あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

清流と渓谷が織り成す光景

2008-08-03 22:48:40 | 山は地球の見晴らし台

 

「風屋(かぜや)ってここだったのね!」名前も素敵ですが、なぜか初めてと思えない既視感があります。以前ほど使われなくなったとはいえ、天気予報の奈良県北部の「奈良」と、県南部を代表する「風屋」は、私たちには馴染み深い地名なのです。

 

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風屋ダムの貯水湖は、十津川に沿って広く、長く伸びています。ダムの上流には深い緑色の水がたっぷりと、でも反対側を覗き込むと、切り立ったはるか下に透き通った水がほんの少し(に見える)流れているだけです。「ひえーっ、高い!」そして上空では、トンビがくるりと輪を描いたあ、ほ~~いのほいっ♪♪(相当古っ) 

 

写真:駐車場から下まで降りる道がつづいています。 

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「笹の滝に行くのは、今回はパス」と地図を見ながら決めていました。なぜなら往復1時間以上かかるうえに、その他にもたくさん「滝」はあるみたいです。と思いつつ、「ここを左折」の道路標識を見たとたんになぜか左折。まあとっさの気まぐれですが、これが勝手気ままな一人旅の良いところ。意外とインスピレーションって大事なことなのです。この場合も大正解でした。

 

写真:笹の滝の手前には苔むした木々が立ち並んでいます。

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細く延々と続く感じの山道には「笹の滝 あと○km」と1km毎に道案内があり、心強いです。滝川渓谷を流れる滝川の中には大きな石がごろごろし、苔むした木々が立ち並んでいます。ちょっぴり屋久島の「もののけの森」をほうふつさせるシーンです。

 

 

川の中の石をつたって歩いていくと、突然目の前に清流と渓谷が織り成す光景が飛び込んできました。同時になんともいえないさわやかな気分で満たされました。

滝にはマイナスイオンが多いと聞きますが(効果を疑問視する意見もあります)、ほんとうに良い気分なのです。

 

 

写真:目の前に広がる光景に息を呑み、立ちすくんでしまいました。

 

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笹の滝は落差32mの白く流れ落ちる滝と、滝つぼからさらに川の中を緩やかに、岩肌を洗うように流れる水のコラボレーションです。どちらの流れもお互いを引き立てあっているようです。ここに来て、見て、聞いて、感じて本当に良かったですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:これが本筋の滝。白い岩や石、白くしぶきをあげる清流、周囲の深い緑。

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