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幽白蔵馬受とかアイマスとか他ゲームとかたまに猫な妄想ブログです

突発SS  何で?

2016-05-22 08:08:24 | 妄想黄泉×蔵馬SS
「ねえ、なんで?」
特に見るでもなく付けっぱなしになっていた
テレビを眺めながら修羅は聞いた。
画面には最近ゴールインした人気俳優の馴れ初めを
面白可笑しく伝える司会者。

「蔵馬、パパと何で結婚したの?」
ー結婚なんてした覚えはないが、週末は大体癌陀羅で
過ごすし、長期休暇は修羅と黄泉も人間界の蔵馬の家に
泊まったりもする。『結婚』していると五歳児が思い込んでも
まあ、仕方ないだろう。
「蔵馬ってモテるでしょ?この前付き合ってって言われてるの
見たよボク。」
こちらとしては迷惑だがそう言うことは多い。
妖孤時代より輪をかけてだ。
魔界はともかく人間界でも。
第一スーツ着ている通勤途中にナンパするオトコドモは何のつもり
なんだろうか。女物のスーツを着ているわけではないのに。
「ねえ、どうして?」
「えーと。」
ほだされたって言うか。成り行きって言うか。
しょうがないって言うか。色々な言葉は浮かぶがしっくりこない。
「あ。」
「なに?」
「黄泉と居るときはナンパされないんだよ、オレ」
「そうなの?」
「うん、だから、かな。」
「・・・・ふーん。」
  納得してくれたかな。
「それってさあ。」
「うん?」
「パパが蔵馬守ってるってこと?」
「・・・・・・え?」



「黄泉様。第七地区の再開発事業の入札業者の・・
黄泉様?」
いつもの様に黄泉の傍らで甲斐甲斐しく仕える妖駄は
王の(もう王ではないけど)顔にふいに浮かんだ笑みに
驚いた。
「どうなさいましたか?」
「・・・いや、なんでもない。」
「そうですかな。では・・・」
なおも楽しそうな黄泉に妖駄はすべて知ってる訳知り顔で
仕事の続きを促した。
ー黄泉様があの様な表情で笑われる理由なんて修羅様と蔵馬に
関することだとしか思えないからだ。


 それにしても。
『パパが蔵馬を守ってる』とは。
きっと部屋に戻ったら蔵馬の機嫌はナナメだろうな、と
黄泉は苦笑した。
ある意味(ナンパ野郎共から)守ってるのは事実なのだが。



~初魔法使いプリキュア視聴記念作。
ちょっと何言ってんのか解らんよ?
あのですね、旦那さんと子供と歩いてる美人奥様(に見える)を
ナンパする野郎はいませんね?それが蔵馬さん的に凄い助かったわけです。
てかまあ、それだけで一緒にいるわけではないですよ。
大人なんで色々です、色々。


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