アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

コウゾ各種

2017年07月22日 | 作る
今、個展会場でも紹介していますが、うちにある楮(コウゾ)です。

左から、高知産甘皮付き、高知いの町から今年届いた白皮、
長野県麻績村の白皮、一番右が秋田で栽培されている黒皮つき。
他にも黒皮がまだらに残った古い高知産があります。

この一番右の秋田楮を育てていらっしゃる長谷川なおみさんが
昨日、ドゥ・セーヌ八事「夏風ユラリト」にお越しくださいました。

昨日は横浜から車で来られて、これから京都まで行くというお客様や、
展示してある大きな和紙を漉くのをお手伝いいただいた小原の方や、
暑い中自転車で来てくださった以前の職場の先輩など、
絶えずお客様がいらしてくださいました。

夕方到着された長谷川さんは、京都在住で、ご実家の秋田で楮を
育てていらっしゃいます。何かついでに来られたのかとお尋ねしたら、
私と、もう一人先日ユラリトにも来ていただいた小原在住の
作家さんの個展を観に秋田から京都に帰る途中いらしたとのこと。

数年前、いつも大変お世話になっていて、こちらのブログにも
コメントをくださっているともこさん経由で、その秋田楮を
分けていただいたことがあり、でもお名前もお顔も知らず、
突然お越しになると聞いてワクワクしてお待ちしていました。

私の作品を観ていただいている間に、私も長谷川さんの作られた
美しい王朝継ぎ紙の作品集を見せていただきました

国産の楮が手に入りにくくなった今、楮を栽培していらっしゃる
方々は本当にあ貴重な存在です。でも仕事としても、体力的にも
厳しいのは間違いなく。

麻績村の楮とともに、長谷川さんの秋田楮も長く使われる
ものとして作られていくといいいなと強く感じました。

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