アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

愛情のかたまり るーちゃん

2016年02月11日 | ことり
今日はおだやかな天気。風もなく暖かで紙漉き日和。

いつものように、るーちゃんと一緒。

両手で水の中でちり取りをするときは、るーちゃんはタートルネックの中。
私のあごの下にすっぽりと落着いてくれた。楮を叩くときはいつもの左手の中。
だからやむを得ず右手だけで叩く。いつもの光景。

そして、叩くのに一区切りついて、休憩!と思った時に、るーちゃんは
少しごそごそ動いたあと、静かに天国に飛びたって行きました。
いつものように、私の左手の中で。おだやかな光の中で。

私がるーちゃんるーちゃん!と呼んでいると、ぴあくんもぷるも集まってきて、
ぴあくんはるーちゃんに歌を歌い続けてた。

今もるーちゃんは私の手の中で眠っている。

私のことが大好きでいつもべったり。飛べないのに、私が行くとこ行くとこ
どこに行くにもテテテテテッとついてくる。愛情のかたまりだったるーちゃん。
いつも愛してくれたるーちゃん、ちゃんと子育てもしたるーちゃん
すごいよ、るーちゃん!本当にすごいことりだよ、るーちゃん。

ぴあくんとぷるは水浴び後の体を乾かしている。私はるーちゃん左手に
右手だけでキーボードを叩いてる。いつもと何も変わらない。
外は風もなく、少しだけ西に傾いた暖かな日が部屋に差し込んでいる。
なぜか、小さい方のドラセナ・コンシンネの葉がさっきから揺れている。
おだやかな午後の時間。

短い生涯だとわかっているから、わがままになってもいいから、
るーちゃんがいやな思いをしないよう、お姫様のように育ててきた。
でも最後まで深い愛情をそそいでくれて、最期の時も見送らせてくれて、
家族も残してくれて。私を幸せにしてくれたるーちゃん。

るーちゃん、るーちゃんいなくなったら、私はどうしたらいいの?
いつもるーちゃんのこと、最優先にしていた私は。るーちゃん。
コメント (3)
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