ウィリアム・モリス (1834 - 1896)は、
建築、絵画、彫刻、室内装飾、家具、ステンドグラス、金工、詩、文学、印刷、出版、織物など、
芸術のほとんどの分野に影響を与えた「アート&クラフト運動」の創始者です。
モリスの時代の19世紀イギリスは、
産業革命の成果による大量生産された商品があふれるようになり、
かつての尊厳たる職人は「矮小した労働者」に落ちぶれてしまいました。
そこでモリスは、
モノ作りに深く関与でき、誇りをもって世に送り出した「ルネサンス」の時代に着眼します。
また、ギリシャ時代には、モノ作りにおける「芸術」と「技術」は未分化で、
総じて「テクネー」といわれていました。
テクネーは、人々の文化活動の一部ではなく、
人々の真理に関わる魂の救済活動でした。
ギリシャの時代において真のモノ作りは、モノを救うことにより自己をも救うというといいます。
モリスは、
モノ作りに欠落し分裂したテクネーを再統合して、
正しくモノがつくられ、
そのモノに、心から愛着が込められていた時代・・・
ルネサンスに回帰しようと試みます。
「芸術」と「産業」を一致させようとする、モリスのデザイン思想は、
「アール・ヌーボ」を始めとする、モダンアートの芸術諸派に伝播していきます。
カスタムバイク作り、という職業に、モリスのモノ作りの理想をてらしあわせたなら・・・
その「真のモノ作り」の理想型が、
ここ「ロナー・セイジ(孤高の賢人)」にはあります。
日本の、ハーレー・ダビットソンのカスタム界の創世期から携わる、
名門「モーターサイクルス・デン」を経て、「ロナー・セイジ」を設立した中村氏。
(画像は奥様)
私にとって中村師匠は、カスタムバイク作りという職業の、
技術と論理と真理と形而上学の伝承者でありつづけています。
そんな師匠とこの日は、
毎年、茨城県笠間市で開催される「 陶炎祭(ひまつり)」に行きました。
200軒以上の陶芸家・窯元・地元販売店などが 出店する陶器の祭典です。
(ピンボケ・・・まともに撮れたのがほとんどありません・・・)
中村師匠一押しの、
「柳鳳窯」の陶芸家「柳橋進・修二」(兄弟)です。
(画像は弟・修二さん作)
陶器て、現代では「プリミティブ・アート」の最高峰ですね。
MAR
建築、絵画、彫刻、室内装飾、家具、ステンドグラス、金工、詩、文学、印刷、出版、織物など、
芸術のほとんどの分野に影響を与えた「アート&クラフト運動」の創始者です。
モリスの時代の19世紀イギリスは、
産業革命の成果による大量生産された商品があふれるようになり、
かつての尊厳たる職人は「矮小した労働者」に落ちぶれてしまいました。
そこでモリスは、
モノ作りに深く関与でき、誇りをもって世に送り出した「ルネサンス」の時代に着眼します。
また、ギリシャ時代には、モノ作りにおける「芸術」と「技術」は未分化で、
総じて「テクネー」といわれていました。
テクネーは、人々の文化活動の一部ではなく、
人々の真理に関わる魂の救済活動でした。
ギリシャの時代において真のモノ作りは、モノを救うことにより自己をも救うというといいます。
モリスは、
モノ作りに欠落し分裂したテクネーを再統合して、
正しくモノがつくられ、
そのモノに、心から愛着が込められていた時代・・・
ルネサンスに回帰しようと試みます。
「芸術」と「産業」を一致させようとする、モリスのデザイン思想は、
「アール・ヌーボ」を始めとする、モダンアートの芸術諸派に伝播していきます。
カスタムバイク作り、という職業に、モリスのモノ作りの理想をてらしあわせたなら・・・
その「真のモノ作り」の理想型が、
ここ「ロナー・セイジ(孤高の賢人)」にはあります。
日本の、ハーレー・ダビットソンのカスタム界の創世期から携わる、
名門「モーターサイクルス・デン」を経て、「ロナー・セイジ」を設立した中村氏。
(画像は奥様)
私にとって中村師匠は、カスタムバイク作りという職業の、
技術と論理と真理と形而上学の伝承者でありつづけています。
そんな師匠とこの日は、
毎年、茨城県笠間市で開催される「 陶炎祭(ひまつり)」に行きました。
200軒以上の陶芸家・窯元・地元販売店などが 出店する陶器の祭典です。
(ピンボケ・・・まともに撮れたのがほとんどありません・・・)
中村師匠一押しの、
「柳鳳窯」の陶芸家「柳橋進・修二」(兄弟)です。
(画像は弟・修二さん作)
陶器て、現代では「プリミティブ・アート」の最高峰ですね。
MAR