某ギターメーカー社長室

ギターメーカー社長の色々な出来事

配線材の違いパート2

2005-12-26 23:22:33 | 楽器
いやいや(汗)年末~っ!って感じでバタバタ何てものではありませんな(汗)
今月も休み無しであっという間に年末(涙)

そんな状況なもので更新出来ず申し訳ないです・・・・年内に上げなければいけないギター&ベースや修理がテンコ盛り!年明けには落ち着く予定なのでご勘弁を。

さてさて、今日は"配線材パート2"です。
前回は主にメリットについてお話しましたが今回は"デメリット"もあると言うお話です。

配線材にも色々ございまして通電率を上げる高性能な配線材と一種雰囲気物のヴィンテージスタイルの配線材がございます。
ここを間違えてしまいますと非常に本末転倒な結果となってしまいますので注意が必要でしょう。

代表的な例としてクロスワイヤーが挙げられます。
これは配線材としてはナカナカ高価なお値段ですから、前回の話と一緒くたになって"性能を引き上げる配線材"のようなイメージがありますがそれは間違いです。

あくまでも"良い部分・悪い部分を含めてのヴィンテージ風"と言う認識で使用する分には賛成ではありますが"基本性能アップ"の感覚でお使いになるとガッカリする結果となります。

ギブソン系の物等、配線の取り回しの距離が長いタイプのギターやベースに使用してしまいますと"とてつもなくノイズ"を拾う結果となってしまいます。
最近の物の多く"シールド線"と言う芯線の周りにアース線が巻いてある"非常にローノイズ"の物を使用してある事が多いのですが、グレードアップする事を目的にクロスワイヤーに交換する方が少なくありません。

こんな事してしまったらノイズの嵐になっちゃいますからね(汗)

配線材もキチンと特性を把握し"どう言うカスタムをしたいか"をハッキリとさせ、それにあった配線材を選ぶことが大切です。
配線材の交換をが基本性能アップを目的として行う場合、物によっては基本性能ダウンの危険性がある物もありますからね♪

ロッドが折れた場合

2005-12-20 15:48:43 | 楽器
ロッド折れ!これはかなり重症ですね、相当大掛かりな修理となります!
ロッド折れと言いましてもトラスロッドの棒の部分がねじ切れると言う事は殆どありません。

ロッドが折れる可能性が高いのは"貼り指板"のネックとなります。
ロッドが折れる、でも棒の部分ではない!では?どこが折れるのか?ロッド折れの殆どはネックの中でトラスロッドが回らないように固定する先っぽの部分と棒の繋ぎ目の溶接部分が取れてしまう事が多いのです。

そして、何故"貼り指板"に多いのか?それは貼り指板用のトラスロッドの形状のためです。
まず、1P用のトラスロッドは写真でも解る様に頭が丸でスリットが入っております。
これは1Pの場合トラスロッドをグリップから入れる為に丸い頭になっているのです。

ネックの中にトラスロッドを入れると丸い頭のスリット部分がネック材に食い込んでネック内でトラスロッドが回転する事を抑えます。
あの小さな頭で留まっているだけなので必要以上の負荷が掛かると留まっている部分の木がなめてカラ回りしてしまいます。

要するに留まっている部分の強度の方が溶接部分の強度より劣っている為に、ロッドが折れるよりも先に固定部分が駄目になってしまうのです。
ですから、1Pネックでのロッド折れは非常に稀になります。

少なくとも私は見た事がございません。
結果的にはトラスロッドが利かず空回りする訳ですから同じ事ではあるのですがね。
厄介な事にこの場合修理不能になってしまいます。
というのもロッドの頭を固定する部分の木が崩れてしまっているのでロッドを入れ直してもまたクルクル回ってしまうのです。

ネック裏から差し込むようになっておりますので、内部の崩れた部分は直す事ができませんしね。
1Pネックをお使いの方はご注意を!

で、貼り指板です。
写真の左側がそれです。

ご覧のようにロッドの頭が丸ではなく"T"になっております。
当然回転方向の強度は1P用よりも遥かに優れております。

ロッド折れはこの"T字"部分で起こるのです。
ここの溶接部分が接がれてしまうのですね、中には溶接が甘く何かの拍子に簡単に外れてしまう物もありますので注意が必要です(と言っても皆さんは注意のしようがないですよね・・・・汗)

貼り指板の場合ロッドを埋める際に"T字型"にロッド溝を掘り、ネックに埋め込みます。
この形状の為に1Pネックのように固定部分の木が崩れてしまう事はありませんし、仮に崩れても指板を剥せば崩れた部分の木を修復する事が可能となります。

ただし、ロッドを入れ替える場合は指板を剥さねばなりませんから、必然的にリフレットが必要となりますので非常に高額な修理となってしまうのです。
また、ロッドが折れてしまう位ロッドを締めると言う事はネックが酷い順反り状態と言う事ですのでロッドを抜いた後に反っている木をアイロンにて強制的に真っ直ぐに近い状態まで直す事から始めます。

その後、再びロッドを埋め込み暫く寝かせて木を落ち着かせ、指板を貼り付けてからフレットを打ち込みセットアップと言う流れとなります。
正直、非常に手間の掛かる作業でして、特に強い思い入れがある場合や、オールド等で今後入手の見込みも無く、尚且つ高額な楽器以外でしたらネック作り直しをお奨め致します。

元々、反り易い木であるのですから長い目で見るとまた同じように反ってしまう確立が非常に高いのと、作り直した方が遥かに財布に優しいですからね(笑)

トラスロッド溝陥没の結末

2005-12-16 12:18:54 | 楽器
陥没した後どうしたかが気になっていらっしゃる方多いようなので続きです(笑)
お客様には正直に話をしました、それ以外ないですからね(汗)

グリップのリシェイプの結果、肉薄になっていた事、リフレットをする際の"フレット打ちつけ"の必要性、最後に平謝りと陥没部分の修理です。

そのギターは"貼り指板"の物でした、修理内容の前に予備知識を♪

トラスロッドの種類はザックリ分けて2種類、貼り指板用と1P用となります。
これは挿入方法の違いにより"頭"の形が違います。

挿入方法は1Pはネックグリップ側から溝を掘り、そこにロッドを挿入いたしますので頭が丸です。
一般的に"スカンクストライプ"と呼ばれるグリップ部分にウォルナットが埋めてあり線が入っております、これが溝の蓋になっている訳です。

貼り指板は指板を貼り付ける前に指板側からネックに溝を掘り、ロッドを挿入後メイプルで溝に蓋をし、その上から指板を貼り付けます。
ですから貼り指板のネックには一部例外を除き、基本的に"スカンクストライプ"は御座いません。

一部例外はフェンダー等のアメリカンスタンダードシリーズで行われている、ロッドの調整穴がヘッド側にあり、なおかつ"ブラウンエッグ(ヘッドの部分にあるウォルナットの丸)"部分にロッド調整穴が有る物と70sで見られるビューレットナットの物です。

ロッド調整穴が上でも上記以外は指板面からロッドを入れます。

てな訳で・・・・、預かった物は貼り指板、トラスロッド調整は下側だったのでスカンクストライプは無し!
トラスロッドの溝の形に陥没!

これは自然な感じに治すには"スカンクストライプ風"しかない!と言う事になり、お客様の同意を得てスカンクストライプ風にウォルナットを埋め、パッと見自然な感じに仕上げました(笑)

ロッドの入れ方をご存じなければ、修理したの判らないかも知れませんよ♪

ネックリシェイプ

2005-12-14 23:41:09 | 楽器
手持ちの楽器を自分に合わせて弾き易くする方法として"ネックのリシェイプ"がありますよね。
ナットの幅は通常42㍉が多いのですが、オールド等で"ナローネック"と呼ばれる細いネックの物は40㍉をきる物もあります。

また、グリップの丸みを帯びている部分の木を削って"肉(木です)の付き方"を変更したり"厚み"を薄くしたり、全体的に細くしたりと色々な変更が可能であります。
が、ここで注意しなければいけないのが"厚み"を薄くする場合に注意が必要なのです。

皆さんご存知のようにネックの中には"トラスロッド"なるネックの反りを直す為の"棒"が入っております。
棒が入っていると言う事はネック内に棒の入る空間が設けられている訳です。
この棒の入るスペースはネックの中心に真っ直ぐ掘られているのではなく、湾曲して掘られております。

トラスロッドの構造上(詳しくは後日)この湾曲が非常に大切なのですが、リシェイプの際、この"湾曲"が曲者となります。

ネックを仰向けに寝かせた状態ですと床方向(グリップ方向)に湾曲しておりグリップの"肉の部分"と"ロッドを入れる溝"との距離がネックの中間部分で最も狭くなっております。

しかもこの湾曲具合や頂点の位置でロッドの利くポイントや利き具合が変わって参りますので各社色々と工夫をしており、色々なパターンがあるんですね。
我々のように製作している者でも自社製品に関しては判るのですが、さすがに他社製品となると判りません。

ましてやネック内部の事なので見た目では判断できませんから(汗)
では、どうやって肉の厚みを調べるか?

小さな穴を開けます。
そこから大体の厚みを想定してリシェイプしていくのです。
ですが、あくまでも予想なので内部で溝が一番深い部分もあくまでも予想でしかありません!

ですから余裕を持って肉を残すようにリシェイプ致します。
ところが!!!!この"予想"と言うのが問題なのです。

予想して余裕を持って削りますから、ロッドが露出!!という事は過去にありません、が、実は肉が凄く薄くなってしまっているケースが無いとも言えません。

過去に修理でお預かりし、リフレットを行いました。
それは弊社以外の工房でリシェイプを行った物でありました。
当然お預かりした時には普通でした、一見何の変哲も無いネックです。

で、普通にフレットを抜き、その後フレットを打ち込んだのですが、その時に驚くべき事が(汗)
映画"十戒"をご存知でしょう、あたかも映画の海が割れるがごとくネックの真ん中が陥没・・・・(汗)????

トラスロッドの溝の幅でネックが陥没してしまったのです・・・・リシェイプによって溝とグリップの肉厚が極端に薄くなっており、フレットを打ちつけた際にその部分が陥没してしまったのですね。

非常に肉薄状態だったのでしょう、陥没した感触は全く無く、フレットを全部打ち終わってネックを持ち上げた時に陥没が発覚、バグってしまいました・・・。

ハッキリ言って過去に前例が無くなんでこんな事になったのか?とお客様にどう説明するか?で固まりました(笑)
極端なグリップ変更は危険ですよ(汗)

オールドを・・・大胆だ

2005-12-13 14:37:46 | 楽器
リペアで結構あるのですが、海外等で買い付けをしたオールドギターやベースで物凄いダイナミックな改造をしている物があったりするんですよ(笑)
まぁ、その分買い付けを安くし手を掛けて販売しても元が取れる位叩くのでしょうがね。

そんな訳で、とても日本人では考えられないような改造!で一例を♪
依然有った物では"リフィニッシュ"かな~、どう見ても"缶スプレー"のメタリックブルーで"レイクプラッシドブルー風"に自分で塗装してしまった65年製のストラトキャスター(汗)

や"ポットを追加"しようとしたのでしょう、キャビティーを明らかに"フリーハンド"と思われる位"イビツ"に加工してある60sのST、などなど・・・・。
日本人って几帳面だなー・・・・と思わせるような物のオンパレード♪

皆さんに見せてあげたい(笑)

カッコ良いFV

2005-12-10 23:16:04 | 楽器
こんなFV作ってしまいました!
そのうち雑誌他でお目にかかる事もあると思いますので、一足先にブログを見て下さっている皆様に公開!

ホンジュラスマホガニーバックのキルトウィング&フレイムセンターTOP。
ホンジュラスマホガにーネックにエボニー指板。
弊社オリジナルNEWサーキット、つい今しがた改良が終了して無事に完成!

この龍のブラシがカッコよい感じですな♪
私あまり"FVが欲しい!"と思った事無かったのですが、これは欲しい!ハッキリ言って凄く欲しい!!!

某有名アーティスト分です。

ギターとベースのバランス

2005-12-10 11:49:50 | 楽器
いやいや、さすがに師走と言う事でバタバタと忙しく、思うように更新が出来ませんな(汗)
毎日更新!と思ってはいるものの、どう頑張っても1日は24時間しかない!

さて、前回にエンドピンについてちょっと触れたので、今日はエンドピンの位置による"重心の変化"についてにしましょう!

オーダーメイド時に皆さんが気にする"ヘッド落ち"、スタンダードな物でも変形だと中にはヘッドが落ちる物もありますからね、左手で支えながら演奏するのって意外と大変。

そこで、皆様が良く口になさる解消法として"重い材料でボディー製作"があります。
確かに、ヘッドが落ちると言う事はボディーの方を重くする事によりバランスが変わり、解消されそうなものですが実は間違いです。
一部極端な場合を除いてではありますが、殆どが無駄です。

一番大切なのは重量ではなくエンドピンの位置となります。
楽器製作において常識的な範囲内での重いボディー材を使用した場合、エンドピンの位置が悪いと殆ど解消されるケースはございません。

ギターやベースと言うのはある程度形が決まっております。
そこで同じ材料で重い物と軽い物を使い分けたとしても、楽器の形になってしまいますと物凄く個体差の大きいパターンでも1kg変わる事は殆ど無いのです。

以前"重量の盲点"でも書きましたが、同じ重さでも小さいと重く感じる!という事で、ギターやベースのボディーサイズですと数百グラムの違いでもかなりの重量差に感じるのですが、実際に計ってみると思いのほか"差"は小さいのです。

その"ちょっとした差"がボディーエンド部分に集中するのであれば"重い材料を選択する"という事は非常に効果的ですが、ボディー全体で満遍なく重くなるのですからエンドピンの位置が変わらなければ、バランスの変化は極僅かになってしまうんですね。

上記内容はあくまでも同じ材料で同じボディー形状でという前提ですけどね。
目安は上側のエンドピンを手で持ちギターないしはベースを持ち上げます。
その時ギターやベースのネック部分が体に対してどの位の傾きか?

傾きが水平に近ければちかいほど上下のエンドピンの間隔を狭く、垂直になればなるほど広くしなければなりません。
エンドピンの位置決めって意外と難しいんですよ(笑)出来上がってからじゃないと判らないですしね・・・・、もっとも極端な変形で無い限りは大体決まっているのですけどね。

ギターとベースのネジ穴

2005-12-05 23:57:27 | 楽器
おおっ!なんか配線材って皆さん結構気にしているし拘りもあるようですな♪
私はえるみたぁじゅさん派でしょうかね、私"醤油"が好きなんですよ、基本的に味付けは醤油味があればOK!醤油の味自体が大好きなんですね、でも掛け過ぎは美味しくないですからね~、良い具合ってのがある訳です。

楽器の音も同じような物でしょう♪

さてさて、今日は何書こうかな~なんて考えた結果!"ねじ山が潰れてしまった場合どうするか!"にします♪
最近の楽器で良くあるのが"エンドピンが緩んでくる"とか"ピックガードや裏蓋のネジがくるくる回ってしまう!"と言った事です。

これは以前書いたと思いますが"ネジの締め方の手順"を守っていればかなり防止可能ではありますが、最近の比較的安価なギターやベースはボディーが柔らかい材料で作られているケースが多い為に非常に陥り易いトラブルです。

柔らかい材料の代表!例えば、バスウッドや集積材などですね。
特に集積材は"紙?"と思わず疑いたくなる位サクサク削れてしまいます!

ですから例え一回でも手順を守らずにネジを締めてしまいますと、一撃でボディー側のネジ山が潰れ、ネジをいくら回してもキッチリと締められないようになってしまいますので注意が必要です。

では、そうなってしまった場合どうするか?
見た目で明らかにネジ穴がネジの径より太いであろうと思われる場合は埋めなおして再び穴を開けなおさねばなりません。

これは重症なケースですが、ある程度技術が必要なのでリペアに出した方が無難でしょう、ただリクエストがありましたら後日説明いたします。
今日のところは"ネジは締っていくがいつまでも回っている"とか"一応留まっているが緩んでくる"とか"軽症時"の直し方です。

良く見かけるのが"爪楊枝を差し込んで・・・"ですがこれはNGです。
残念ながら全く役に立ちません。

一番有効な方法!それはアロンアルファをはじめとする瞬間接着剤の活用です。
瞬間接着剤でネジを留めてしまうのではありませんからね、くれぐれも勘違いしないよう、最後まで読んで下さい。

どのように使うか?
穴を"少し狭くする"のです。

緩んでいるネジ穴部分にアロンを着けます。
この時、緩んでいるネジ穴の内壁にアロンを浸み込ますようにちょっとだけ着けます、"穴を埋める"のではないので間違えないで下さいね♪

で、ちょっと浸み込ませて乾燥させ、乾燥したらまたまた浸み込ませます。
くどいようですが"内壁に浸み込ませる"感じですからね!
これを数回繰り返す事によりネジ穴がアロン分小さくなります。
そしてネジを締めればしっかりと固定されます!

焦って乾かす時間が短いと失敗しますので気を付けて下さい、またポリ塗装やウレタン塗装でしたらアセトンで拭いてしまえば失敗しても簡単に直せますが、ラッカー塗装の場合、アセトンで拭けませんのでペーパーで磨いた後、最終的にバフで仕上げる必要が出てまいりますので、ラッカー塗装の場合は着け過ぎて周りにはみ出さない様に特に注意が必要です!

エンドピンのように重量が掛かる部分でも耐久性は抜群ですから安心して下さい!

配線材の違い

2005-12-03 21:44:33 | 楽器
これも良く頂くご質問ですな、配線材で良い物を使用するとどうなりますか?です。
これは非常に難しい問題なんですよね、良い配線材は何が違うのか?要は導電率が違ってくると言う事ですよね。
電気的な部分でどれだけロスを無くすか?と言う事では確かにメリットが御座いますね。

ただし!ロスが無い方が音が良いのか?と言う事になると話が変わってくると思うんですよ。
もちろんロスの出る周波数?何ですかね・・・・なんと言うのでしょう?が配線材によって異なるようですからローが良く出るとかハイが良く出るとか色々と有るようですが、基本的に何の音が基準になっているのかが大事なのではないでしょうか?

いくらハイが出てもロス無く出過ぎてしまうとうるさかったりとかね。
ちなみにハイが良く出るのと"抜けが良い"と言うのは=では有りませんのでお間違えのなきよう。

ハイが良く出るは音色で抜けが良いは音質の方なので、抜けを良くするには本体をセットアップしないと駄目ですよ♪

肉だけではなく骨までも?

2005-12-02 23:41:38 | 楽器
狂牛病にてアメリカ産牛肉が輸入禁止となって久しいですが、もしかして牛骨も以前はアメリカ産だったのでしょうか?
と、言うのも最近の牛骨ナット用材が使えない物が多いのです(汗)

ここ数年、牛も骨粗鬆症ではないかと思う位"す(漢字がわからない・・・・汗)"の入った物が多く非常に使い辛かったのです。
しかし、800とか1000とかの仕上げをする前に"す"を埋めてしまい、その後に仕上げの磨きを掛ければ美しく仕上がっていたのですが、ここ最近の物は"す"どころか"割れ"が入っている物が妙に多いんですよ(汗)

しかも、整形する前は見えないのですが、ある程度形を作った時点で中から出てくるんですな、非常に厄介です。
さすがに"割れ"となると修正して使用する事は無理なので"破棄"となります。
悔しいから出汁でもとってやろうかと思う位ですよ。

一昨日なんて6個連続ですからね、全部駄目なんじゃあないかと思う位です。
実は狂牛病被害は牛丼屋さんだけではないんですね~。
どこ産の牛骨なんでしょうかね?案外今の牛骨は和牛だったりして(笑)