あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

カナヘビは神さまのお使い?

2008-09-10 11:21:27 | 山は地球の見晴らし台

    

          

             

 

大峯奥駈道にある75の靡(なびき、行場のことです)のうち、10番目が玉置山および玉置神社です。さすがに<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:十津川村;" Address="十津川村">十津川村</st1:MSNCTYST>の人々から篤く信仰され、大切に守られている山と神社です。

 

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総けやき・入母屋造りの本殿は荘厳で風格があり、どことなく幻想的なイメージや素朴さも感じられます。(写真上)

神仏習合の時代には境内に715ヶ寺と多数の建物があり、熊野三山の奥の院とも呼ばれました。

 

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<o:p>写真:本殿の裏手にある「神代杉」からは歴史と威厳が漂っています。</o:p>

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以前宿泊した民宿Eのおかみさんからは「ぜひおまいりして『世界平和』を願ってください。とっても良い気持ちになりますよ。特に一番重要なのは奥にある『玉石社』だから忘れないで」と薦められました。玉置山周囲一帯には9つもの散策コースが整備され、森林浴やハイキングにも最適です。<o:p></o:p>

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頂上付近にある駐車場に車を止めて歩き出すと、あたりは杉の林に囲まれとてもすがすがしい空気です。なかでも樹齢3000年といわれる「神代杉」、途中からふたつに分かれた「夫婦杉」、スラリと長身で幹周りも最大のイケメン?「大杉」などなど、杉の巨樹群には圧倒されます。標高1000mでの、こうした杉の巨樹は珍しいのだそう。

 

写真:神代杉の根元。

Great & Grand!」<o:p></o:p>

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本殿を右横に進み「玉石社」への急な階段を登っていきます。最も聖なる場所はたいてい高く険しいところにあります。身体を動かし、足を棒にして、汗をかきながらたどり着いてこそ、ありがたい気持ちも倍増するのでしょう。<o:p></o:p>

「玉石社」は木の柵に囲まれてひっそりとしていました。三本の杉の真ん中には白い玉砂利が敷き詰められて、真ん中に丸い石が見えています。これが玉置神社の名前の由来ともなった玉石です。

 

 

写真:夫婦杉の形といい大きさといい、自然の造形の妙です。

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「神武天皇は東征のときに、この石の上に『十種の神宝(とくさのしんぽう)』を置いて勝利を願ったのかぁ」と古事記の世界に思いを馳せます。「土に埋まっている部分があまりにも大きすぎて掘り出すことができなかったらしいけど、でもそんなに大きいとは思えないぞ」などの疑問も感じながら・・・。

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さらに奥には一見普通の石や割れた岩石が三つあり、樹とくっついている石もあります。これも古事記に由来する「霊石」で、それぞれが神さまの石なのです。あっ!なにかがするするっと出てきました。茶色の30cmくらい、少し大きめのカナヘビのようです。ギクッ、どきどき・・・。霊石だけに神さまのお使いにも思えてきました(!)<o:p></o:p>

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玉置神社の境内には神秘的な時間と空気が流れています。あいよっこの全身には大量の汗と冷や汗が流れました。

 

 

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写真:三本の杉に守られて鎮座する玉石。

コメント
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