ボルトオンの恐ろしい事実

なんと今起きました・・・（汗）ＨＰを製作するつもりであったが起きたら窓の外は真っ暗（爆）折角の休みが起きた時点で終了してしまいやや残念・・・。
が、平日5日分の睡眠時間を今日1日で取れたので徳をしたような・・・複雑な心境ですな（笑）

さてさて、夕べネジの話をしたのでボルトオンのギターのネジ穴の話を致しましょうかね。
ボルトオンとはネックをボディーにしっかりと"ネジ"にて固定するネックジョイントの方法と言う事は皆さんご存知の事でしょう。

ところが！驚くべき事に一応ネックは付いているがキチンと"固定されていない"物が非常に多いのです。
ネックポケットでのボディーとネックの取り付け具合は"良い音か否か"に直接影響が出てくる非常に重要な条件となります。

弦の振動をしっかりとボディーネックに伝えるにはここをしっかりと取り付けしなければなりません。
と言うのも振動は"空間を伝わらない"からです。

"キチンと固定されていない物"は何がいけないのか？
ずばり"ネジ穴"です。

ボディーのネジ穴が小さいのです。
ネジ穴が小さいと言う事はネックセットのネジを打つ際に"ボディーのネジ穴にもネジの山"が出来てしまいます。

この状態でいくらネジを締め付けてもネックがしっかりボディーに固定されるのではなく"ネジがしっかりボディーに打ち込まれる"事になってしまうのです。
ネックをしっかりとボディーに固定するには"ネジ"と"ネック"が固定され、その間にボディーが挟まっている状態でなくてはいけません。

つまりネジが"ボルト"、ネックが"ボルトナット"、ボディーは"ワッシャー"とならなければいけないのです。
しかし、数万円中堅クラスのギターやベースの多くは"ボルトとボルトナット×2"と言う状態となっており、いくら締め付けても1枚目のボルトナットにボルトが固定されているだけで2枚目のボルトナットは固定されないと言った状態になっております。

もしくは2枚目のボルトナットを固定した状態でボルトを締めても1枚目のボルトナットに当たってしっかりとボルトの頭に固定はされませんよね？
大切なのは1枚目（ボディー）はボルトナットではなくワッシャーでなければいけないと言うことです。

ネックセットネジを外してボディーの穴はネジが"スポスポ通る"状態でなければネックとボディーはしっかりと固定されません。
皆さんのギターやベースはネックセットネジを緩めネックが外れた状態だとネジがボディーから抜けますか？

回さないと抜けない場合は修理をした方が良い音になりますよ♪