某ギターメーカー社長室

ギターメーカー社長の色々な出来事

ギターの打痕パートⅡ

2006-01-11 23:03:09 | 楽器
打痕は気になっている方多いですよね~。

まずラッカー!これは色目にもよるんですよね・・・・。
塗りつぶしであれば打痕部分をパテ埋め&整形、その後にある程度広い範囲で同色をぼかして吹き付けとなります。

サンバースト等でも2TSや3TSの外側の部分であれば同じ感じで直せますね。
塗りつぶしではないが淡色シースルーの場合、塗膜はある程度綺麗に直すことが出来ますが、埋めた部分は判ってしまいます、パテですと木材と色目が結構変わりますんで・・・・。

厄介なのは広範囲にぼかして吹けない部分、例えばサンバーストのバースト部分とかね、ここは綺麗に直すのはハッキリ言って不可能です(汗)
どうしても直したい場合はオールペイントになってしまいますね。

あとはトップ材に杢物を貼っている場合、これも埋めた部分が尋常ではない位目立ってしまいますからちょっと厳しい・・・・。

そうそう、トップコートが黄変している物、特にWHですね。
クリーム色を吹くのだと色の質感がぜんぜん違いますし、白を吹いてシースルーのイエローを吹く方法ですと色むらが出来てしまう為にかなり大変です。

音に関しては打痕程度では変わりませんが、密着の悪い塗装ですとそこから剥がれてくる事もありますのでお気をつけを!


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1 コメント

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Unknown (kagetugu)
2006-01-12 22:06:26
カーコンビ二に10円キズを消してもらったんですけど・・・感激モノでした(^^

きっと、ギターも同じように塗装するんだろうな~いかにごまかすか?かなぁ??

どこの業界も塗装の技術は最高ですよね!
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