戻ってくると、平然とソファーに座っている・・・こんなことが、2~3回あったが、いったいどこに??いたのか???
そんなある日、いつものように、寝る前にお布団を「布団乾燥機」で温めていると・・・小さなふくらみを発見
あわてて、布団をめくってみると・・
なんと、コロンが中で寝たボケていた・・・。過去の行方不明もココだったのね・・。
日本育ちのロシアンブルーは・・・サムガリだったのね・・・。しかし・・・ど~考えても、熱いだろ~~。
あ~ビックリした。
寂しさのあまり、代謝が悪くなって入院したコペルのお友達を探そうと、
必死でネットサーフィンする私の目にとまったのは、ロシアンブルーのコネコだった。
そういえば、ペットショップで見かけた、変わった被毛・・・瞳の色
・・。
ほんとにネコ・・・・・??・・・・・ネズミ??と思うくらいだった。
早速、ブリーダーさんと連絡をとり、話がまとまって、我が家入りしたのが、コロンだった。
ブリーダーさんのところで「ロン君」と呼んでいたそうで、ネコが混乱しないよう
「コロン」というという名前にした。
コロンは、・・・ネズミ
のようでもあったが、私は、映画「ジュラシックパーク」
に出てくる・・ちっちゃいけど、やっかいな恐竜を連想した。
コロンは、トイレ
のしつけも出来ていて、場所もすぐに覚えた。
しかし、極端なビビリで、ご飯とトイレ以外は、すぐに部屋の隅っこに、隠れてしまった。
私たちは、あせらずに、一部屋ずつ、コロンのテリトリーをふやすように、細心の注意を払った。
少しずつ、慣れたきたけれども…抱っこはきらいで、すぐ逃げる。
けれども、突然、膝の上で、コテっと寝る・・・。
まったく・・・よくわからないロシアンなのだった・・・。
コペロンまる物語9へ続く
1歳4カ月くらいで、病気になり、必死に抵抗しながらも入院を余儀なくされたコペル・・。
コペルのことを考えると、悲しくて、何も手に付かなかった。
もんもんとした日々が過ぎたが、コペルは、まだ若かったこともあり、着実に快復していた。
心配して・・・、面会にいっても、意外にツンデレで、安心したような悲しいような・・・。
入院中に、獣医さんから言われたアドバイスが心にひっかかった。
自分のエゴで飼ってしまったコペル・・・、けれど留守番ばかりで寂しい思いをしていたのかも。
それから、私はインターネットで、お友達になってくれそうなネコをモーレツ
にさがした。
そこで、目に留まったのは、ロシアンブルーのコネコだった。
コペルを家ネコにして、1年少しが過ぎた。
ある秋の日、コペルがトイレにはいったまま・・5分くらいじっとしていた。
何度もそんなことが続いた上に、じっと水をみつめたまま飲まないでかたまっていた。
忙しくて、すぐに病院につれていけず、まる1日たってから、病院につれていくと
尿路結石による循環不全で「このままでは、3日で死にます」と、先生に告げられた・・。
死・・・?
いままで、考えたことなかった、突然目の前に・・・。
楽しかったコペルとの思い出が、脳裏をかけめぐり、涙があふれた。
すぐに病院に連れて行かなかった自分を責めた。
だ~りんに何と言ったらいいのだろう・・。
とにかく、入院して、治療をしてもらうことになり、コペルを獣医さんに託そうとすると、
コペルは悲しい眼でワタシを見上げ、必死に私のもとへ来ようとした。
この時のコペルのしぐさは忘れられない。
ひとり帰る車の中で、視界がぼやけて仕方なかった。 コペロンまる物語7へ続くあわてて駆け込んだ動物病院・・・。
ワタシは、受付での問診票に、迷わず「コペル」と書き込んでいた。
東京で飼っていたネコの名前がペル(ペルシャのクォーターだったらしい)で、
ネコ=ペル、コネコ=コペルという感じで、すでに「コペル」と呼んでいた。
生年月日は、コペルに初めて遭遇した日から・・ざっくり20日程引いた5月5日にした。
獣医さんに診察してもらうと、ま、野良猫には定番の病気オンパレードだった。
治療をしてもらったので、少し元気になり、連れて帰った。
大きな病気でないとわかって安心したものの、あいかわらず、コペルは、
日中はつかず離れず、家の周りにいて、ゴハンと気まぐれで、おずおずと家の中にきた。
そんな時、困った事態ができた・・・。仕事で、3泊の留守・・・。
コペルは完全にご飯はウチに依存しているし、もう母猫はあまり姿を見せない・・。
私たちは、ペットホテルを頼ることにした。
電話をかけて、聞いてみると・・・ペットホテルから言われた条件が二つ。
外に出るネコは×。ワクチンを打ってないネコは×。
こうして、コペルの出入り用に開けていた窓は閉じられ・・・
最初は、戸惑っていたコペルだったが・・・
完璧にイエネコとなったのだった。
コペロンまる物語6へ続く
眼ヂカラだけを残して・・・去ってしまった仔猫・・・。
1か月以上、ウチの庭から外にでなかったのに・・・巣だってしまった・・・。
その後、ワタシは近所を歩くたび、猫親子をさがしたり、道で猫に出会うと過剰反応を示した。
うら庭を眺めては、一向に減らない餌皿を確かめた。
飼ってもいないネコのために、私があまりに落胆しているので、
だ~りんがワタシを、ペットショップに連れて行ってくれた。
初めて行ったペットショップ!そこには、未知なる生き物がいた。
説明してくれたオネエさんの言葉も、私にはちんぷんかんぷん??。
売り物のドーブツ・・といえば、幼い頃、小学校の校門前にいたヒヨコ・・・。
ネコも、おんなじ感じで売っていると思っていた・・・・・・・・・。
コペロンまる物語4へ続く
眼やにと汚れで、ネトネトだった仔猫・・。その眼には、光
は届いていなかった。
わたし達二人は、白けた
・・。何かいけないモノを見てしまった気がした
。
しかし、仔猫は、手さぐりで、おかあさんにひっつき、しっぽにじゃれたり、お乳を飲んだりしていた。
そんな姿をみて、だ~りんは、毎日、何回も、仔猫
をつかまえ、
顔を拭いては、親猫のもとに返す作業をくりかえした。
もちろん、飼うつもりは毛頭ないので、丁重にお返ししていた。
母猫は、すごく怒っていたが、何しろ仔猫は目が見えないのですぐ捕まり、作業ははかどった。
そんな日が、二週間以上続き、仔猫の眼は、だんだん透き通ってきて、
ちゃんと見えていることがわかった。
ウチの中で、顔ふきのあと、ビー玉遊びに興じることもあって、少し馴染んできた。
そんな、ある日・・・顔を拭いて、ひとしきり遊んだ仔猫は、窓から出ていく際に、
すっごい目ヂカラを残して、振り向いて・・そして出て行った。
そして、それから、親子ともにぷっつりと姿をけした。私の脳裏には、目ヂカラだけが焼き付いていた。
小さいながらも、ウチには、坪庭があり、ちょっとした四季折々の風情をかもしだしている。
そこへ、毎年初夏のころ、よく猫の親子が子育て場として、よく来ていた。
いつも、1~2週間ほどで、どこかへ行ってしまうが、その間は、
なるべく窓をあけず、そっと見守るだけだった。
そんなある年、5月の終わりころ、申し訳なさそうに現れた親猫の足元には、たった1匹のコネコ・・。
しかも、かなりなブサイク・・・。
だ~りんが、帰って来て、ブサイク
な上、どんくさい
、仔猫をつかまえて、顔をキレイに拭いてあげると・・
仔猫の眼は、白濁していて、何も見えていないようだった。
そう・・これがコペルとの出会いだった。