この季節になると何時も思い出すんだ、とぽつりと蔵馬が言った。
親しい者だけの宴会で。
ほんの少しだけ飲んだ酒で頬を紅く染めながら
口調が寂しげだったので黄泉はさり気なく蔵馬の肩を抱ける位置に
移動する。
皆次の蔵馬の言葉を待つ。
「卒業式で」
―卒業式。
確か学校とやらに通うのを止める日だったはず。
数年一緒に過ごした者達と別れる日でもあると黄泉は記憶している。
何か、悲しい思い出でもあるのか?
「泣かなくても誰も気にしないよなあって」
黄泉と軀は頭に?マークを飛ばして蔵馬を見る。
幽助はうんうんと頷いているし、飛影はつまらんと口を開いた。
「選曲が古い」
「いいじゃねえか、懐メロ。
オレはやっぱ尾崎だな!」
「飛影は?」
「良くは知らんがあれが良い。髪の長いオトコの」
飛影が一番若いのに選曲一番古い!等と盛り上がる酔っ払い三人の
若さに(一人黄泉と同年代だが)古参二人はついていけないやと
首を横に振り酒を組交わした。
〜超短い。まさにSS。
蔵馬が言ってるのは斉藤由貴の卒業の歌詞です。
別に泣かないくらいで冷たい人とか思わないし。
幽助は世代的に尾崎。飛影は金○先生(笑)。
つか起きて部屋片付けてネーム〜!
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