アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

はじめての麻績村

2016年06月24日 | 作る
以前、このブログでも何回か書きましたが、長野県の麻績(おみ)村で
和紙の原料を栽培してらっしゃる方々と知り合いになり、昨日、はじめて
その畑の様子を見せてもらいに麻績村に行ってきました。

目が覚めた5時過ぎは名古屋はものすごい雨で、一瞬無理かなと思ましたが、
いつも和紙のことでお世話になっている方と一緒に、なんとか待ち合わせの
時間に間に合うように行くことができました。

地域おこし協力隊として、麻績村に移り住んだ若いお二人の女性が
麻績村の地元の方にかわいがられながら、がんばって農業をしている姿は
本当に応援したくなりますし、そこでできた材料で和紙を漉くのが
今から楽しみです

まずは役場の方に詳しくお話をお聞きした後、コウゾ畑へ。

シカよけの電線が張ってありました。

他にもハウスの苗や畑を見せていただき、かわいい夫婦案山子を見つけ
つい撮影


麻績村は「草木染め」の命名者山崎斌(あきら)の出身地。
その山崎斌が使う紙を漉いていたという塚原響衛さんの息子さんに
当時の紙を見せていただき、たくさんお話を伺いました。
とても勉強になりました。








山崎斌は昭和6年に草木染手織物(月明織)、手漉き和紙(月明紙)を
販売する「草木屋」という店をオープンしたとのこと。「月明」という名前は
島崎藤村が命名したとか。室生犀星が本の見返しに月明紙を使っていたとか。
塚原さんのお話や、役場でいただいた冊子で初めて知りました。

今回はあまりゆっくりする時間がなくて早めに帰ってきましたが、
まだまだ観るところ、行ってみたいところがたくさんあるし、
またぜひゆっくりと行ってみたいと思いました。

来月には麻績村でワークショップも行う予定です。楽しみだな

麻績村役場のみなさん、ありがとうございました。

※お知らせ
7月1日~3日の本づくり協会フェア名古屋。
ワークショップをご希望の方、まだまだ絶賛募集中です!
どうぞ、お越しくださいね。お申し込みはこちらから。美篶堂ホームページ
アトリエここるぴあの作品も展示させていただきますので、三越に
お越しになれなかった方、ぜひどうぞ!

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