写真はすべて2011/9/27~10/1 北秋田を巡る旅。
写真:モリアオガエルの繁殖沼
<o:p></o:p>
3日目、いよいよ世界自然遺産「白神山地」のふところに入っていきます。白神山地は県境地域の標高1000m級の山岳地帯で、なんといってもブナ・ミズナラなどの原生林と、そこに生きる動植物の息吹に期待わくわくです。秋田県側からは直接登録地域に入ることはできませんが、周辺(緩衝地帯)には主に3コースがあります。
<o:p>
写真:高さ12mの峨瑯滝(がろうたき)
<o:p></o:p>
</o:p>R101の秋田白神駅の南側から入る①二ツ森コース、さらに南側の沢目駅付近からは②水沢山ブナの森コース、そしてR7奥羽本線<st1:StationName StationName="二ツ井" w:st="on">二ツ井駅</st1:StationName>付近から入る③岳岱(たけたい)自然観察教育林コースです。どれにするか迷いましたが、代表的であり、最も山深そうな感じの③にしました。
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
まずコースの起点にある白神山地世界遺産センター(藤里館)に立ち寄って、地図と情報を入手します。「道路は全線舗装されているから大丈夫」とのこと。
そこからすぐ、2~3分のところに小さな神社と「峨瑯滝(がろうたき)」があります。道路脇とは思えないほど木々はうっそうとして、滝の流れは神秘的です。上流には峨瑯峡が広がっているようです。
写真左:これはなにタケかな?<o:p></o:p>
写真右:「これはつきよたけ」と管理の人。
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>藤琴川を遡っていくと「太良峡(だいらきょう)」の標識があり、かつてここには太良鉱山があり、千人を越える人々が暮らしていたそうです。川に沿って約1.5kmの遊歩道が延びていますが、まずは目的の岳岱を目指します。
次第に細くなり、急カーブが続く道にふと、「どこまで続くのだろう?この道で良かったか?」と不安がよぎります。さすがに山深いです。(自分で選んだわけですが・・・)
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>ついに駐車場があり、管理する人たちが見えてきました。「クマは出てこないですか?」と聞くと「これだけ車や人の騒音があれば、まず大丈夫」、と。でも止まっている車は2~3台なんですけど・・・。
写真:樹齢400年のシンボルツリー
<o:p></o:p>
約12haのブナ原生林に散策路が整備され、ブナの成長過程や動植物の生態系を観察することができます。園内に入って自分の勝手な思い込みに気がつきましたが、ここは自然のままというより、かなり整備された林です。観察教育林、たしかにそうだなあ、自然のままでは危険な面もあるのでしょうね。園内にはもちろんクマも出てこないでしょう。どちらかというとここに来るまでのほうが、自然に満ち満ちていました。
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
それでも、シンボルツリーである樹齢400年のブナの存在感には圧倒されます。幹周りは約4.9m、樹高約26mのシンボルツリーは周囲のブナたちを見下ろして堂々としています。園内には木々に蓄えられた水が湧き出る源流や、稀少種のモリアオガエルが産卵する小さな沼もあります。
<o:p></o:p>
帰りに太良峡に下りて見ました。水の流れでできた奇岩や、丸く深くくりぬかれた巨岩などをやや遠くに見ることができます。遊歩道は細くて暗い感じなので、1人散策をあきらめました。
続く・・・<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
写真:太良峡の奇岩。遠くてしかも影のためわかりにくいです。<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます