新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

世親立像-1  興福寺北円堂・奈良 鎌倉時代

2012-07-28 08:51:40 | 旧仏像ワンダフル
兄の無著に比べるとがっしりしていて
年齢も若い時分のもののようです。

眉間にしわを寄せて悲痛な趣を漂わせているのは
どうしたことでしょう?

一説には初め、兄とは異種の仏教を修めて
これを極めたつもりが、兄から大乗仏教を勧められ
それまでの自分の修練を否定し、自分の耳を
切り落として新しい教義を追及していったとか。

真摯な姿が狂気と隣り合わせな、
ちょっぴり哀愁をを呼ぶ方ですね。


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3 コメント

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へぇ・・・ (kyon)
2012-07-28 20:20:35
耳を?!
何か・・・壮絶な生き方・・求道者?!
ふぅ~ん・・・
偉いお坊さんとかって、さぞや人相も素晴らしいのかな・・って思い込んでるけど・・・
修行者の道を歩み続けると苦いお顔になって行くのかな?皺も深い感じだし・・・
自分のようにな~んも考えなくておバカなのはそういう人相も貰えない・・・(苦笑)
これは幸か不幸か?(^^ゞ
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そこまでやるか・・な人々 (仏像ワンダフル)
2012-07-31 12:32:29
西洋でも耳をそいだ有名な画家がおりましたね。昔野球で阪神の投手だった村山さんも変化球の変化を大きくする為に手の指の間をカッターで切れ込みいれたと聞いたことあります。
努力の方向が人それぞれと言えばそうなんですが(笑)あんまり眉間のしわが深まるとゴルゴ13になりそうなので、だいたいは穏やかでいたいですね。
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Unknown (kyon)
2012-07-31 20:26:13
ワンダさんに座布団3枚!(爆)
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